Matricellular蛋白SPARCによる細胞性栄養膜細胞の分化制御
Matricellular蛋白SPARCによる細胞性栄養膜細胞の分化制御
批准号:
22K09649
负责人:
三塚 加奈子
金额:
$2.66万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
胎盤絨毛表面の合胞体栄養膜細胞(STB)の層は母体血液との境界をなし、広い表面積を活用し栄養素や酸素の取り込み、老廃物の排出を行い、hCGやエストロゲン、プロゲステロンなどの主たる産生の場となる。 STBは下層の細胞性栄養膜細胞(CTB)が細胞融合により多核化し分化することにより形成されるが、CTBの一部は絨毛を出て絨毛外栄養膜細胞(EVT)として母体組織の脱落膜に遊走・侵入し、子宮らせん動脈の開口部を拡げ、母体血液の胎盤絨毛間腔への流入を促進する。細胞外マトリックス(ECM) 蛋白のSPARCは、組織のリモデリングや細胞遊走・分化・増殖の制御に関わる分泌型のECM蛋白群である Matricellular蛋白に属し、最近になり妊娠初期胎盤に高発現し、EVTモデル細胞の遊走を促進することが報告された。しかし、SPARCのSTB形成における役割については不明である。今年度、CTBのモデル細胞株であるBeWo細胞を用い、SPARCのsiRNAによる一過性発現抑制が細胞融合(合胞体化)に与える影響について検討した。SPARC蛋白は絨毛ではSTB(>CTB)、血管内皮に局在する。発現量は妊娠初期に多く後期で減少した。SPARC siRNA添加により合胞体化率がcontrol siRNA添加に比べ増加し、この増加はforskolin(20μM, 72hr)添加に匹敵した。SPARC siRNA添加群では、STB形成に関与する因子(DYSF, OVOL1など)やSTB細胞マーカー(CGBなど)のmRNA発現が増加し、培地内のβ-hCG濃度が有意に増加した。以上の結果から、SPARCが、CTBからSTBへの分化・合胞体化をオートクライン、パラクラインに抑制制御していることが示唆された。
英文摘要
胎盤絨毛表面の合胞体栄養膜細胞(STB)の層は母体血液との境界をなし、広い表面積を活用し栄養素や酸素の取り込み、老廃物の排出を行い、hCGやエストロゲン、プロゲステロンなどの主たる産生の場となる。 STBは下層の細胞性栄養膜細胞(CTB)が細胞融合により多核化し分化することにより形成されるが、CTBの一部は絨毛を出て絨毛外栄養膜細胞(EVT)として母体組織の脱落膜に遊走・侵入し、子宮らせん動脈の開口部を拡げ、母体血液の胎盤絨毛間腔への流入を促進する。細胞外マトリックス(ECM) 蛋白のSPARCは、組織のリモデリングや細胞遊走・分化・増殖の制御に関わる分泌型のECM蛋白群である Matricellular蛋白に属し、最近になり妊娠初期胎盤に高発現し、EVTモデル細胞の遊走を促進することが報告された。しかし、SPARCのSTB形成における役割については不明である。今年度、CTBのモデル細胞株であるBeWo細胞を用い、SPARCのsiRNAによる一過性発現抑制が細胞融合(合胞体化)に与える影響について検討した。SPARC蛋白は絨毛ではSTB(>CTB)、血管内皮に局在する。発現量は妊娠初期に多く後期で減少した。SPARC siRNA添加により合胞体化率がcontrol siRNA添加に比べ増加し、この増加はforskolin(20μM, 72hr)添加に匹敵した。SPARC siRNA添加群では、STB形成に関与する因子(DYSF, OVOL1など)やSTB細胞マーカー(CGBなど)のmRNA発現が増加し、培地内のβ-hCG濃度が有意に増加した。以上の結果から、SPARCが、CTBからSTBへの分化・合胞体化をオートクライン、パラクラインに抑制制御していることが示唆された。
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会议论文
合胞体栄養膜細胞層の形成制御におけるSPARCの役割
SPARC 在调节合体滋养层细胞层形成中的作用
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[東郷敦子, 三塚加奈子, 坂本奈緒子, 飯田哲士, 佐藤健二, 石本人士]
通讯作者:
石本人士