遷移金属メタラベンゼン多座配位子を有する二核金属錯体の合成と触媒応用
遷移金属メタラベンゼン多座配位子を有する二核金属錯体の合成と触媒応用
批准号:
22KJ0933
负责人:
正田 浩一朗
金额:
$1.09万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2023
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2023-03-08 至 2024-03-31
中文摘要
本年度において、当研究員は遷移金属メタラベンゼン配位子の多座配位子の合成法を検討した。以前に当研究員が報告したホスフィニンの酸化によるメタラベンゼンへの変換を応用し、メタラベンゼン多座配位子の合成を目指した。すなわち、酸化したホスフィニン配位子を遷移金属に配位させ、その後還元剤を作用させることで炭素-リン結合の切断を伴いながらメタラベンゼンが生成する合成法を試みた。ホスフィニンを酸化するにあたり、同じ分子内に存在するホスフィン配位子を酸化から保護し、遷移金属への配位能力を担保することが必要であった。そこでホスフィニン多座配位子のホスフィン部分のみを銀へ配位させ、超原子化ヨウ素化合物を酸化剤として加えたところ、ホスフィン部位の銀への配位は保たれたままホスフィニン部位のみが酸化されることを見出した。今後は銀を他の金属に置換することで目的とするメタラベンゼン多座配位子の合成に繋がると考えている。また、本研究で合成した銀錯体自体も、溶媒中で二核と単核の平衡にあること、溶媒を変えることで蛍光の波長が変化するなど、錯体化学の側面で興味の持たれるものであった。特に、酸化されたホスフィニン部位を有する金属錯体は当研究員の研究以前に例がなく、酸化されたホスフィニン部位と金属が共存した際の性質を明らかにしたことは、当該分野の知見に資する研究であった。以上の銀錯体の性質については現在論文を投稿中である。
英文摘要
本年度において、当研究員は遷移金属メタラベンゼン配位子の多座配位子の合成法を検討した。以前に当研究員が報告したホスフィニンの酸化によるメタラベンゼンへの変換を応用し、メタラベンゼン多座配位子の合成を目指した。すなわち、酸化したホスフィニン配位子を遷移金属に配位させ、その後還元剤を作用させることで炭素-リン結合の切断を伴いながらメタラベンゼンが生成する合成法を試みた。ホスフィニンを酸化するにあたり、同じ分子内に存在するホスフィン配位子を酸化から保護し、遷移金属への配位能力を担保することが必要であった。そこでホスフィニン多座配位子のホスフィン部分のみを銀へ配位させ、超原子化ヨウ素化合物を酸化剤として加えたところ、ホスフィン部位の銀への配位は保たれたままホスフィニン部位のみが酸化されることを見出した。今後は銀を他の金属に置換することで目的とするメタラベンゼン多座配位子の合成に繋がると考えている。また、本研究で合成した銀錯体自体も、溶媒中で二核と単核の平衡にあること、溶媒を変えることで蛍光の波長が変化するなど、錯体化学の側面で興味の持たれるものであった。特に、酸化されたホスフィニン部位を有する金属錯体は当研究員の研究以前に例がなく、酸化されたホスフィニン部位と金属が共存した際の性質を明らかにしたことは、当該分野の知見に資する研究であった。以上の銀錯体の性質については現在論文を投稿中である。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Atom Swapping on Aromatic Rings: Conversion from Phosphinine Pincer Metal Complexes to Metallabenzenes by O2 Oxidation
芳环上的原子交换:通过 O2 氧化将膦钳金属配合物转化为金属苯
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Zihao Wang*, Liu Ziyin*, Liu Ziyin and Masahito Ueda, 正田 浩一朗・楠本 周平・野崎 京子]
通讯作者:
正田 浩一朗・楠本 周平・野崎 京子
Conversion from Phosphinine Metal Complexes to Metallabenzenes Triggered by O2 Oxidation
O2 氧化引发膦金属配合物向金属苯的转化
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Zihao Wang*, Liu Ziyin*, Liu Ziyin and Masahito Ueda, 正田 浩一朗・楠本 周平・野崎 京子, 正田浩一朗]
通讯作者:
正田浩一朗
海外基金