移民の発生と社会的包摂に関する実証分析

移民与社会包容的实证分析

基本信息

批准号：
21J22960
负责人：
菊池柾慶
金额：
$ 0.83万
依托单位：
Waseda University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2021
资助国家：
日本
起止时间：
2021-04-28 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

当該年度は、前年度に引き続き、独自のサーベイ調査を実施した。サーベイ調査内では、難民を発生させた主体（国家）の属性をランダマイズし、送り出し国と受け入れ国との関係性が、受け入れ国内における難民の受け入れ支持態度に与える影響を、実験的な手法を用いて検証した。データ分析の結果、理論的に予測されるように、敵対的な国によって抑圧された人々は、そうではない人々と比べて、同情の対象になりやすいことがわかった。一方で、回答者が具体的に想像した「敵対的な国」によっても、同情の程度が異なることが明らかになった。この発見は、「敵対的な国」からの逃亡を試みる人々に対する世論の態度がコンテクストに依存することを示唆している。難民問題は、国際社会における最重要課題の一つでもあり、今後の研究においても更なる検証が求められる。本研究課題を通じて実施したサーベイ調査から得られた知見は、2022年9月に開催されたアメリカ政治学会（American Political Science Association）年次大会において報告され、そこで得られたフィードバックを元に、追加のサーベイ調査の実施も含め、将来的な学術誌への掲載を目指している。さらに、当該年度には、修士論文を基に改訂した論文が国際関係論のフィールドトップ誌の一つであるJournal of Peace Researchに掲載された。今後も、本論文で着目した国際政治とアイデンティティの連関を実証的に検証していきたい。

在这个财政年度，在上一个财政年度之后，我们进行了自己的调查调查。在调查中，使用实验方法检查了造成难民的参与者（州）的属性（州）是随机的，发件人与东道国之间的关系对东道国难民的支持性态度的影响进行了使用。数据分析表明，正如理论上预测的那样，那些被敌对国家压迫的人比没有敌对国家的人更有可能同情。另一方面，据透露，同情程度取决于受访者想象的“敌对国家”。这一发现表明，公众舆论对试图逃离“敌对国家”的人们的态度依赖于上下文。难民问题是国际社会中最重要的问题之一，未来的研究需要进一步调查。从该研究主题进行的调查中获得的调查结果在2022年9月举行的美国政治学协会的年度会议上进行了报道，并根据那里获得的反馈，该公司的目标是在未来的学术期刊上发布，包括进行其他调查调查。此外，在今年，基于硕士论文的修订论文发表在《和平研究杂志》上，这是国际关系理论的顶级领域之一。将来，我们希望继续凭经验研究国际政治与身份之间的联系，我们在本文中重点介绍。