17世紀英語における独立不定詞の用法分析
17世紀英語における独立不定詞の用法分析
批准号:
21K00588
负责人:
佐々木 朱美
金额:
$0.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
本研究は、現代英語においてほぼ決まった形で慣用的に用いられている独立不定詞が歴史的にどのような変遷をたどって現在に至ったのかという実態の解明に寄与するため、多くの文法現象が目覚ましい発達を遂げた初期近代英語期(特に17世紀)に注目し、その発達段階と用法を考察するものである。研究実施計画に基づき、令和4年度は、ジャンルによる違いが独立不定詞の使用頻度に与える影響を中心に研究するため、Lady Anne Clifford(1590-1676)の日記(1616年から1619年までの日常生活、家族との関係、旅行などの記録)における独立不定詞の使用について調査を実施した。調査の結果、当該文献には独立不定詞は一例も使われていないことが分かった。独立不定詞で表現できるような文脈においても独立不定詞は使用されておらず、例えばI may truly sayといった節などの別の表現形式が使用されていた。前年度までに行ったJohn Evelyn(1620-1706)の日記における調査によって、日記では独立不定詞がほぼ使用されていないことが確認できていたが、新たに女性作家Lady Anne Cliffordの日記における使用状況を調査したことによって、日記において独立不定詞の使用頻度が低いことが性差によるものではなく、ジャンルの違いが影響している可能性が高いということを確認することができた。今後は統語的観点から各構文の使用環境を考察し、さらに文脈との関係についても研究を深めたいと考えている。
英文摘要
本研究は、現代英語においてほぼ決まった形で慣用的に用いられている独立不定詞が歴史的にどのような変遷をたどって現在に至ったのかという実態の解明に寄与するため、多くの文法現象が目覚ましい発達を遂げた初期近代英語期(特に17世紀)に注目し、その発達段階と用法を考察するものである。研究実施計画に基づき、令和4年度は、ジャンルによる違いが独立不定詞の使用頻度に与える影響を中心に研究するため、Lady Anne Clifford(1590-1676)の日記(1616年から1619年までの日常生活、家族との関係、旅行などの記録)における独立不定詞の使用について調査を実施した。調査の結果、当該文献には独立不定詞は一例も使われていないことが分かった。独立不定詞で表現できるような文脈においても独立不定詞は使用されておらず、例えばI may truly sayといった節などの別の表現形式が使用されていた。前年度までに行ったJohn Evelyn(1620-1706)の日記における調査によって、日記では独立不定詞がほぼ使用されていないことが確認できていたが、新たに女性作家Lady Anne Cliffordの日記における使用状況を調査したことによって、日記において独立不定詞の使用頻度が低いことが性差によるものではなく、ジャンルの違いが影響している可能性が高いということを確認することができた。今後は統語的観点から各構文の使用環境を考察し、さらに文脈との関係についても研究を深めたいと考えている。
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