設置型計量魚群探知機を用いた海洋生物の現存量の長期定点モニタリングシステムの開発
設置型計量魚群探知機を用いた海洋生物の現存量の長期定点モニタリングシステムの開発
批准号:
22K05803
负责人:
広瀬 美由紀
金额:
$2.66万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2027-03-31
中文摘要
多種多様な生物がいる海域において,定点設置型の計量魚探機を用いた生物種・大きさ毎の現存量の長期モニタリング手法確立のため,初年度はシステムの構築と季節・魚種数や魚群数による種判別精度の検証を行うため,定点設置した計量魚群探知機で得た音響データの魚種判別が光学カメラ画像で可能か検討することを目的とした。実験は2022年5、6、11月に橘湾沿岸に自律式広帯域計量魚群探知機(SIMRAD)とタイムラプスカメラ(TLC2020、Brinno)を海面向き(0度)に海底設置しデータの収録を行った。得られた音響データより解析ソフトEchoview(Echoview Software)のSingle target detection機能で抽出した単体エコーの探知深度と超音波反射強度を魚の分布深度および尾叉長の推定に用いた。一方、10、11月には、魚種判別が容易となる光学カメラ画像が得られるカメラ設置角度の検討のため,長崎大学環東シナ海環境資源研究センターの7 t水槽の底にタイムラプスカメラ(TLC2020)とアクションカメラ(HERO3、GoPro)を0~75度(15度刻み)に傾けて設置し、遊泳する魚を撮影した。近年,光学カメラ画像からの魚種判別に多く利用されている魚の口、尾鰭付根、背鰭・尻鰭前側の写っている箇所を計数し魚種判別の容易さを検討した。橘湾のタイムラプスカメラ画像のみで魚種が容易に判別できる画像は得られなかった。しかし,魚群形状や遊泳時の屈曲状態は確認でき、また音響データより、表層から底層にかけて尾叉長約10 cmの個体が多くいたことがわかった。また,水槽実験結果より、カメラの設置角度が大きくなると確認できる特徴点の数は多くなったが55度以上は差がなかった。計量魚群探知機の探知範囲も考慮し,光学カメラの最適設置角度は40度から55度であることがわかった。
英文摘要
多種多様な生物がいる海域において,定点設置型の計量魚探機を用いた生物種・大きさ毎の現存量の長期モニタリング手法確立のため,初年度はシステムの構築と季節・魚種数や魚群数による種判別精度の検証を行うため,定点設置した計量魚群探知機で得た音響データの魚種判別が光学カメラ画像で可能か検討することを目的とした。実験は2022年5、6、11月に橘湾沿岸に自律式広帯域計量魚群探知機(SIMRAD)とタイムラプスカメラ(TLC2020、Brinno)を海面向き(0度)に海底設置しデータの収録を行った。得られた音響データより解析ソフトEchoview(Echoview Software)のSingle target detection機能で抽出した単体エコーの探知深度と超音波反射強度を魚の分布深度および尾叉長の推定に用いた。一方、10、11月には、魚種判別が容易となる光学カメラ画像が得られるカメラ設置角度の検討のため,長崎大学環東シナ海環境資源研究センターの7 t水槽の底にタイムラプスカメラ(TLC2020)とアクションカメラ(HERO3、GoPro)を0~75度(15度刻み)に傾けて設置し、遊泳する魚を撮影した。近年,光学カメラ画像からの魚種判別に多く利用されている魚の口、尾鰭付根、背鰭・尻鰭前側の写っている箇所を計数し魚種判別の容易さを検討した。橘湾のタイムラプスカメラ画像のみで魚種が容易に判別できる画像は得られなかった。しかし,魚群形状や遊泳時の屈曲状態は確認でき、また音響データより、表層から底層にかけて尾叉長約10 cmの個体が多くいたことがわかった。また,水槽実験結果より、カメラの設置角度が大きくなると確認できる特徴点の数は多くなったが55度以上は差がなかった。計量魚群探知機の探知範囲も考慮し,光学カメラの最適設置角度は40度から55度であることがわかった。
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