炭酸塩岩から見た温室期の気候の状態

从碳酸盐岩看温室时期的气候条件

基本信息

批准号：
08740403
负责人：
狩野彰宏
金额：
$ 0.64万
依托单位：
Hiroshima University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份：
1996
资助国家：
日本
起止时间：
1996 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

科学研究費の補助により,炭酸塩岩の堆積相・堆積サイクル・続成組織について研究した.研究対象は1)韓国北西部とタスマニアの中部オルドビス系(前年度までに試料採集済)・2)岡山県北房町と山口県秋吉台の石灰-ペルム系・3)愛媛県城川町のジュラー白亜系・4)沖縄県今帰仁村の更新統である.地質時代的に見ると,1と3は温室期,2と4は氷室期に当たる.韓国のオルドビス系については詳しい堆積相・続成相解析を行い,全般的に海水準の変動幅が小さい状況下で極浅海域に堆積したものであることが解明し,それが温室期特有の堆積機構であると結論付けられた.また,続成鉱物としては極めて珍しいホタル石を発見し,その生成メカニズムに関する論文(Kano & Lee,1997)を公表した.タスマニアのオルドビス系については,造礁生物の層位学的分布や生態について検討を行い,詳しい記載を基に,群集の多様化が汎世界的な寒冷化に関連するという可能性を論じた((Kano & Fujishiro,投稿中).同じ温室期である愛媛県のジュラー白亜系の試料では堆積相の検討を行ったが,堆積相の変化は汎世界的な気候状態を反映しているというよりも,テクトニクスに規制されている可能性が高かった.以上の温室期の炭酸塩岩と比較して,中国地方の石灰-ペルム系と沖縄県の更新統における氷室期の試料は堆積サイクルと続成相の点で大きく異なっている.これは短周期(10^4〜10^5年)の大きな海水準変動の振幅に由来するものと結論付けられる.氷室期では堆積場の地形が複雑で堆積環境(深度・海水循環)が多様であり,炭酸塩岩が淡水続成作用を大規模に被っている.ただし,中国地方の試料では期待されたほどの大規模なカルスト化の痕跡は見つからなかった.

在科学研究的协助下，我们研究了碳酸盐岩石的沉积相，沉积周期和成岩结构。这些受试者是1）韩国西北部和塔斯马尼亚州的中央军事法库（前一年收集了样本），2）吉塔博镇，冈山县和阿基玛县，山山山，山玛格丘市； 3）Ehime县Shirokawa Town的Jura白垩纪物种； 4）冲绳县Nakijin Village的Pleistocenes。从地质时期看，1和3对应于温室时期，2和4对应于冰屋时期。我们对韩国的代码学进行了详细的沉积和成岩阶段分析，并发现在海平面变化很小的情况下，它沉积在极其浅水的水域中，并得出结论，这是Greenhouse时期所特有的沉积机制。我们还发现了一块萤火虫石，这对于二氧化矿物而言极为罕见，并且发表了有关其形成机制的论文（Kano＆Lee，1997）。关于塔斯马尼亚州的奥多维斯系统，检查了礁石建造生物的地层分布和生态学，并基于详细的描述，社区的多样化与泛 - 全球冷却相关的多样化与泛 - 和富丽堂子冷却相关（Kano＆Fujishiro（Kano＆Fujishiro）（Kano＆Fujishiro，张贴）。沉积相更有可能受到构造的调节，而不是反映泛世界气候条件。与温室时期的碳酸盐岩相比，chugoku地区的石灰系统中的冰固化样品和冲绳县的更新世在沉积周期和成岩阶段方面有很大差异。沉积环境（深度和海水循环）是多种多样的，碳酸盐岩具有较大的淡水成岩发病。