トゲウオ類におけるアンドロゲン依存的な雄配偶戦略の進化機構の解明
トゲウオ類におけるアンドロゲン依存的な雄配偶戦略の進化機構の解明
批准号:
21J15035
负责人:
山崎 遥
金额:
$0.96万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-28 至 2023-03-31
中文摘要
本研究では,古くから動物行動学の伝統をもつモデル野生動物であるトゲウオ科魚類イトヨの,特に多様な行動を示す日本産淡水型複数集団を用いて,雄の繁殖縄張り行動の発現強度変異の進化機構を追究する.(1) 日本産淡水型複数集団を対象として,野生個体および共通環境で育成した個体を用いて,水槽実験により縄張り行動発現強度の集団間比較とその遺伝性の有無について検証した.ハビタット特性が異なる集団間では行動発現強度の遺伝的分化が認められ,ハビタットが類似している集団間では同様の行動発現強度を示したものの,その内分泌遺伝基盤は異なることが示唆された.今後,RNA-seqにより脳の網羅的遺伝子発現パターンを集団間で比較することで,同様の表現型を示す集団間における変異を追究する.(2) 縄張り行動発現強度の変異を生み出す生態的要因を追究することを目的として,他集団に比べ特に縄張り行動発現強度が弱い対象集団の生息河川において野外調査を実施した.この集団は河川でより水深が浅い場所に営巣する傾向があること,同所的に生息している大型魚類の胃内容物調査から,他魚類がイトヨ成魚を捕食していることが明らかとなった.他大型魚類によるイトヨ成魚の捕食は,他の対象集団では観察されておらず,このようなハビタット特性の差異が縄張り行動発現に影響を及ぼす可能性がある.(3) 縄張り行動発現強度の変異を生み出す原因候補遺伝子座の探索に向けて,雄の繁殖縄張り行動の発現強度に遺伝的分化がみられる集団間で交雑系統を作出・育成し,大規模水槽実験によりF2集団における縄張り行動発現強度の測定とeQTL解析を目的とした各種組織サンプル採取を実施した.F2集団内の個体間において,特に営巣・縄張り形成時に提示した他雄個体に対する攻撃強度に差異が見られた.今後,これらのデータをもとにQTLを探索する.
英文摘要
本研究では,古くから動物行動学の伝統をもつモデル野生動物であるトゲウオ科魚類イトヨの,特に多様な行動を示す日本産淡水型複数集団を用いて,雄の繁殖縄張り行動の発現強度変異の進化機構を追究する.(1) 日本産淡水型複数集団を対象として,野生個体および共通環境で育成した個体を用いて,水槽実験により縄張り行動発現強度の集団間比較とその遺伝性の有無について検証した.ハビタット特性が異なる集団間では行動発現強度の遺伝的分化が認められ,ハビタットが類似している集団間では同様の行動発現強度を示したものの,その内分泌遺伝基盤は異なることが示唆された.今後,RNA-seqにより脳の網羅的遺伝子発現パターンを集団間で比較することで,同様の表現型を示す集団間における変異を追究する.(2) 縄張り行動発現強度の変異を生み出す生態的要因を追究することを目的として,他集団に比べ特に縄張り行動発現強度が弱い対象集団の生息河川において野外調査を実施した.この集団は河川でより水深が浅い場所に営巣する傾向があること,同所的に生息している大型魚類の胃内容物調査から,他魚類がイトヨ成魚を捕食していることが明らかとなった.他大型魚類によるイトヨ成魚の捕食は,他の対象集団では観察されておらず,このようなハビタット特性の差異が縄張り行動発現に影響を及ぼす可能性がある.(3) 縄張り行動発現強度の変異を生み出す原因候補遺伝子座の探索に向けて,雄の繁殖縄張り行動の発現強度に遺伝的分化がみられる集団間で交雑系統を作出・育成し,大規模水槽実験によりF2集団における縄張り行動発現強度の測定とeQTL解析を目的とした各種組織サンプル採取を実施した.F2集団内の個体間において,特に営巣・縄張り形成時に提示した他雄個体に対する攻撃強度に差異が見られた.今後,これらのデータをもとにQTLを探索する.
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
日本産淡水型イトヨ集団における攻撃的縄張り行動発現の変異特性
日本淡水刺鱼种群攻击性领地行为的突变特征
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[岡田泰和, 山崎遥・森誠一・岸田治・小北智之]
通讯作者:
山崎遥・森誠一・岸田治・小北智之
イトヨ雄におけるアンドロゲン依存的な繁殖縄張り行動発現の集団間変異
雄性刺鱼雄激素依赖性生殖领地行为的群体间变异
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Yukihiro Kanda, Hiroaki Takehara, Takanori Ichiki, 山崎遥, 山崎遥・森誠一・岸田治・小北智之, 山崎遥・森誠一・小北智之]
通讯作者:
山崎遥・森誠一・小北智之
イトヨの縄張り性攻撃行動の集団間変異とその進化遺伝基盤の探索
刺鱼领地攻击行为的种群间变异及其进化遗传基础探讨
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Yukihiro Kanda, Hiroaki Takehara, Takanori Ichiki, 山崎遥]
通讯作者:
山崎遥
多様な樹種に適用可能な天然更新補助作業技術の開発
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批准号:23K13979
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$3.08万
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财政年份:2023
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负责人:山崎 遥
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依托单位:
海外基金