化石由来の天然有機化合物ボロリソクロムの効率的かつ網羅的な合成と生物活性の検証
化石由来の天然有機化合物ボロリソクロムの効率的かつ網羅的な合成と生物活性の検証
批准号:
22KJ2878
负责人:
桐田 奏
金额:
$1.41万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2023
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2023-03-08 至 2024-03-31
中文摘要
本年度は①ボロリソクロムAの合成経路の確立、②異なるリガンドを持つヘテロ錯体の合成検討、③ボロリソクロム類の光学分割とエナンチオ選択的な合成について実施した。①ボロリソクロムAは既に合成を達成しているボロリソクロムGとともにボロリソクロム類の基本となる置換パターンを有しており、その合成経路の確立はボロリソクロム類の網羅的な合成に向けて重要な課題であった。ボロリソクロムAの合成では2つの酸素官能基の導入が課題であり、酸素官能基の高い電子供与性が五環式骨格の構築を阻害してしまうことが問題となった。そこで2つの酸素官能基をより電子供与性の低いブロモ基とフルオロ基で代替した中間体を設計し、骨格を構築した後に酸素官能基へ変換することで問題を解決し、ボロリソクロムAの初の全合成を達成した。②ボロリソクロム類の多くは、2つの異なるリガンドを持つヘテロ錯体であるため、その選択的な合成も重要な課題である。ヘテロ錯体は、まずリガンドとホウ素源とが一対一で反応した中間体を合成し、それに対して2つ目のリガンドを作用させることで合成できるものと考え検討を行った。その結果、アミノアルコールを1つ配位子に持つホウ酸エステルとリガンドを反応させることで、一対一で反応した中間体を合成でき、それに対して異なるリガンドを反応させることで、ヘテロ錯体の合成を達成した。また、本手法を用いてボロリソクロムH1、H2の合成を達成した。③ボロリソクロム類はホウ素を不斉中心とするキラリティを有しているため、その光学分割や選択的合成が必要となる。光学分割については種々の方法を検討し、その結果ボロリソクロム類のメチルエーテル体がキラルカラムを用いて良好に分離できることが分かった。また、選択的合成については、②の条件を基にキラルなアミノアルコールを用いて2つ目のリガンドの接近方向を制御する試みを種々検討した。
英文摘要
本年度は①ボロリソクロムAの合成経路の確立、②異なるリガンドを持つヘテロ錯体の合成検討、③ボロリソクロム類の光学分割とエナンチオ選択的な合成について実施した。①ボロリソクロムAは既に合成を達成しているボロリソクロムGとともにボロリソクロム類の基本となる置換パターンを有しており、その合成経路の確立はボロリソクロム類の網羅的な合成に向けて重要な課題であった。ボロリソクロムAの合成では2つの酸素官能基の導入が課題であり、酸素官能基の高い電子供与性が五環式骨格の構築を阻害してしまうことが問題となった。そこで2つの酸素官能基をより電子供与性の低いブロモ基とフルオロ基で代替した中間体を設計し、骨格を構築した後に酸素官能基へ変換することで問題を解決し、ボロリソクロムAの初の全合成を達成した。②ボロリソクロム類の多くは、2つの異なるリガンドを持つヘテロ錯体であるため、その選択的な合成も重要な課題である。ヘテロ錯体は、まずリガンドとホウ素源とが一対一で反応した中間体を合成し、それに対して2つ目のリガンドを作用させることで合成できるものと考え検討を行った。その結果、アミノアルコールを1つ配位子に持つホウ酸エステルとリガンドを反応させることで、一対一で反応した中間体を合成でき、それに対して異なるリガンドを反応させることで、ヘテロ錯体の合成を達成した。また、本手法を用いてボロリソクロムH1、H2の合成を達成した。③ボロリソクロム類はホウ素を不斉中心とするキラリティを有しているため、その光学分割や選択的合成が必要となる。光学分割については種々の方法を検討し、その結果ボロリソクロム類のメチルエーテル体がキラルカラムを用いて良好に分離できることが分かった。また、選択的合成については、②の条件を基にキラルなアミノアルコールを用いて2つ目のリガンドの接近方向を制御する試みを種々検討した。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
化石から得られた赤色色素ボロリソクロムGおよびAの合成研究
化石红色颜料硼石色素G、A的合成研究
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Onagawa, R., Mukai, K., & Kudo, K., 向井香瑛, 女川亮司・向井香瑛・中村統・渡邊克巳・工藤和俊, ヒュース由美・向井香瑛・渡邊克巳・工藤和俊, 向井香瑛, 女川亮司・向井香瑛・渡邊克巳, 桐田奏・細川誠二郎, 松本寛健・桐田奏・細川誠二郎, 桐田奏・細川誠二郎]
