サイバーリスク保険に関する法律問題の理論的研究
サイバーリスク保険に関する法律問題の理論的研究
批准号:
22K01222
负责人:
深澤 泰弘
金额:
$1.41万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
2022年度は、サイバーリスク保険そのものの詳細な把握と、サイバーリスク保険の法律問題に関して、国内外の状況把握に時間と労力を注いだ。サイバーリスク保険はその注目度の高さから多くの会社で販売されている商品であるが、各社の約款を見ると必ずしも統一されているわけではないということが分かった。この違いが法律問題においてどのように影響してくるか(具体的には、文言の違いなどで担保範囲が異なるか否か、それにより紛争が生じるか否か)などについては今後の検討課題とする予定である。また、国内外のサイバーリスク保険に関する研究の状況を調査した。サイバーリスク保険について、確認したところでは、国内ではいまだに具体的な紛争(裁判例)が生じていないことから、まだまだ研究は少ない(議論の蓄積はなされていない)というのが良く分かった。榊素寛「サイバーリスクと保険の全体構造」でも示されているように、まずはサイバーリスク保険にかかる法律問題について全体像を整理する必要があるということを改めて認識した。どのような点が問題になるか(法的な論点は何か)を洗い出すための作業(外国文献からの示唆や実務からの情報収集など)が今後必要であるということが分かった。一方で、国内の研究でもいわゆる「サイレント・サイバー」問題とよばれるものについては、他の分野に比べ法的な検討がなされていることが分かった。本研究においてもこの「サイレント・サイバー」問題については検討を行っているところである。国外の研究については、米国においていくつかの研究成果が示されていることが分かった。そこで、まずはそれらの研究成果の分析・検討を行い、米国におけるサイバーリスク保険の法律問題に関する現状を把握し、それが我が国にどのような影響を与えるか(我が国の法律問題の解決に一定の示唆を与えるかどうか)などの検討を行っているところである。
英文摘要
2022年度は、サイバーリスク保険そのものの詳細な把握と、サイバーリスク保険の法律問題に関して、国内外の状況把握に時間と労力を注いだ。サイバーリスク保険はその注目度の高さから多くの会社で販売されている商品であるが、各社の約款を見ると必ずしも統一されているわけではないということが分かった。この違いが法律問題においてどのように影響してくるか(具体的には、文言の違いなどで担保範囲が異なるか否か、それにより紛争が生じるか否か)などについては今後の検討課題とする予定である。また、国内外のサイバーリスク保険に関する研究の状況を調査した。サイバーリスク保険について、確認したところでは、国内ではいまだに具体的な紛争(裁判例)が生じていないことから、まだまだ研究は少ない(議論の蓄積はなされていない)というのが良く分かった。榊素寛「サイバーリスクと保険の全体構造」でも示されているように、まずはサイバーリスク保険にかかる法律問題について全体像を整理する必要があるということを改めて認識した。どのような点が問題になるか(法的な論点は何か)を洗い出すための作業(外国文献からの示唆や実務からの情報収集など)が今後必要であるということが分かった。一方で、国内の研究でもいわゆる「サイレント・サイバー」問題とよばれるものについては、他の分野に比べ法的な検討がなされていることが分かった。本研究においてもこの「サイレント・サイバー」問題については検討を行っているところである。国外の研究については、米国においていくつかの研究成果が示されていることが分かった。そこで、まずはそれらの研究成果の分析・検討を行い、米国におけるサイバーリスク保険の法律問題に関する現状を把握し、それが我が国にどのような影響を与えるか(我が国の法律問題の解決に一定の示唆を与えるかどうか)などの検討を行っているところである。
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