多数派民族の「同化」に直面した時における少数民族の行動に関する研究
多数派民族の「同化」に直面した時における少数民族の行動に関する研究
批准号:
13J03883
负责人:
松嵜 英也
金额:
$1.34万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2013
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2013-04-01 至 2016-03-31
中文摘要
本課題は、ロシア系住民居住地域を対象として、多数派民族の同化に直面した時における少数民族の行動に関する研究である。3年目は、①研究の公刊、②比較分析、③資料収集を行った。①モルドヴァの沿ドニエストルにおける分離状態の持続を理論的な観点から執筆し、国際安全保障の視点を取り入れて以下を明らかにした。紛争当事者は和平交渉を通じて、その利益を調整し、協力可能な範囲を拡大させているものの、領域を巡る紛争当事者の見解の齟齬(争点)は解決されず、アクターの行動は紛争の凍結へと向かわざるを得ない。長期的に見ると、国際社会にとっても、紛争当事者にとっても、紛争の凍結は紛争解決策とは言えない。しかし、紛争は再発しておらず、和平も破綻していない。領域を巡る争いは解決されていないが、再発は防止されている。以上から、「凍結された紛争」はロシア・グルジア戦争に見られるように容易に崩壊しやすいが、1つの紛争管理手法となり得る。②ソ連解体期における沿ドニエストルとクリミアの比較分析を行い、『日本比較政治学会』の年次大会で報告した。この報告では、両事例の過程追跡を行い、共和国政府による分離勢力の要求を承認するタイミングが、両事例の帰結を分けたと結論付けた。③ロシア連邦でクリミアの事例に関する資料を収集した。②では、クリミア政府は如何なる動機で自治共和国を形成したのか、クリミア・タタール人の帰還は現地政権の政治的決定を如何なる効果を与えたのか、など分析が不十分であった。そこで、クリミア政府とクリミア・タタール人の新聞資料、秘密集会、デモの内実、指導者の手記等の文書、ペレストロイカ期の帰還に関する文書を広く収集した。ソ連解体期に多数派との共存を受容したクリミアの事例が十分に考察されず、比較の精緻化が課題となっている。今後の研究では、自治制度の機能を対象とし、その比較分析を行うことで、研究を深めたい。
英文摘要
本課題は、ロシア系住民居住地域を対象として、多数派民族の同化に直面した時における少数民族の行動に関する研究である。3年目は、①研究の公刊、②比較分析、③資料収集を行った。①モルドヴァの沿ドニエストルにおける分離状態の持続を理論的な観点から執筆し、国際安全保障の視点を取り入れて以下を明らかにした。紛争当事者は和平交渉を通じて、その利益を調整し、協力可能な範囲を拡大させているものの、領域を巡る紛争当事者の見解の齟齬(争点)は解決されず、アクターの行動は紛争の凍結へと向かわざるを得ない。長期的に見ると、国際社会にとっても、紛争当事者にとっても、紛争の凍結は紛争解決策とは言えない。しかし、紛争は再発しておらず、和平も破綻していない。領域を巡る争いは解決されていないが、再発は防止されている。以上から、「凍結された紛争」はロシア・グルジア戦争に見られるように容易に崩壊しやすいが、1つの紛争管理手法となり得る。②ソ連解体期における沿ドニエストルとクリミアの比較分析を行い、『日本比較政治学会』の年次大会で報告した。この報告では、両事例の過程追跡を行い、共和国政府による分離勢力の要求を承認するタイミングが、両事例の帰結を分けたと結論付けた。③ロシア連邦でクリミアの事例に関する資料を収集した。②では、クリミア政府は如何なる動機で自治共和国を形成したのか、クリミア・タタール人の帰還は現地政権の政治的決定を如何なる効果を与えたのか、など分析が不十分であった。そこで、クリミア政府とクリミア・タタール人の新聞資料、秘密集会、デモの内実、指導者の手記等の文書、ペレストロイカ期の帰還に関する文書を広く収集した。ソ連解体期に多数派との共存を受容したクリミアの事例が十分に考察されず、比較の精緻化が課題となっている。今後の研究では、自治制度の機能を対象とし、その比較分析を行うことで、研究を深めたい。
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「凍結された沿ドニエストル紛争の持続に和平協議が及ぼす影響の検討-5者和平協議を中心に(1997-2003)―」
“审查和谈对冻结的德涅斯特河沿岸冲突持续的影响——以五方和谈为重点(1997-2003)”
DOI:
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发表时间:
2014
期刊:
影响因子:
--
作者:
[○山口琴美, 曽宮正晴, 黒田俊一, 松嵜英也]
通讯作者:
松嵜英也
「モルドヴァにおける沿ドニエストル紛争発生の再検討―『安全保障のジレンマ』を手掛かりに」
“重新审视摩尔多瓦德涅斯特河沿岸冲突:基于‘安全困境’”
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
『上智ヨーロッパ研究』
影响因子:
--
作者:
[伊藤 貴弘, 高田 健司, 佐藤 信一郎, 覚知 豊次, 松本 直己, 松嵜英也]
通讯作者:
松嵜英也
『領域的自治による多民族国家の存続・崩壊』論争を超えて
超越“多民族国家通过领土自治的生存/崩溃”的争论
DOI:
--
发表时间:
2016
期刊:
コスモポリス
影响因子:
--
作者:
[松嵜英也]
通讯作者:
松嵜英也
『凍結された紛争』という紛争管理―モルドヴァの沿ドニエストル紛争を中心に―
被称为“冻结冲突”的冲突管理:聚焦摩尔多瓦的德涅斯特河沿岸冲突
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
神戸学院経済学論集
影响因子:
--
作者:
[H. Oshima, M. Kinoshita, 松嵜英也]
通讯作者:
松嵜英也
「『凍結された紛争』という紛争管理―旧ソ連モルドヴァの沿ドニエストル紛争を事例に―」
“被称为‘冻结冲突’的冲突管理——前苏联摩尔多瓦德涅斯特河沿岸冲突的案例研究”
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
影响因子:
--
作者:
[吉本早苗, 内田(太田)真理子, 竹内龍人, Naoki Matsumoto, 吉原博幸・加畑理咲子・谷悠一郎・西垣昌代・藤澤道子・道和百合・平田義弘・小野加奈子・千石真理・丸山晃央・須永恵美子, 松嵜英也]
通讯作者:
松嵜英也
共 11 条
Comparative Study of Civil-Military Relations and Views of the International Order in Ukraine and Russia
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批准号:23K12436
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$2.5万
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财政年份:2023
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负责人:松嵜 英也
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依托单位:
Unrecognized States and the Origin of Semi-Presidential System in Eurasia
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批准号:19K20538
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$2.5万
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财政年份:2019
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负责人:松嵜 英也
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依托单位:
自治領なき領域的自治の機能:ソ連解体期のクリミアと沿ドニエストルの比較研究
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批准号:17J02213
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$2.58万
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财政年份:2017
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负责人:松嵜 英也
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依托单位:
海外基金