トリプルネガティブ乳癌・転写調節領域解析に基づく抗癌剤耐性機構の解明
トリプルネガティブ乳癌・転写調節領域解析に基づく抗癌剤耐性機構の解明
批准号:
22K08705
负责人:
戸田 洋子
金额:
$2.66万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
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英文摘要
本邦の乳癌による死亡者数は、年間約13,000人であり、女性の癌死亡者数の約10%を占める。トリプルネガティブ乳癌(TNBC)は乳癌のサブタイプの1つであり、乳癌全体の約15%を占める。若年者に多い事、悪性度が高い事が特徴である。TNBCは、明確に治療標的分子が見つかっていないため、治療選択肢は化学療法(アントラサイクリン系とタキサン系)が用いられる。しかしながら、癌細胞はこれら治療に対する抵抗性を獲得する。治療抵抗性を獲得したTNBC細胞に対する有効な治療法は存在しない。癌細胞が様々な治療に対して、治療抵抗性を獲得する分子レベルの解明は新規治療法の開発に向けて重要である。近年、ゲノム科学の新しい概念として、ゲノム上で「スーパーエンハンサー」と定義される強力な転写制御領域が形成される事が提唱された。癌細胞が薬剤に暴露された際に、癌細胞は自らの生存を賭けて、「スーパーエンハンサー」を形成し、薬剤剤耐性に関与する機能性RNA分子を強力に発現させると考える。機能性RNA分子の1種であるマイクロRNAは、僅か19~22塩基の1本鎖のRNA分子であり、その機能は、細胞内で遺伝子の発現を負に制御する事である。マイクロRNAの生物学的な特性として、1種類のマイクロRNAは数百から数千の遺伝子発現に関与している。そのため、マイクロRNAの発現異常は、細胞内のRNAネットワークの破綻を引き起こす。マイクロRNAの発現異常は、癌を含む様々なヒト疾患に関与している事が明らかとなっている。癌細胞においては、マイクロRNAの発現異常は、癌の進展・転移・薬剤耐性に関与している事が明らかになっている。
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