先天性サイトメガロウイルス感染症発症機序の解明と長期観察モデルマウスの開発
先天性サイトメガロウイルス感染症発症機序の解明と長期観察モデルマウスの開発
批准号:
22K07876
负责人:
嶋田 和也
金额:
$2.66万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
妊婦がサイトメガロウイルスに初感染すると、胎盤を経由して胎児にウイルスが移行し、胎児は神経発育遅延、小頭症、脳内石灰化、難聴など神経学的異常を 呈する重篤な先天性サイトメガロウイルス感染症を発症する。しかしながら、サイトメガロウイルスが神経機能と脳の発達に与える影響は、ほとんど解明されていない。サイトメガロウイルスを神経系細胞に感染させるとORF152を発現し、ORF152がカルシウムの細胞内への流入を促進する タンパク質calcium modulating cyclophilin ligand (CAML)と結合することで、神経系細胞内カルシウム濃度を上昇させることを見出している。また、細胞内カルシウム濃度上昇の生物学的意義を検討するために、レポーターアッセイを行ったところ、ORF152 によってカルシウムシグナルに関連するAP-1とNFATのプロモーターが活性化された。また、CAMLとORF152を導入することで、相乗効果も観察された。 従って、ORF152はCAMLと相互作用することで、カルシウムシグナル伝達を修飾し、神経機能と脳の発達に影響を与えることが示唆された。そこで、in vivoにおけるORF152の病原性を検討するために、ORF152を発現するアデノウイルスを仔マウス脳に接種し、統合失調症の指標の一つである音驚愕プレパルス抑制試験(PPI)を行った。 その結果、ORF152脳内接種仔マウスにおいて、PPIの低下が観察された。この結果は、先天性サイトメガロウイルス感染症の病態の解明につながるものであると考えられる。今後は、マウスを用いてin vivoにおけるORF152の病態への影響をさらに検討する予定である。
英文摘要
妊婦がサイトメガロウイルスに初感染すると、胎盤を経由して胎児にウイルスが移行し、胎児は神経発育遅延、小頭症、脳内石灰化、難聴など神経学的異常を 呈する重篤な先天性サイトメガロウイルス感染症を発症する。しかしながら、サイトメガロウイルスが神経機能と脳の発達に与える影響は、ほとんど解明されていない。サイトメガロウイルスを神経系細胞に感染させるとORF152を発現し、ORF152がカルシウムの細胞内への流入を促進する タンパク質calcium modulating cyclophilin ligand (CAML)と結合することで、神経系細胞内カルシウム濃度を上昇させることを見出している。また、細胞内カルシウム濃度上昇の生物学的意義を検討するために、レポーターアッセイを行ったところ、ORF152 によってカルシウムシグナルに関連するAP-1とNFATのプロモーターが活性化された。また、CAMLとORF152を導入することで、相乗効果も観察された。 従って、ORF152はCAMLと相互作用することで、カルシウムシグナル伝達を修飾し、神経機能と脳の発達に影響を与えることが示唆された。そこで、in vivoにおけるORF152の病原性を検討するために、ORF152を発現するアデノウイルスを仔マウス脳に接種し、統合失調症の指標の一つである音驚愕プレパルス抑制試験(PPI)を行った。 その結果、ORF152脳内接種仔マウスにおいて、PPIの低下が観察された。この結果は、先天性サイトメガロウイルス感染症の病態の解明につながるものであると考えられる。今後は、マウスを用いてin vivoにおけるORF152の病態への影響をさらに検討する予定である。
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会议论文
国内基金
海外基金
HCMV先天性感染致海马突触可塑性损伤的信号转导机制
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批准号:81270655
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项目类别:面上项目
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资助金额:16.0万元
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批准年份:2012
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负责人:唐久来
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依托单位:
HCMV先天性感染的受累基因及其功能研究
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批准号:30340002
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项目类别:专项基金项目
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资助金额:8.0万元
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批准年份:2003
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负责人:罗敏华
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依托单位: