全天探査用広視野MeVガンマ線カメラを用いた長時間気球フライトによる天体観測
全天探査用広視野MeVガンマ線カメラを用いた長時間気球フライトによる天体観測
批准号:
13J01213
负责人:
古村 翔太郎
金额:
$2.3万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2013
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2013-04-01 至 2016-03-31
中文摘要
我々は次世代のMeVガンマ線望遠鏡として、電子飛跡検出型コンプトンカメラ(Electron Tracking Compton Camera, ETCC)の開発を進めている。ETCCは従来型コンプトンカメラと異なり反跳電子の飛跡を測定することで、優れた撮像性能に基づく強力な雑音除去性能と、6 strもの広視野を実現している。さらに昨年度までに、100-200 keVで約0.6と優れた偏光検出性能(Modulation Factor, MF)を持つことを、モンテカルロシミュレーションと密封線源を用いた室内実験の両方で確かめた。本年度は、SPring-8の偏光X線ビームラインBL08Wを利用して高統計での精密測定を行なった。182 keV直線偏光ビームを10 mm厚のアルミ板に照射し、その散乱光をETCCで測定した。ETCCに対する入射光子の偏光方向を変えて測定を行い、そのいずれにおいても得られたエネルギースペクトル及び偏光検出に関わる散乱X線方位角分布は、シミュレーションとよく一致した。得られたMFは0.56-0.61@130 keVとシミュレーションと矛盾せず、既存のコンプトン偏光計より1.5倍程度優れた値であることが確認できた。さらに広視野撮像偏光観測の実証実験として、偏光X線を光軸から約40度傾けて入射させ、撮像情報により精度の高い偏光検出が行える事を示し、世界初のX線撮像偏光検出を成功させた。今後のETCCの有効面積拡張により、気球実験でもかに星雲や明るいガンマ線バースト等について10-20%偏光検出と、衛星観測に匹敵する高精度な観測が期待できる。
英文摘要
我々は次世代のMeVガンマ線望遠鏡として、電子飛跡検出型コンプトンカメラ(Electron Tracking Compton Camera, ETCC)の開発を進めている。ETCCは従来型コンプトンカメラと異なり反跳電子の飛跡を測定することで、優れた撮像性能に基づく強力な雑音除去性能と、6 strもの広視野を実現している。さらに昨年度までに、100-200 keVで約0.6と優れた偏光検出性能(Modulation Factor, MF)を持つことを、モンテカルロシミュレーションと密封線源を用いた室内実験の両方で確かめた。本年度は、SPring-8の偏光X線ビームラインBL08Wを利用して高統計での精密測定を行なった。182 keV直線偏光ビームを10 mm厚のアルミ板に照射し、その散乱光をETCCで測定した。ETCCに対する入射光子の偏光方向を変えて測定を行い、そのいずれにおいても得られたエネルギースペクトル及び偏光検出に関わる散乱X線方位角分布は、シミュレーションとよく一致した。得られたMFは0.56-0.61@130 keVとシミュレーションと矛盾せず、既存のコンプトン偏光計より1.5倍程度優れた値であることが確認できた。さらに広視野撮像偏光観測の実証実験として、偏光X線を光軸から約40度傾けて入射させ、撮像情報により精度の高い偏光検出が行える事を示し、世界初のX線撮像偏光検出を成功させた。今後のETCCの有効面積拡張により、気球実験でもかに星雲や明るいガンマ線バースト等について10-20%偏光検出と、衛星観測に匹敵する高精度な観測が期待できる。
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電子飛跡検出型コンプトン望遠鏡を用いた天体MeVガンマ線の偏光撮像観測計画
电子径迹探测康普顿望远镜天文MeV伽马射线偏振成像观测方案
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
影响因子:
--
作者:
[古村翔太郎, 谷森達, 窪秀利, 高田淳史, 水本哲矢, J. D. Parker, 水村好貴, 澤野達哉, 中村輝石, 松岡佳大, 中村祥吾, 小田真, 岸本哲朗, 竹村泰斗, 宮本奨平, 身内賢太朗, 黒澤俊介]
通讯作者:
黒澤俊介
A performance study of an electron-tracking Compton camera with a compact system for environmental gamma-ray observation
用于环境伽马射线观测的电子跟踪康普顿相机和紧凑系统的性能研究
DOI:
10.1088/1748-0221/10/06/c06003
发表时间:
2015
期刊:
Journal of Instrumentation
影响因子:
1.3
作者:
[T. Mizumoto, D. Tomono, A. Takada, T. Tanimori, S. Komura, H. Kubo, Y. Matsuoka, Y. Mizumura, K. Nakamura, S. Nakamura, M. Oda, J.D. Parker, T. Sawano, N. Bando and A. Nabetani]
通讯作者:
N. Bando and A. Nabetani
New readout and data-acquisition system in an electron-tracking Compton camera for MeV gamma-ray astronomy (SMILE-II)
用于 MeV 伽马射线天文学的电子跟踪康普顿相机中的新型读出和数据采集系统 (SMILE-II)
DOI:
10.1016/j.nima.2015.08.004
发表时间:
2015
期刊:
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research Section A
影响因子:
--
作者:
[T.Mizumoto, Y.Matsuoka , Y.Mizumura, T.Tanimori, H.Kubo, A.Takada, S.Iwaki, T.Sawano, K.Nakamura, S.Komura, S. Nakamura, T.Kishimoto, M.Oda, S.Miyamoto, T.Takemura, J.D.Parker, D.Tomono, S.Sonoda, K.Miuchi, S.Kurosawa]
通讯作者:
S.Kurosawa
Performance Improvement of an Electron-Tracking Compton Camera by a New Track Reconstruction Method
通过新的轨迹重建方法改进电子跟踪康普顿相机的性能
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
2013 IEEE Nuclear Science Symposium Conf erence Record
影响因子:
--
作者:
[S. Komura, T. Tanimori, H. Kubo, A. Takada, J. Parker, T. Mizumoto, Y. Mizumura, S. Sonoda, D. Tomono, T. Sawano, K. Naka mura, Y. Matsuoka, Y. Sato, S. Nakamura, K. Miuchi, S. Kabuk i, Y. Kishimoto, S. Kurosawa, S. Iwaki, M. Tanaka, M. Ikeno and T. Uchid]
通讯作者:
M. Ikeno and T. Uchid
SMILE19 : 次期気球実験に向けた偏光観測シミュレーション
SMILE19:下一个气球实验的偏振观测模拟
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
影响因子:
--
作者:
[古村翔太郎, 高田淳史, 澤野達哉, 岩城智, 窪秀利, 松岡佳大, 水本哲矢, 水村好貴, 中村輝石, 中村祥吾, 小田真, Parker Joseph, 園田真也, 谷森達, 友野大, 株木重人, 黒澤俊介, 身内賢太朗]
通讯作者:
身内賢太朗
共 19 条
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