ケア倫理の批判的再構築:関係的自律と「家族」の機能に着目して
ケア倫理の批判的再構築:関係的自律と「家族」の機能に着目して
批准号:
21K00007
负责人:
秋葉 峻介
金额:
$1.25万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
2022年度は、フェミニズムやケア倫理に関する文献の分析を進めるとともに、ケア倫理を「家族倫理」とみたときの患者・家族の関係、また、家族を持たない者の捉えられ方に関する批判的検討を中心として取り組んだ。8月に出版された『狂気な倫理:「愚か」で「不可解」で「無価値」とされる生の肯定』に第3章として所収された「ケア倫理における家族に関するスケッチ――「つながっていない者」へのケアに向けて」では、Eva Kittayのケアに関する議論を批判的に検討することで、ケアを担う家族の存在を前提して議論が組み立てられていることを指摘し、ケアの倫理が家族倫理として展開されていることを明らかにした。この検討を進める中で、ケアをめぐる議論における、家族を持つものと持たざる者との捉えられ方の異同に関する示唆を得た。また、医療・ケアに関する意思決定における家族の役割を改めて問い直すべく次の作業に取り組んだ。①「人生の最終段階」をめぐる意思決定において「人生の物語り」がどのような意味を持つか②生/死をめぐる意思決定が「人生の物語り」とどのような関係にあるのか③「人生の最終段階」において、われわれは「人生の物語り」をめぐって「何」について決定しているのか、を検討することである。これらの作業から、われわれが人生の最終段階において行う意思決定を通じて、たんに医療やケアの方針を決定するにとどまらず、オーバーラップする人生の物語を共有する家族や、これを受け取る医療者との対話のなかで、患者が自ら主体的に人生の物語りや自己を再構成・再創造しているということが示された。また、このことについて、Michel Foucaultの自己への配慮の議論、自他関係の議論との関係を検討した。2022年度に行った研究の内容を整理・修正したものについて、日本生命倫理学会ならびに日本医学哲学・倫理学会の学会誌に投稿した(現在査読中)。
英文摘要
2022年度は、フェミニズムやケア倫理に関する文献の分析を進めるとともに、ケア倫理を「家族倫理」とみたときの患者・家族の関係、また、家族を持たない者の捉えられ方に関する批判的検討を中心として取り組んだ。8月に出版された『狂気な倫理:「愚か」で「不可解」で「無価値」とされる生の肯定』に第3章として所収された「ケア倫理における家族に関するスケッチ――「つながっていない者」へのケアに向けて」では、Eva Kittayのケアに関する議論を批判的に検討することで、ケアを担う家族の存在を前提して議論が組み立てられていることを指摘し、ケアの倫理が家族倫理として展開されていることを明らかにした。この検討を進める中で、ケアをめぐる議論における、家族を持つものと持たざる者との捉えられ方の異同に関する示唆を得た。また、医療・ケアに関する意思決定における家族の役割を改めて問い直すべく次の作業に取り組んだ。①「人生の最終段階」をめぐる意思決定において「人生の物語り」がどのような意味を持つか②生/死をめぐる意思決定が「人生の物語り」とどのような関係にあるのか③「人生の最終段階」において、われわれは「人生の物語り」をめぐって「何」について決定しているのか、を検討することである。これらの作業から、われわれが人生の最終段階において行う意思決定を通じて、たんに医療やケアの方針を決定するにとどまらず、オーバーラップする人生の物語を共有する家族や、これを受け取る医療者との対話のなかで、患者が自ら主体的に人生の物語りや自己を再構成・再創造しているということが示された。また、このことについて、Michel Foucaultの自己への配慮の議論、自他関係の議論との関係を検討した。2022年度に行った研究の内容を整理・修正したものについて、日本生命倫理学会ならびに日本医学哲学・倫理学会の学会誌に投稿した(現在査読中)。
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共同意思決定は自律・自己決定の限界を克服したのか――意思決定主体再考に向けて
联合决策是否克服了自治和自决的局限性? - 重新考虑决策实体
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
医学哲学医学倫理
影响因子:
--
作者:
[何燕生・沈庭(編)(朝倉友海[分担執筆], 王玲玲訳), 森下 直貴, 宮島 光志, 宮島 光志, 宮島 光志, 宮島 光志, 森下 直貴, 森下 直貴, 森下 直貴, 李 彩華, 森下 直貴, 宮島 光志, 森下 直貴, 森下 直貴, 宮島光志, 森下 直貴, 李 彩華, 李 彩華, 森下 直貴, 宮島 光志(編著), 森下 直貴, 三谷尚澄, 関陽子, 秋葉峻介]
通讯作者:
秋葉峻介
ACPと共同意思決定
ACP 和协作决策
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Suzuki Keisuke, Miyahara Katsunori, Miyazono Kengo, 秋葉峻介]
通讯作者:
秋葉峻介
Advance Care Planningにおける共同意思決定の理論構造の検討
预先护理计划中联合决策的理论结构检验
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
医学哲学医学倫理
影响因子:
--
作者:
[三谷尚澄, 香川知晶, 秋葉峻介]
通讯作者:
秋葉峻介
家族のための意思決定は「自律的」か?
家庭决策是否“自主”?
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Ogusa Yasushi, Niikawa Takuya, 佐藤英明, Hitoshi Arima, 秋葉峻介]
通讯作者:
秋葉峻介
共同意思決定における「本人」とはどのような主体か?
共同决策中的“委托人”是一个什么样的实体?
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[香川知晶, 加藤泰史, 建石真公子, 齊尾武郎, 児玉真美, 美馬達哉, 姫野友紀子, 川口有美子, 鍾宜錚, 柏﨑郁子, 田中美穂, 土井健司, 梶田隆章, 佐藤英明, 秋葉峻介]
通讯作者:
秋葉峻介
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