アトピー性皮膚炎での炎症性細胞の浸潤における血管内皮細胞接着分子発現の役割
アトピー性皮膚炎での炎症性細胞の浸潤における血管内皮細胞接着分子発現の役割
批准号:
04670637
负责人:
瀧川 雅浩
金额:
$1.28万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
财政年份:
1992
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1992 至 --
中文摘要
アトピー性皮膚炎病変部での単核球および好酸球浸潤はその病態発生に主要な役割を担っていると考えられるが,これら白血球の血管外遊出機序についてはいまだ不明な点が多い.今回われわれは,病変皮膚を一連のモノクローナル抗体を用いて免疫組織学的に染色し,浸潤細胞の性格および各浸潤細胞数と血管内皮細胞上の細胞接着分子発現度との関連につき検討した.正常ヒト皮膚では血管内皮細胞にintercellular adhesion molecule-1(ICAM-1)の構成的発現が見られたが,E-selectinおよびvascular cell adhesion molecule-1(VCAM-1)の発現はほとんど認められなかった.アトピー性皮膚炎患者の急性病変部ではICAM-1の発現増強とE-selectinおよびVCAM-1の発現誘導が,慢性病変ではICAM-1,E-selectinの持続的発現が認められた.急性,慢性病変ともに浸潤細胞の多くはCD3,CD4,CD45RO陽性のhelper-inducer/memory T cellであった.通常のHE染色では急性病変部での好酸球浸潤はわずかであったが,免疫染色によるmajor basic protein(MBP),eosinophil peroxidase(EPO),活性型eosinophil cationic protein(ECP)陽性好酸球の浸潤とMBPとEPOの間質への沈着を著明に認めた.しかし,慢性病変ではそれらの変化は希少であった.CD3,CD4,CD45RO陽性単核球数とMBP,EPO,活性型ECP陽性好酸球数は各接着分子発現度と有意の相関を認め,特に前者ではE-selectin,後者ではVCAM-1の発現度との相関が顕著であった.また好酸球数とmemory T細胞数との間にも正の相関が認められた.以上の結果よりmemory T細胞の血管外遊出にはE-selectinが,好酸球にはVCAM-1が,最も重要な細胞接着分子である可能性が示唆された.
英文摘要
アトピー性皮膚炎病変部での単核球および好酸球浸潤はその病態発生に主要な役割を担っていると考えられるが,これら白血球の血管外遊出機序についてはいまだ不明な点が多い.今回われわれは,病変皮膚を一連のモノクローナル抗体を用いて免疫組織学的に染色し,浸潤細胞の性格および各浸潤細胞数と血管内皮細胞上の細胞接着分子発現度との関連につき検討した.正常ヒト皮膚では血管内皮細胞にintercellular adhesion molecule-1(ICAM-1)の構成的発現が見られたが,E-selectinおよびvascular cell adhesion molecule-1(VCAM-1)の発現はほとんど認められなかった.アトピー性皮膚炎患者の急性病変部ではICAM-1の発現増強とE-selectinおよびVCAM-1の発現誘導が,慢性病変ではICAM-1,E-selectinの持続的発現が認められた.急性,慢性病変ともに浸潤細胞の多くはCD3,CD4,CD45RO陽性のhelper-inducer/memory T cellであった.通常のHE染色では急性病変部での好酸球浸潤はわずかであったが,免疫染色によるmajor basic protein(MBP),eosinophil peroxidase(EPO),活性型eosinophil cationic protein(ECP)陽性好酸球の浸潤とMBPとEPOの間質への沈着を著明に認めた.しかし,慢性病変ではそれらの変化は希少であった.CD3,CD4,CD45RO陽性単核球数とMBP,EPO,活性型ECP陽性好酸球数は各接着分子発現度と有意の相関を認め,特に前者ではE-selectin,後者ではVCAM-1の発現度との相関が顕著であった.また好酸球数とmemory T細胞数との間にも正の相関が認められた.以上の結果よりmemory T細胞の血管外遊出にはE-selectinが,好酸球にはVCAM-1が,最も重要な細胞接着分子である可能性が示唆された.
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专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
アトピー性皮膚炎における細胞接着分子の病態形成への役割
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批准号:06454316
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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资助金额:$0.0万
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财政年份:1994
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负责人:瀧川 雅浩
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依托单位:
マウス接触光過敏症におけるサプレッサー T細胞の役割についての免疫学的研究
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批准号:60570459
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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资助金额:$1.15万
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财政年份:1985
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负责人:瀧川 雅浩
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依托单位:
コンカナバリンA結合体局在部の免疫電顕的解明に基く天疱瘡棘融解の発生機序の研究
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批准号:X00210----577434
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.55万
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财政年份:1980
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负责人:瀧川 雅浩
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依托单位: