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戦争体験世代の自分史分析深化による自分史体系化へ向けての基礎的研究

戦争体験世代の自分史分析深化による自分史体系化へ向けての基礎的研究
通过深入分析经历过战争的一代人的个人历史,将个人历史系统化的基础研究
批准号:
21K12915
负责人:
釋 七月子
金额:
$0.92万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-01 至 2024-03-31

项目摘要

项目成果

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東台湾の官営移民村・吉野村の運営における武者小路実篤の「新しき村」の影響を、清水半平著『官営移民吉野村回想録』を用いて分析した。回想録の中には具体的記述はないが、清水半平の孫・一也氏への聞き取り調査で、清水半平が『新しき村』を読んで感動したと生前話していた、という事実を確認した。永住の覚悟でやってきた移民たちの「現実的な村」である吉野村の運営に、「理想の村」である「新しき村」はどのような影響を及ぼしたのか、回想録から明らかにすることを試みた。吉野村と「新しき村」との関係を、『官営移民吉野村回想録』と「新しき村」に関する著書である『人間らしく生きるために―新しき村について―』『「新しき村」の百年』『新しき村の創造』との比較を中心に分析を行った。6項目ほどに絞り込んだが、その中で特に「協力主義」「共産制」に注目した。新しき村における「協力主義」は、吉野村では「組合員が一致団結すれば不可能ということはない」という信念に現れ、「共産制」は、「富裕者を作るより貧乏人をなくそう」「共産制でない限り、真の和合はあり得ない」という考え方に見られる。今年度は特に聞き取り調査に力を入れた。その中で特筆すべきは、吉野村村民だった備後八郎氏(100歳)と、台湾日本語世代の少年飛行隊員であり、かつシベリア抑留体験も有する希有な存在の呉正男氏(95歳)である。備後八郎氏の聞き取り中に、兄の次雄氏が自叙伝を書いていたことを思い出され、その後、自宅に存在することが確認された。貴重な資料であり、発掘できたことは自分史研究において大きな成果と考えている。一方呉氏は「シベリア抑留は自分にとって幸運であった」と述べているが、このような発言は私の知る限りでは唯一のものである。シベリア抑留のみならず、台湾日本語世代の研究もより深まる可能性が出てきた。聞き取り調査に加え、呉氏からの資料提供も研究の進展に欠かせない。
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