ケラチン遺伝子変異の違いによる単純型表皮水疱症の病態への影響と個別化医療の開発
ケラチン遺伝子変異の違いによる単純型表皮水疱症の病態への影響と個別化医療の開発
批准号:
22K08398
负责人:
岸部 麻里
金额:
$1.83万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
表皮水疱症(EBS)でみられるケラチン(K)14変異の違いが、表皮細胞の恒常性に異なった影響を与えるとの仮説を立てた。そこで、K14野生型(WT)とEBSでみられる2つの変異(R125C、G364RFr*118)をドキシサイクリン(Dox)誘導性に発現するHaCaT細胞株を作成し、この3つの細胞株を用いて、細胞質内の変異K14異常凝集が細胞骨格構造に与える影響について比較検討を行った。蛍光染色で観察したところ、K14細胞質内凝集体の割合は、WT8.3±5.5%、R125C 38.0±16.6%、G364RFr*118 77.3±6.3%であり、G364RFr*118で有意に最も高度であることが分かった(P<0.001)。また、K14とペアを形成するK5の凝集も高度であった。さらに、K14異常凝集体によって、β-チュブリンの分布に偏りを生じており、K14が結合するデスモソーム構成蛋白デスモグレインの発現が弱く、分布に異常を生じることが分かった。以上から、K14 G364RFr*118は、K14異常凝集体を形成することによって、ホットスポット変異R125Cよりも高度な細胞骨格の脆弱性を引き起こす可能性があると考えた。ミトコンドリアは細胞質内に存在する細胞質内小器官で、エネルギー生成やアポトーシスに関与する。表皮ケラチノサイトにおいて、ミトコンドリアはK14およびチュブリンを足場に細胞質内を移動し機能することが報告されている。そこで、K14変異の違いが、ミトコンドリアの分布に異なった影響を及ぼすかミトコンドリア染色行い、比較検討した。その結果、ミトコンドリアはWTでは核周囲に有意に分布するが、R125C、G364RFr*118では核周囲の分布が損なわれ、細胞質辺縁で分布が増加することが確認された。K14変異はミトコンドリアの細胞質内の局在に影響することが分かった。
英文摘要
表皮水疱症(EBS)でみられるケラチン(K)14変異の違いが、表皮細胞の恒常性に異なった影響を与えるとの仮説を立てた。そこで、K14野生型(WT)とEBSでみられる2つの変異(R125C、G364RFr*118)をドキシサイクリン(Dox)誘導性に発現するHaCaT細胞株を作成し、この3つの細胞株を用いて、細胞質内の変異K14異常凝集が細胞骨格構造に与える影響について比較検討を行った。蛍光染色で観察したところ、K14細胞質内凝集体の割合は、WT8.3±5.5%、R125C 38.0±16.6%、G364RFr*118 77.3±6.3%であり、G364RFr*118で有意に最も高度であることが分かった(P<0.001)。また、K14とペアを形成するK5の凝集も高度であった。さらに、K14異常凝集体によって、β-チュブリンの分布に偏りを生じており、K14が結合するデスモソーム構成蛋白デスモグレインの発現が弱く、分布に異常を生じることが分かった。以上から、K14 G364RFr*118は、K14異常凝集体を形成することによって、ホットスポット変異R125Cよりも高度な細胞骨格の脆弱性を引き起こす可能性があると考えた。ミトコンドリアは細胞質内に存在する細胞質内小器官で、エネルギー生成やアポトーシスに関与する。表皮ケラチノサイトにおいて、ミトコンドリアはK14およびチュブリンを足場に細胞質内を移動し機能することが報告されている。そこで、K14変異の違いが、ミトコンドリアの分布に異なった影響を及ぼすかミトコンドリア染色行い、比較検討した。その結果、ミトコンドリアはWTでは核周囲に有意に分布するが、R125C、G364RFr*118では核周囲の分布が損なわれ、細胞質辺縁で分布が増加することが確認された。K14変異はミトコンドリアの細胞質内の局在に影響することが分かった。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
The pathological role of abnormal keratin aggregation in generalized severe epidermolysis bullosa simplex with a novel keratin 14 gene mutation
角蛋白14新基因突变引起的全身性严重单纯性大疱性表皮松解症中异常角蛋白聚集的病理作用
DOI:
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发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Mari Kishibe, et al., Mari Kishibe. et al]
通讯作者:
Mari Kishibe. et al
A frameshift mutation in the keratin 14 impairs cell structural integrity via the formation of keratin fiber aggregates
角蛋白 14 中的移码突变通过形成角蛋白纤维聚集体损害细胞结构完整性
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Mari Kishibe, et al.]
通讯作者:
et al.
表皮創傷治癒におけるカリクレイン8の機能解析
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批准号:19790768
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$1.28万
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财政年份:2007
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负责人:岸部 麻里
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依托单位:
海外基金