再犯状況からみた性犯罪受刑者における犯罪行動の特殊・固定化と多様化
再犯状況からみた性犯罪受刑者における犯罪行動の特殊・固定化と多様化
批准号:
22K03124
负责人:
遊間 義一
金额:
$2.75万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2026-03-31
中文摘要
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英文摘要
2022年度は,矯正統計年報や犯罪白書の統計を用いて,罪名ごとに受刑者の犯罪の特殊・固定化と多様化を検討した。まず,2006年から2020年までの矯正統計年報により男子受刑者の再犯状況からFarringtonのThe forward specialization coefficient (FSC;特殊化係数)を罪名別に算出すると,窃盗と覚せい剤でFSCが大きく(平均0.57,平均0.64),強制わいせつと強制性交で小さいことが分かった(平均0.26,平均0.12)。さらに,昭和63年版犯罪白書を用いて,前科10犯以上の者における初犯時と第2犯時の罪種に基づき,FSCを計算すると,粗暴犯,財産犯及びその他でFSCは,それぞれ0.42,0.73,及び0.60となった。このことは,①罪名ごとに特殊・固定化傾向が異なっており,窃盗と覚せい剤で強く,性犯罪で弱いことを示していると同時に,②犯罪を繰り返す者は,初犯の段階から,特殊・固定化傾向が強いことをも示している。これらの結果は,日本犯罪心理学会大会で発表した。次に,上記日本の受刑者の統計と,1989年のイングランドの有罪者の統計により,粗暴犯,性犯,窃盗(Burglary, Theft),及び詐欺のFSCを比較すると,日本はそれぞれ0.18,0.26,0.57,及び0.44であるのに対して,イングランドは,0.15,0.45,(0.21,0.14),0.27となり,性犯はイングランドのほうが大きく,窃盗及び詐欺は日本のほうが大きいことが分かった。国・地域による差が何に由来するのか,今後の研究課題である。これらの結果は,アメリカ犯罪学会大会で発表した。
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