魏晋南北朝期における『楚辞』文学の変容と影響――楚歌・屈原イメージ・遊行
魏晋南北朝期における『楚辞』文学の変容と影響――楚歌・屈原イメージ・遊行
批准号:
21K00323
负责人:
大野 圭介
金额:
$2.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2021-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
本年度は研究代表者及び分担者の研究分担に従ってそれぞれ研究に着手し、2022年9月にオンラインで、2023年3月に対面で例会を開催して進捗状況や研究方針を確認した。各分担における進捗状況は下記の通り。(1)楚歌形式歌謡:田島が中国語学の観点から、「魏晋南北朝期の韻文注」について3月例会で発表し、他の参加者の指摘を受けて論文としての発表を準備している。野田も音韻学の観点から楚歌形式歌謡の分析を続けている。矢田は六朝期に離騒よりも九歌や九辯が楚歌として認識され、その評価が高まった理由についての分析を続けており、「哀時命」に関する論文の準備を進めている。谷口は六朝における九歌体について、騒体は辞賦として定着したため、九歌体が「楚歌」のイメージで残ったのではないかとの観点から論文としての発表を準備している。また大野は論文「「楚詞」から『楚辞』へ」(『桃の会論集』に投稿、2023年4月以降に刊行予定)で、王褒「九懐」で「懐王―屈原」の枠をはめられて宮廷文学化した「九歌」が、『楚辞章句』以後は「離騒」「九章」系作品が引き続き「懐王―屈原」の枠組みで伝えられたのに対して、「九歌」がその枠組みを外れて「楚歌」に変容していったことを示唆した。(2)屈原イメージの受容と変容:田宮は昨年度に続いて『楚辞後語』収載作品の魏晋南北朝の部分についての分析を進めている。また大野は予備的研究として、2019年度中国屈原学会での発表「論王逸引《詩》」をもとに論文「王逸『楚辞章句』における引詩について」を発表し、楚辞文芸は王逸『楚辞章句』で一旦完成し、その表現や精神が他の文学ジャンルに継承されていったことに言及した。(3)遊行の描写:大野と矢田が『楚辞』における遊行に関する既発表論文をベースに、六朝文学における遊行の描写についての分析を続けている。
英文摘要
本年度は研究代表者及び分担者の研究分担に従ってそれぞれ研究に着手し、2022年9月にオンラインで、2023年3月に対面で例会を開催して進捗状況や研究方針を確認した。各分担における進捗状況は下記の通り。(1)楚歌形式歌謡:田島が中国語学の観点から、「魏晋南北朝期の韻文注」について3月例会で発表し、他の参加者の指摘を受けて論文としての発表を準備している。野田も音韻学の観点から楚歌形式歌謡の分析を続けている。矢田は六朝期に離騒よりも九歌や九辯が楚歌として認識され、その評価が高まった理由についての分析を続けており、「哀時命」に関する論文の準備を進めている。谷口は六朝における九歌体について、騒体は辞賦として定着したため、九歌体が「楚歌」のイメージで残ったのではないかとの観点から論文としての発表を準備している。また大野は論文「「楚詞」から『楚辞』へ」(『桃の会論集』に投稿、2023年4月以降に刊行予定)で、王褒「九懐」で「懐王―屈原」の枠をはめられて宮廷文学化した「九歌」が、『楚辞章句』以後は「離騒」「九章」系作品が引き続き「懐王―屈原」の枠組みで伝えられたのに対して、「九歌」がその枠組みを外れて「楚歌」に変容していったことを示唆した。(2)屈原イメージの受容と変容:田宮は昨年度に続いて『楚辞後語』収載作品の魏晋南北朝の部分についての分析を進めている。また大野は予備的研究として、2019年度中国屈原学会での発表「論王逸引《詩》」をもとに論文「王逸『楚辞章句』における引詩について」を発表し、楚辞文芸は王逸『楚辞章句』で一旦完成し、その表現や精神が他の文学ジャンルに継承されていったことに言及した。(3)遊行の描写:大野と矢田が『楚辞』における遊行に関する既発表論文をベースに、六朝文学における遊行の描写についての分析を続けている。
期刊论文(2)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
漢代における『楚辞』と春秋学
汉代处机与春秋学
DOI:
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发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[武藤那賀子, 富澤萌未, 大橋賢一, 氏岡真士, 石川巧, 武藤那賀子, 鈴木将久, 二宮美那子, 大橋賢一, 氏岡真士・閻小妹, 鈴木将久, 大野圭介, 二宮美那子, 谷口匡, 大橋賢一, 鈴木将久, 氏岡真士, 大野圭介]
通讯作者:
大野圭介
王逸『楚辞章句』における引詩について
关于王邑《楚辞》的引述
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
富山大学人文科学研究
影响因子:
--
作者:
[武藤那賀子, 富澤萌未, 大橋賢一, 氏岡真士, 石川巧, 武藤那賀子, 鈴木将久, 二宮美那子, 大橋賢一, 氏岡真士・閻小妹, 鈴木将久, 大野圭介]
通讯作者:
大野圭介
『山海経』の成立と流伝に関する基礎研究
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批准号:10710217
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.51万
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财政年份:1998
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负责人:大野 圭介
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依托单位:
海外基金