象徴天皇制と戦後政治体制の始動―再軍備問題を中心に―
象徴天皇制と戦後政治体制の始動―再軍備問題を中心に―
批准号:
22KJ1511
负责人:
飯島 直樹
金额:
$3.08万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2023
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2023-03-08 至 2024-03-31
中文摘要
本年度は、交付申請書に記入した計画に基づき、①戦後の象徴天皇制と軍事の関係性、②明治期から昭和戦前期にかけての軍事輔弼構造の解明という2つの論点を軸に研究を進めた。検討に際しては、国立国会図書館憲政資料室、国立公文書館、防衛省防衛研究所戦史史料研究センター、宮内庁宮内公文書館、靖国偕行文庫などの各機関所蔵の公文書や個人文書を悉皆的に調査した。①については、受入研究者の河西秀哉・名古屋大学准教授の紹介により、田島道治『昭和天皇拝謁記―初代宮内庁長官田島道治の記録―』(全七巻、岩波書店より順次刊行中)の編集刊行作業に携わっている。本年度は主に翻刻校正・脚注作成などを担当した。『昭和天皇拝謁記』は、田島道治による昭和天皇との拝謁時の詳細なやり取りを精緻に記録したものであり、象徴天皇制研究はもちろん、戦前の天皇制研究や戦後史研究全般にも大きなインパクトを与える第一級の重要史料である。史料中には、昭和天皇の再軍備に関する考え方や、旧軍・警察予備隊関係者との接触などの記述が豊富に見られ、本研究課題を進めるうえでも基礎史料なると考える。翻刻編集作業に携わるとともに、記述内容の検討などの基礎的作業も進めている。②について、史料収集の結果を踏まえて、主に大正天皇から昭和天皇への代替わりの時期における軍事輔弼体制の変容について重点的に検討した。その結果、(a)従来軍事との関連性が薄いとイメージされていた大正天皇は、元帥府を中心とする軍事輔弼体制に支えられて、軍事指導を安定的に行っていたこと、(b)大正天皇の死後、陸軍当局は元帥府を軍事輔弼体制から排除し、当局の権限を強めることに成功した一方、天皇を支える軍事的助言者が喪失する結果にもつながったことなどを明らかにした。
英文摘要
本年度は、交付申請書に記入した計画に基づき、①戦後の象徴天皇制と軍事の関係性、②明治期から昭和戦前期にかけての軍事輔弼構造の解明という2つの論点を軸に研究を進めた。検討に際しては、国立国会図書館憲政資料室、国立公文書館、防衛省防衛研究所戦史史料研究センター、宮内庁宮内公文書館、靖国偕行文庫などの各機関所蔵の公文書や個人文書を悉皆的に調査した。①については、受入研究者の河西秀哉・名古屋大学准教授の紹介により、田島道治『昭和天皇拝謁記―初代宮内庁長官田島道治の記録―』(全七巻、岩波書店より順次刊行中)の編集刊行作業に携わっている。本年度は主に翻刻校正・脚注作成などを担当した。『昭和天皇拝謁記』は、田島道治による昭和天皇との拝謁時の詳細なやり取りを精緻に記録したものであり、象徴天皇制研究はもちろん、戦前の天皇制研究や戦後史研究全般にも大きなインパクトを与える第一級の重要史料である。史料中には、昭和天皇の再軍備に関する考え方や、旧軍・警察予備隊関係者との接触などの記述が豊富に見られ、本研究課題を進めるうえでも基礎史料なると考える。翻刻編集作業に携わるとともに、記述内容の検討などの基礎的作業も進めている。②について、史料収集の結果を踏まえて、主に大正天皇から昭和天皇への代替わりの時期における軍事輔弼体制の変容について重点的に検討した。その結果、(a)従来軍事との関連性が薄いとイメージされていた大正天皇は、元帥府を中心とする軍事輔弼体制に支えられて、軍事指導を安定的に行っていたこと、(b)大正天皇の死後、陸軍当局は元帥府を軍事輔弼体制から排除し、当局の権限を強めることに成功した一方、天皇を支える軍事的助言者が喪失する結果にもつながったことなどを明らかにした。
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专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
近代日本の戦争と元帥
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批准号:18J12568
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.34万
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财政年份:2018
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负责人:飯島 直樹
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依托单位: