「生の現象学」における超越論的問題構制の展開と存在神論的構造の生成
「生の現象学」における超越論的問題構制の展開と存在神論的構造の生成
批准号:
13J03083
负责人:
服部 敬弘
金额:
$1.84万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2013
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2013-04-01 至 2016-03-31
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英文摘要
今年度は、再び生の現象学とカントとの対決に注目し、特にカントの乗り越えをはかる内在理論の革新性が抱える古典的性格の意味について考察した。「忘却された」エゴの存在を「内在」によって回復する生の現象学の革新的試みは、超越と内在の関係規定に際して古典的困難に逢着するようにみえるだけでなく、生の現象学全体の運動が、伝統への回帰によって古典的現象学を刷新する過程であるようにもみえる。では、そこでどのような伝統が問題なのか。この回帰が生の現象学にとって本質的なものであるなら、この問いは生の現象学を密かに規定する重要な前提を明らかにするはずである。以上の問いを通じて、従来のアンリ研究によってたえず指摘されてきたアンリ哲学の根本アポリアについて、その原因を特定することを目指した。具体的な研究は、次の二つの点を軸に行った。第一に、生の現象学がその批判的対象を「超越」へと定めるとき、どのような伝統的な問題設定へと身を置くか、第二に、「超越」から「内在」への遡行において、革新性と復古性はどこに存するのかを明らかにする。(1)アンリによるハイデガーの超越概念の読解を分析し、特にサルトルの『存在と無』のハイデガー解釈やG. Varetのサルトル解釈との影響関係を明らかにし、「超越」の「意識」への還元過程を析出した。(2)次に自己触発概念を再検討し、特にラシエーズ=レイのカント解釈との関係を確認し、アンリにおけるカント的思惟からデカルト的コギトへの再転換の道筋を描出した。(3)これが単なるデカルト主義への回帰ではない点を確認すべく、アンリ自我論について改めて考察し、スピノザとの関連を配慮しつつ、アンリが採用する「実在性」概念に、初期シェリング自我論の残滓を見ることを試みた。以上の研究から、自我の背後にある実在性を存在一般に代替する生の現象学の反動的性格こそ、困難の原因の一つであると結論した。
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アンリによるハイデガー批判再考 ― 感情概念の射程と限界
重新思考亨利对海德格尔的批评:情感概念的范围和局限性
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
影响因子:
--
作者:
[森本貴明, 金子昇司, 大木義路, 顧 暁冬, 服部敬弘]
通讯作者:
服部敬弘
アンリによるハイデガー批判再考―情感性概念の射程と限界
重新思考亨利对海德格尔的批评:情感概念的范围和局限性
DOI:
--
发表时间:
2016
期刊:
ミシェル・アンリ研究
影响因子:
--
作者:
[木村 真也, 田中 大貴, 洪 善熙, 佐藤 裕一,金子 佳生, 服部敬弘]
通讯作者:
服部敬弘
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
Revue internationale Michel Henry
影响因子:
--
作者:
[鈴木聡美, 木村拓哉, 七谷圭, 阿部敬悦, 服部敬弘]
通讯作者:
服部敬弘
意識の分析的統一-アンリによるカント批判の意味
意识的分析统一——亨利批判康德的意义
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
ミシェル・アンリ研究
影响因子:
--
作者:
[高木里奈, 宮川和也, 鹿野田一司, 周彪, 小林昭子, 小林速男, 服部敬弘]
通讯作者:
服部敬弘
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
影响因子:
--
作者:
[黒田康裕, 金子昇司, 森本貴明, 大木義路, 服部敬弘Yukihiro Hattori]
通讯作者:
服部敬弘Yukihiro Hattori
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