自動車企業における製品群フロントローディング設計への転換要因に関する研究
自動車企業における製品群フロントローディング設計への転換要因に関する研究
批准号:
22K01740
负责人:
宇山 通
金额:
$1.83万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
多様で変化する需要への対応とそれに伴うコストアップ抑制の両立は,現代製造企業の主要課題である。この両立に向け,2000年代後半以降の自動車企業においては,製品群の共通内容を設計初期に時間を割いて決める製品群フロントローディングが採用されている。しかしなぜ製品群フロントローディングへの転換が起きたのかは未解明であった。そこで2022年度の研究においては,同設計への転換がみられたトヨタ,VW Gr.,マツダを対象に,その転換要因を考察した。2000年代初頭から2000年代中頃にかけて,3社いずれも設計の方向(市場適合・多様化,コスト抑制・共通化)に偏りが生じていた。この偏りは表面上好業績をもたらしながらも水面下でコスト等の問題を蓄積させたり,成長市場の獲得を困難にさせたり,各モデルの個性追求を困難にさせたりしていた。企業によって内容は異なれど,解決すべき問題が発生していた。その設計方向の偏りを解消しなければならなくなっていたことが,3社に一致する製品群フロントローディングへの転換要因であった。なお先行研究は,市場適合とコスト抑制との両立を目指して,1990年代後半にPF単位での共通化が確立したこと,そしてこの両立を一層追求するために,一部自動車企業では2000年代後半よりモジュール化の進んだより細かい単位での共通化が実施されたことを議論している。市場適合とコスト抑制の同時追求によって,部品共通化アプローチが発展してきたという捉え方そのものに関して,本研究は先行研究に修正を加えたわけではない。本研究が新たに解明したのは,市場適合とコスト抑制の同時追求を加速させた要因として,上記設計方向の偏りの発生を論じたことである。これが本研究の学術的意義である。
英文摘要
多様で変化する需要への対応とそれに伴うコストアップ抑制の両立は,現代製造企業の主要課題である。この両立に向け,2000年代後半以降の自動車企業においては,製品群の共通内容を設計初期に時間を割いて決める製品群フロントローディングが採用されている。しかしなぜ製品群フロントローディングへの転換が起きたのかは未解明であった。そこで2022年度の研究においては,同設計への転換がみられたトヨタ,VW Gr.,マツダを対象に,その転換要因を考察した。2000年代初頭から2000年代中頃にかけて,3社いずれも設計の方向(市場適合・多様化,コスト抑制・共通化)に偏りが生じていた。この偏りは表面上好業績をもたらしながらも水面下でコスト等の問題を蓄積させたり,成長市場の獲得を困難にさせたり,各モデルの個性追求を困難にさせたりしていた。企業によって内容は異なれど,解決すべき問題が発生していた。その設計方向の偏りを解消しなければならなくなっていたことが,3社に一致する製品群フロントローディングへの転換要因であった。なお先行研究は,市場適合とコスト抑制との両立を目指して,1990年代後半にPF単位での共通化が確立したこと,そしてこの両立を一層追求するために,一部自動車企業では2000年代後半よりモジュール化の進んだより細かい単位での共通化が実施されたことを議論している。市場適合とコスト抑制の同時追求によって,部品共通化アプローチが発展してきたという捉え方そのものに関して,本研究は先行研究に修正を加えたわけではない。本研究が新たに解明したのは,市場適合とコスト抑制の同時追求を加速させた要因として,上記設計方向の偏りの発生を論じたことである。これが本研究の学術的意義である。
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会议论文
部品共通化に伴う不確実性への対処 ―部品共通化研究の整理と自動車企業の到達点を踏まえて―
应对零部件标准化的不确定性 -基于组织零部件标准化研究和汽车企业的成果-
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[宇山 通]
通讯作者:
宇山 通
部品共通化の新展開―構造と推移の自動車企業間比較分析―
零部件标准化新进展-车企结构与趋势对比分析-
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[宇山 通, 宇山 通]
通讯作者:
宇山 通