「転移リンパ節におけるがん-リンパ球相互作用」の解明
「転移リンパ節におけるがん-リンパ球相互作用」の解明
批准号:
22KJ1822
负责人:
前島 佑里奈
金额:
$1.02万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2023
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2023-03-08 至 2024-03-31
中文摘要
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英文摘要
乳がんは女性で最も頻度の高い悪性腫瘍である。本邦では女性の9人に1人が一生のうちのどこかで乳がんに罹患すると推定されており、女性の人生に最も強く影響するがんの一つであると言える。乳がんの予後因子としては、腋窩リンパ節転移の有無が重要である。腋窩リンパ節転移が予後と強く相関するのは、リンパ節転移を足掛かりとして他臓器への遠隔転移が生じることがあるからだと考えられている。がんがリンパ節という危険な場で増殖できるのはなぜだろうか。リンパ節はそもそも免疫監視機構の中核を担う場であり、限られた数のがん細胞が増殖する場所として、あまりにも不適当であるように思われる。最近の研究により、転移リンパ節においては、免疫系が抑制されていることがわかってきた。一方で、転移リンパ節という局所において、リンパ球がどのような因子・メカニズムによってどのように抑制されているのか、という問いに正確に答えることは依然として難しい。がん細胞と免疫細胞の相互作用を正確に理解するためには、リンパ節におけるがん細胞の広がりや、がん細胞と免疫細胞の位置関係を視覚的・病理学的に捉えたうえで、細胞の状態をできるだけ損なわないように情報を取得する必要があるのではないかと考えた。申請者は、この問題を解決するために、乳がん患者の転移リンパ節に対して、レーザーマイクロダイセクションと網羅的な遺伝子発現解析(トランスクリプトーム)を組み合わせることを着想した。この着想に基づいて研究を進めたところ、転移リンパ節において、非転移リンパ節と比較して自然免疫に関する遺伝子発現の低下が確認された。空間トランスクリプトーム解析およびイメージングマスサイトメトリーにおいても、これらの現象が確認され、がんの存在との空間的な位置関係によっても、種々の免疫細胞の組成の変化が起こることを確認した。
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