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日本における個人の境界線に焦点を当てた多様性教育の研究

日本における個人の境界線に焦点を当てた多様性教育の研究
日本关注个人界限的多元化教育研究
批准号:
22K02367
负责人:
水木 理恵
金额:
$2.58万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2026-03-31

项目摘要

项目成果

相关文献

中文摘要
翻译
本研究では、①個人の境界線感覚を量的に測定する尺度を開発すること、②多様性教育プログラム開発・実施・評価を行うことで、日本人の対人感覚や文化的価値観にそった人権教育により、日本社会における多様性理解の促進に寄与していくことを目的としている。今年度は、個人の境界線に関する文献研究を行った。精神科看護の領域、コミュニケーションの領域、家族療法の領域、精神分析の領域、メンタルヘルス臨床の領域といった、様々な領域で個人の境界線という概念は研究され、その定義は一貫しておらず、自他との間を示す線という定義を概ね共有しながら、何を内包するかは領域間で差異があることが明らかになってきた。また、日本人が個人の境界線を学ぶプロセスを知る手がかりとして、3つの出版社の小学校の道徳の教科書において、個人の境界線やその侵害がどのように提示されているかを、質的分析により明らかする研究に着手した。小学1年生の教科書の一部を分析した結果、自他の境界線の概念は道徳の教科書では伝えられていない可能性が示唆された。引き続き、残りの教科書の内容分析を実施していく。3回の班会議により、「個人の境界線」が、文化心理学、ケアや支援の実践場面、そして文学といった研究者の専門分野でどのように表出し、扱われているかを話し合い、日本人における自他の境界の不明瞭さや、境界侵犯について探索した。その結果、代理意思決定が必要とされ、自他境界の問題が顕著になるエンドオブライフケアの日本の現状について、佐久大学の島田千穂教授を講師としてお招きし勉強会を実施した。、講義では、西洋式の「自己決定」の代理決定ではなく、日本では患者本人と家族による共同での意思決定であると示され、今後どのような取り組みが日本人の自他の境界線を明確化し、互いに尊重しながら繋がり続けることが可能であるかを話し合い、日本独自の境界線のあり方の重要性が示唆された。
英文摘要
本研究では、①個人の境界線感覚を量的に測定する尺度を開発すること、②多様性教育プログラム開発・実施・評価を行うことで、日本人の対人感覚や文化的価値観にそった人権教育により、日本社会における多様性理解の促進に寄与していくことを目的としている。今年度は、個人の境界線に関する文献研究を行った。精神科看護の領域、コミュニケーションの領域、家族療法の領域、精神分析の領域、メンタルヘルス臨床の領域といった、様々な領域で個人の境界線という概念は研究され、その定義は一貫しておらず、自他との間を示す線という定義を概ね共有しながら、何を内包するかは領域間で差異があることが明らかになってきた。また、日本人が個人の境界線を学ぶプロセスを知る手がかりとして、3つの出版社の小学校の道徳の教科書において、個人の境界線やその侵害がどのように提示されているかを、質的分析により明らかする研究に着手した。小学1年生の教科書の一部を分析した結果、自他の境界線の概念は道徳の教科書では伝えられていない可能性が示唆された。引き続き、残りの教科書の内容分析を実施していく。3回の班会議により、「個人の境界線」が、文化心理学、ケアや支援の実践場面、そして文学といった研究者の専門分野でどのように表出し、扱われているかを話し合い、日本人における自他の境界の不明瞭さや、境界侵犯について探索した。その結果、代理意思決定が必要とされ、自他境界の問題が顕著になるエンドオブライフケアの日本の現状について、佐久大学の島田千穂教授を講師としてお招きし勉強会を実施した。、講義では、西洋式の「自己決定」の代理決定ではなく、日本では患者本人と家族による共同での意思決定であると示され、今後どのような取り組みが日本人の自他の境界線を明確化し、互いに尊重しながら繋がり続けることが可能であるかを話し合い、日本独自の境界線のあり方の重要性が示唆された。
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