通讯作者:
桐田奏・細川誠二郎
ボロリソクロム類の多様化合成に向けたヘテロ錯体の合成研究
硼石色素多样化合成的杂配合物的合成研究
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Onagawa, R., Mukai, K., & Kudo, K., 向井香瑛, 女川亮司・向井香瑛・中村統・渡邊克巳・工藤和俊, ヒュース由美・向井香瑛・渡邊克巳・工藤和俊, 向井香瑛, 女川亮司・向井香瑛・渡邊克巳, 桐田奏・細川誠二郎, 松本寛健・桐田奏・細川誠二郎]
通讯作者:
松本寛健・桐田奏・細川誠二郎
化石から得られた赤色色素ボロリソクロムAの合成研究
化石红色素硼石色素A的合成研究
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Onagawa, R., Mukai, K., & Kudo, K., 向井香瑛, 女川亮司・向井香瑛・中村統・渡邊克巳・工藤和俊, ヒュース由美・向井香瑛・渡邊克巳・工藤和俊, 向井香瑛, 女川亮司・向井香瑛・渡邊克巳, 桐田奏・細川誠二郎]
通讯作者:
桐田奏・細川誠二郎
化石由来の天然有機化合物ボロリソクロム類の合成研究
化石天然有机化合物硼石色素的合成研究
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Onagawa, R., Mukai, K., & Kudo, K., 向井香瑛, 女川亮司・向井香瑛・中村統・渡邊克巳・工藤和俊, ヒュース由美・向井香瑛・渡邊克巳・工藤和俊, 向井香瑛, 女川亮司・向井香瑛・渡邊克巳, 桐田奏・細川誠二郎, 松本寛健・桐田奏・細川誠二郎, 桐田奏・細川誠二郎, 桐田奏]
通讯作者:
桐田奏
国内基金
海外基金
登录
查看更多内容
三奎烷型天然产物集群式不对称全合成及抗细菌活性研究
-
批准号:2026JJ60130
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2026
-
负责人:王永强
-
依托单位:
靶向MraY的核苷抗生素liposidomycins的全合成及构效关系研究
-
批准号:22607086
-
项目类别:青年科学基金项目(C类)
-
资助金额:30.00万元
-
批准年份:2026
-
负责人:魏若晗
-
依托单位:
靶向Nav1.7通道的吲哚生物碱全合成策略与衍生化研究
-
批准号:
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2025
-
负责人:邱寒月
-
依托单位:
基于人工智能辅助的多环天然产物全合成
-
批准号:
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2025
-
负责人:巴梦雨
-
依托单位:
笼状类四奎烷二萜Papililone A的不对称全合成研究
-
批准号:225B2109
-
项目类别:青年学生基础研究项目
-
资助金额:30.00万元
-
批准年份:2025
-
负责人:杨云霞
-
依托单位:
Bipolarpenoid A-B和Bipolarolides A-B的全合成
-
批准号:225B2108
-
项目类别:青年学生基础研究项目
-
资助金额:30.00万元
-
批准年份:2025
-
负责人:姚维东
-
依托单位:
基于后期骨架重构策略的四类圆叶裸蒴苔二萜发散全合成研究
-
批准号:825B2108
-
项目类别:青年学生基础研究项目
-
资助金额:30.00万元
-
批准年份:2025
-
负责人:高宗旭
-
依托单位:
木藜芦烷二萜leucothol A、pierisformosin A和rhodomollein XVII的全合成研究
-
批准号:22501224
-
项目类别:青年科学基金项目(C类)
-
资助金额:30.00万元
-
批准年份:2025
-
负责人:高志宇
-
依托单位:
天然产物kirkinine的不对称全合成研究
-
批准号:
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:10.0万元
-
批准年份:2025
-
负责人:张问
-
依托单位:
具有抗糖尿病活性的莓茶素甲全合成及构-效关系研究
-
批准号:2025JJ80077
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2025
-
负责人:盛文兵
-
依托单位: