花結びのデザイン-江戸期の茶道および香道を中心として-
花結びのデザイン-江戸期の茶道および香道を中心として-
批准号:
21J10013
负责人:
矢島 由佳
金额:
$0.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-28 至 2023-03-31
中文摘要
本研究では、江戸時代の茶道および香道で用いられる茶入れや香包をいれる袋に施された結びに関する史料に着目し、日本において結びが一種の記号として用いられてきたことを明らかにした上で、結びに関する知識が家元制度や出版文化の発展と関わりながら行われたことを示した。西尾市岩瀬文庫、野村美術館、静嘉堂文庫美術館、竹幽文庫、正倉院等の所蔵品を元にその分析を試みた。さらに史料分析の軸として、(1)花結びがどのように享受され、結びに関する視覚的記録が残るに至ったか、(2)結びで作られた形かが記号としてどのよ うな意味をもち、記号にまつわる言説がどのように構築されたか、を設定した。その結果、第一に、室町時代の史料に唐物への敬意を表すために結びが用いられてきたこと解釈できることを示した上で、同実践および唐物を礼賛する文化が江戸にも見られることを明らかにした。第二に、江戸時代中期の茶道における結びの伝承に着目し、結びの内容をみだりに他者に伝授してはならないことが記されており、結び図が家元制度のもとでの秘儀であった事情を指摘した。第三に、結びに関する記録に着目すれば、これまでのところ、江戸前期までは手書きの図絵や写本しか史料が見当たらず、限られた人のみが結びの知識に触れていたが、江戸後期において木版出版が広がり、結びに関する出版物も出回り、結びに関する知識の享受層が広がったことも指摘した。本年度においては史料調査を研究の要に据えたが、学芸員の方や結び文化の継承者の田中年子氏との意見交換も含め、実践的な側面から研究を進めることもできた。研究成果の発表については、ICAS12(The 12th International Convention of Asia Scholars)、ACDHT(アジアデザイン史論国際会議)に於いて研究成果を発表し、充実した意見交換を行った。
英文摘要
本研究では、江戸時代の茶道および香道で用いられる茶入れや香包をいれる袋に施された結びに関する史料に着目し、日本において結びが一種の記号として用いられてきたことを明らかにした上で、結びに関する知識が家元制度や出版文化の発展と関わりながら行われたことを示した。西尾市岩瀬文庫、野村美術館、静嘉堂文庫美術館、竹幽文庫、正倉院等の所蔵品を元にその分析を試みた。さらに史料分析の軸として、(1)花結びがどのように享受され、結びに関する視覚的記録が残るに至ったか、(2)結びで作られた形かが記号としてどのよ うな意味をもち、記号にまつわる言説がどのように構築されたか、を設定した。その結果、第一に、室町時代の史料に唐物への敬意を表すために結びが用いられてきたこと解釈できることを示した上で、同実践および唐物を礼賛する文化が江戸にも見られることを明らかにした。第二に、江戸時代中期の茶道における結びの伝承に着目し、結びの内容をみだりに他者に伝授してはならないことが記されており、結び図が家元制度のもとでの秘儀であった事情を指摘した。第三に、結びに関する記録に着目すれば、これまでのところ、江戸前期までは手書きの図絵や写本しか史料が見当たらず、限られた人のみが結びの知識に触れていたが、江戸後期において木版出版が広がり、結びに関する出版物も出回り、結びに関する知識の享受層が広がったことも指摘した。本年度においては史料調査を研究の要に据えたが、学芸員の方や結び文化の継承者の田中年子氏との意見交換も含め、実践的な側面から研究を進めることもできた。研究成果の発表については、ICAS12(The 12th International Convention of Asia Scholars)、ACDHT(アジアデザイン史論国際会議)に於いて研究成果を発表し、充実した意見交換を行った。
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The Development of Hanamusubi Use in Tea and Incense Practices during the Edo Period
江户时代花结在茶和香实践中的发展
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
ICAS Conference Proceedings(2022年5月31発行予定)
影响因子:
--
作者:
[Zhang Xi, Kim Gowoon, Yang Qian, Wei Jiake, Feng Bin, Ikuhara Yuichi, Ohta Hiromichi, 武本宗一郎, Yoshika Yajima]
通讯作者:
Yoshika Yajima
What Makes Flower Knot Function as a Language? - In Tea and Incense Ceremonial Use During the Edo Period –
是什么让花结成为一种语言?
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[宮前健太郎, Hiroshi Ishii, Yoshika Yajima]
通讯作者:
Yoshika Yajima
Paper Wrapping Practice in Modern and Contemporary Japan: Between Discipline and Commerce
日本近现代的包装纸实践:在纪律与商业之间
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
フィロカリア
影响因子:
--
作者:
[Qian Yang, Joonhyuk Lee, Hyoungjeen Jeen, Hai Jun Cho, and Hiromichi Ohta, 宮前 健太郎, 江原聡子, Yoshika Yajima]
通讯作者:
Yoshika Yajima
Unfolding the Culture of Hanamusubi: In Tea and Incense Ceremonial Use during the Edo Period in Japan
展现花结文化:日本江户时代的茶和香仪式中的使用
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Kawashima Oya, Yanase Naho, Okitsu Yoshihisa, Hirahara Masafumi, Saito Yoshifumi, Karouji Yuzuru, Yamamoto Naoki, Yokota Shoichiro, Kasahara Satoshi, 石井宙志, Yoshika Yajima]
通讯作者:
Yoshika Yajima
国内基金
海外基金
融入时空特征的万里茶道安化黑茶文化知识图谱构建与应用研究
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批准号:2026JJ81202
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项目类别:省市级项目
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资助金额:--
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批准年份:2026
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负责人:向婧
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依托单位:
闽赣“万里茶道”乡土建筑营造技艺研究
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批准号:51608248
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项目类别:青年科学基金项目
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资助金额:20.0万元
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批准年份:2016
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负责人:李久君
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依托单位: