明治・大正期文学における進化論・退化論パラダイム表象に関する総合的研究
明治・大正期文学における進化論・退化論パラダイム表象に関する総合的研究
批准号:
21K00314
负责人:
石原 千秋
金额:
$2.5万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
点击翻译按钮获取中文摘要
英文摘要
進化論・退化論を論じる際に注意しなければならないのは、個人主義との関係である。個人主義はヨーロッパ近代の発明という括り方が大まかすぎるかもしれない。スペイン人であるオルデガ・イ・ガセットは『大衆の反逆』で「イギリス民族は、常に未来を先取りし、ほとんどすべての領域にわたって一番乗りをしてきた民族なのだ」と言った後に、こう修正してみせる。イギリス民族のあり方は「未来のために生き続けながらも、過去の中にも生きることであり、真の現在に存在できるということなのである」と言う。ポール・ヴィリリオは戦争論の中で「西欧の人間が到底多いとは言えない人口にもかかわらず優越性をもち支配的であるように見えたのは、より速い者として現れた」からで、わけてもイギリスの優位性が確立したのは「「産業革命」ではなく「速度の革命」が、民主主義ではなく速度体制が、戦略ではなく速度術が存在した」からだというのだ(『速度と政治 地政学から時政学へ』)と言う。近代日本がイギリスから学んだのもこのことだった。フランスの人口学者エマニュエル・トッドは、イギリスの絶対核家族のあり方はイギリスで特に強度の高い個人主義と深い関わりがあるという。絶対核家族は長男単独相続なので、長男以外の子供が成人したら家族から出て行かなければならない。彼らはそれまでの土地を離れて新しい世代の労働力となる。そこで個人主義というより、もはや「個人化」と言っていいあり方が生まれる。それは社会からの孤立を意味せず、むしろフーコーが説くような社会の内面化が過剰に起きるというのだ(『我々はどこから来て、今どこにいるのか? 上 アングロサクソンがなぜ覇権を握ったか』)。漱石は長男単独相続が円滑に運ばず、家族が解体の危機に瀕する物語を書き続けた。漱石の言う個人主義は、イギリス流の個人化と似てはいないだろうか。
期刊论文(3)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
令和文学年表は可能か
是否有可能创建令和文学年表?
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
季刊文科
影响因子:
--
作者:
[石原千秋]
通讯作者:
石原千秋
高度経済成長期とバブル期と文学研究
经济高增长期、泡沫期与文学研究
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
物語研究
影响因子:
--
作者:
[石原千秋, 鈴木耕太, 佐藤勝明, 石川巧, 間宮厚司, 石原千秋]
通讯作者:
石原千秋