古墳時代における鉄器生産技術・流通構造の変容過程および地域差の検討
古墳時代における鉄器生産技術・流通構造の変容過程および地域差の検討
批准号:
22KJ2018
负责人:
繰納 民之
金额:
$1.6万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2023
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2023-03-08 至 2025-03-31
中文摘要
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英文摘要
2022年度は、副葬品および鍛冶関連遺物の研究を進めた。いずれの研究も、①研究対象資料の集成②資料調査③分析・考察というサイクルで行った。副葬品研究:①の集成については、博士課程で新たに検討対象とした鉄製武器(鏃・鉾)の集成を行った。②の資料調査については、近畿(兵庫・京都・大阪・奈良・滋賀)、山陽(岡山)、九州(福岡・熊本)、東海(岐阜)で熟覧・実測・撮影を行い、修士課程で扱っていた鉄製農工漁具の研究を補完しつつ、新たに検討対象とした農具(サルポ)、鉄製武器(鏃・鉾)の検討を進めた。その結果(③)、古墳時代前・中期の農工漁具の分類・編年・系統については、おおむね構築が完了した。また農工漁具の流通・副葬様相を検討した結果、地域・古墳群ごとに副葬される農工漁具の系統が異なること、各地域・古墳群で副葬される農工漁具の系統やその継続・断絶・更新の在り方が、他の器物の副葬傾向と連動する事例があることを明らかにし、当該期の地域・集団間関係を考える重要な視座となり得ると認識した。加えて、舶載品として捉えられてきたサルポの系統分類を行い、一部の系統のサルポについて、列島内の農工具生産との関わりが見込まれた。鉾についても断面・側面形状をもとに既存の型式分類を再構築し、地域・古墳群ごとに鉾副葬が認められる時期や型式・組成が異ななることを明らかにし、他の鉄器の入手様相との連動性を認めた。鍛冶関連遺物研究:①の集成については、近畿の資料を対象にして行った。②の資料調査は、主に近畿(兵庫・大阪・奈良)において、羽口・鉄滓・砥石の熟覧・実測・撮影・計量を行った。その結果(③)、羽口・鉄滓の分類や定量的な評価方法をある程度構築することができた。また、その方法論を用いて奈良の鍛冶関連遺物を検討し、奈良盆地内の鍛冶技術の地域性・系統差や遺跡ごとの操業様相の復元を行うことができた。
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