きのこ枯死後のセシウム溶出挙動に着目した森林内セシウム循環機構解明研究
きのこ枯死後のセシウム溶出挙動に着目した森林内セシウム循環機構解明研究
批准号:
21K12284
负责人:
香西 直文
金额:
$2.66万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
点击翻译按钮获取中文摘要
英文摘要
福島県で採取し、表面の土壌を洗浄除去したあと乾燥させた野生きのこ3種類(それぞれ子実体1個体)を数mm角に切断し、それぞれの137Cs放射能を測定したのちに、純水による溶出実験を行った。溶出後に液相を新しい純水に取り替える操作を同一固体に対して全部で5回繰り返した。いずれの子実体からも、溶出実験の繰り返し回数が増えるにつれ137Cs溶出量は減少し、5回目の溶出では137Csがほとんど溶け出なかった。純水によって溶出した137Csの割合の合計は約80%であった。昨年度実施した野生しいたけでも同様の結果(約90%溶出)であり、これらの結果は、これら4種類のきのこ子実体では、137Csの大部分が水溶性の形態で蓄積されていたことを示す。純水による溶出実験後に過酸化水素水による溶出実験を2回繰り返した。過酸化水素処理によりいずれの子実体も概ね脱色され、この処理により溶出した137Csは1%未満であった。この結果は、きのこの色素に固着していた137Csはほとんど無いことを示す。純水と過酸化水素による溶出後の子実体残渣に残りの137Csが含まれる。残渣は繊維の集合体であり非晶質である。ただし、顕微鏡下でこの残渣を観察すると、微細な鉱物粒子が多数含まれていた。繊維状物質の137Csを定量するため、顕微鏡下で残渣から鉱物粒子を除去する作業を行っている。子実体残渣に含まれる137Csが繊維状物質と微細鉱物粒子のどちらに保持されているかは、この除去作業後の放射能測定で判明するが、この作業は非常に時間がかかるため、繊維状物質の同定も平行して行っている。昨年度行った野生しいたけの子実体を用いた同様の実験において得た、過酸化水素水処理後の残渣の赤外分光分析と1H 核磁気共鳴分析の結果から、この残渣が脂肪族化合物である可能性が高いこと、Csの結合サイトとなり得る官能基が含まれることがわかった。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
海外基金