糖鎖からひもとく未知の生体組織再構築メカニズムの解明
糖鎖からひもとく未知の生体組織再構築メカニズムの解明
批准号:
21J11236
负责人:
布施谷 清香
金额:
$1.34万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-28 至 2023-03-31
中文摘要
腎糸球体での濾過機能には、毛細血管内皮細胞、糸球体基底膜、糸球体上皮細胞(ポドサイト)が関与しており、ポドサイトは足突起にスリット膜を形成し、濾過フィルターとして機能する。ポドサイトは終末分化細胞であり、足突起の構造異常は蛋白尿発症に繋がる。一方、ポドサイトが損傷後に回復機構は明らかになっていない。ポドサイト特異的に誘導的にO結合型糖鎖を欠損させるCosmc欠損マウス(cKOマウス)では足突起消失及び蛋白尿発症が観察されたが、蛋白尿は一過性であり、ポドサイトは時間経過とともに部分的に正常な足突起構造に回復した。本研究では、糖鎖欠損マウスにおけるポドサイト形態の回復機構を明らかにする事を目的としている。先行研究によって蛋白尿が回復する原因は、cKOマウスのポドサイトで観察されたシアル酸修飾(シアリルTn構造; STn構造)による負電荷の増加によるものであると考え、cKOマウスからシアル酸を除去するために、シアル酸転移酵素(St6galnac)ファミリーの二重及び四重遺伝子欠損マウスをcKOマウスと掛け合わせた新規遺伝子欠損マウス(それぞれcKO/DKOマウス、cKO/QKOマウス)を作製した。その過程で作製した、St6galnac3::St6galnac4 DKOマウスは、末梢リンパ節や腸間膜リンパ節での出血が観察され、膜タンパク質間相互作用に糖鎖が介されていることが示唆された。この内容について、組織学的・生化学的解析を進め、論文を投稿した。さらに、cKO/QKOマウスは、タンパク尿を回復しない個体も出現した。これらのマウスは組織学的解析により、尿細管の萎縮や線維化が引き起こされたことが明らかになった。これらの表現型がポドサイト障害によって引き起こされた尿細管傷害である可能性が考えられる。
英文摘要
腎糸球体での濾過機能には、毛細血管内皮細胞、糸球体基底膜、糸球体上皮細胞(ポドサイト)が関与しており、ポドサイトは足突起にスリット膜を形成し、濾過フィルターとして機能する。ポドサイトは終末分化細胞であり、足突起の構造異常は蛋白尿発症に繋がる。一方、ポドサイトが損傷後に回復機構は明らかになっていない。ポドサイト特異的に誘導的にO結合型糖鎖を欠損させるCosmc欠損マウス(cKOマウス)では足突起消失及び蛋白尿発症が観察されたが、蛋白尿は一過性であり、ポドサイトは時間経過とともに部分的に正常な足突起構造に回復した。本研究では、糖鎖欠損マウスにおけるポドサイト形態の回復機構を明らかにする事を目的としている。先行研究によって蛋白尿が回復する原因は、cKOマウスのポドサイトで観察されたシアル酸修飾(シアリルTn構造; STn構造)による負電荷の増加によるものであると考え、cKOマウスからシアル酸を除去するために、シアル酸転移酵素(St6galnac)ファミリーの二重及び四重遺伝子欠損マウスをcKOマウスと掛け合わせた新規遺伝子欠損マウス(それぞれcKO/DKOマウス、cKO/QKOマウス)を作製した。その過程で作製した、St6galnac3::St6galnac4 DKOマウスは、末梢リンパ節や腸間膜リンパ節での出血が観察され、膜タンパク質間相互作用に糖鎖が介されていることが示唆された。この内容について、組織学的・生化学的解析を進め、論文を投稿した。さらに、cKO/QKOマウスは、タンパク尿を回復しない個体も出現した。これらのマウスは組織学的解析により、尿細管の萎縮や線維化が引き起こされたことが明らかになった。これらの表現型がポドサイト障害によって引き起こされた尿細管傷害である可能性が考えられる。
期刊论文(6)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
腎糸球体における血液濾過へのO-結合型糖鎖の機能解明
阐明 O-连接糖链在肾小球血液过滤中的功能
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[布施谷清香, 高橋智, 工藤崇]
通讯作者:
工藤崇
リンパ節の高内皮細静脈構造におけるdisialyl-T構造の役割
二唾液酸-T结构在淋巴结高内皮静脉结构中的作用
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[布施谷清香, 濱野彩音, 鈴木陸, 村上由佳, 林卓杜, 定木駿弥, 高橋智, 工藤崇]
通讯作者:
工藤崇
St6galnac3,4遺伝子ダブルノックアウトマウスはリンパ節で出血する
St6galnac3,4基因双敲除小鼠淋巴结出血
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[布施谷清香, 濱野彩音, 鈴木陸, 村上由佳, 和泉裕之, 高橋智, 工藤崇]
通讯作者:
工藤崇
Development of a new animal model for IgA nephropathy and establishment of methods for functional evaluation
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批准号:23K19601
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项目类别:Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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资助金额:$1.83万
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财政年份:2023
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负责人:布施谷 清香
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依托单位:
海外基金