近世近代・公私文書を通貫した意思決定慣行に関する総合的研究
近世近代・公私文書を通貫した意思決定慣行に関する総合的研究
批准号:
21K00827
负责人:
籠橋 俊光
金额:
$2.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
本年度は令和5年3月30日に第3回研究会を開催し、研究状況を相互に把握しつつ意見交換に努めた。各担当の研究実績について、近世では、近世公私文書による政策決定過程を藩政レベルで検討した。具体的には東北大学附属図書館館所蔵仙台諸家文書他数群の文書群を調査し、18~19世紀段階の藩政文書における私文書の伝来と機能について性格分析を進め、担当者間で往復される書状等の機能を析出し、公文書によるものとは異なる方式による政策決定の過程について実態的に検討した。近世・近代移行期では、以下の三つの成果を得た。一つには内務省の東北開発立案における内務卿大久保利通の政策関与における付箋の活用について調査し、それが自身の意向を政策に反映させる手段として用いられている様相を明らかにした。二つには県の電信利用の実態解明である。山形県と山形県令三島通庸について、1878年の西南戦争発生時に県と三島は電信を活用したことを析出し、紙に拠らない意思決定慣行の存在、ならびに県の電信利用が民間における電信の普及を後押しする様相を明らかにした。さらに内閣制成立に関して、伊藤博文の思想から政治家の「本音」の存在を解明し、意思決定における私文書・オーラルヒストリーの意義を再確認した。近代では、東京(帝国)大学を事例として大学自治と意思決定慣行の関係について、戦前・戦後を通じた検討を行った。戦前に関しては東京帝国大学における数次の事件を経て成立した総長・教官人事における教授会自治の変遷を明らかにした。戦後は戦前からの継承をもとに憲法による学問の自由と大学自治の保証を受けて自治慣行が法的にも裏付けられたことを提示し、さらに大学紛争時における学生自治との緊張関係を析出することで戦後における教授会自治のあり方を展望することを通じ、大学における意思決定の慣行の推移と意義について考察した。
英文摘要
本年度は令和5年3月30日に第3回研究会を開催し、研究状況を相互に把握しつつ意見交換に努めた。各担当の研究実績について、近世では、近世公私文書による政策決定過程を藩政レベルで検討した。具体的には東北大学附属図書館館所蔵仙台諸家文書他数群の文書群を調査し、18~19世紀段階の藩政文書における私文書の伝来と機能について性格分析を進め、担当者間で往復される書状等の機能を析出し、公文書によるものとは異なる方式による政策決定の過程について実態的に検討した。近世・近代移行期では、以下の三つの成果を得た。一つには内務省の東北開発立案における内務卿大久保利通の政策関与における付箋の活用について調査し、それが自身の意向を政策に反映させる手段として用いられている様相を明らかにした。二つには県の電信利用の実態解明である。山形県と山形県令三島通庸について、1878年の西南戦争発生時に県と三島は電信を活用したことを析出し、紙に拠らない意思決定慣行の存在、ならびに県の電信利用が民間における電信の普及を後押しする様相を明らかにした。さらに内閣制成立に関して、伊藤博文の思想から政治家の「本音」の存在を解明し、意思決定における私文書・オーラルヒストリーの意義を再確認した。近代では、東京(帝国)大学を事例として大学自治と意思決定慣行の関係について、戦前・戦後を通じた検討を行った。戦前に関しては東京帝国大学における数次の事件を経て成立した総長・教官人事における教授会自治の変遷を明らかにした。戦後は戦前からの継承をもとに憲法による学問の自由と大学自治の保証を受けて自治慣行が法的にも裏付けられたことを提示し、さらに大学紛争時における学生自治との緊張関係を析出することで戦後における教授会自治のあり方を展望することを通じ、大学における意思決定の慣行の推移と意義について考察した。
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大久保利通と内務省勧農政策
大久保俊通与内务省的农业政策
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
『日本史研究』
影响因子:
--
作者:
[南塚 信吾, 小谷 汪之, 木畑 洋一編, 鈴木則子, 川岡勉, 森本頼子, 清水亮 田中大喜 菱沼一憲 山縣創明 須貝慎吾, 上田 長生, 河西秀哉, 鈴木則子, 小幡圭祐]
通讯作者:
小幡圭祐
戦後東北大学における意思決定慣行の成立
东北大学战后决策实践的建立
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
影响因子:
--
作者:
[南塚 信吾, 小谷 汪之, 木畑 洋一編, 一柳富美子, 河西秀哉, 川岡勉, 上田 長生, 高橋修, 小幡圭祐, 吉村武彦・川尻秋生・松木武彦編, 鈴木則子, 福家崇洋, 高橋修, 川岡勉, 一柳富美子, 小幡圭祐, 河西秀哉, 鈴木則子, 河添房江・皆川雅樹編, 福家崇洋, 川岡勉, 加藤諭]
通讯作者:
加藤諭
書評 渡邉佳子著『近代日本の統治機構とアーカイブズー文書管理の変遷を踏まえてー』
书评:渡边芳子《近代日本的治理结构与档案动物园——基于文献管理的变迁》
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
アーカイブズ学研究
影响因子:
--
作者:
[蘆田裕史, 藤嶋陽子, 宮脇千絵, 赤阪辰太郎, 朝倉三枝, 有國明弘, 五十棲亘, 小澤京子, 落合雪野, 香室結美, 川崎和也, 菊田琢也, 北村匡平, 高馬京子, 西條玲奈, 鈴木彩希, 関根麻里恵, 髙橋香苗, 田中里尚, 田本はる菜, 中谷文美, 難波優輝, 新實五穂, 野中葉, 平田英子, 平芳裕子, 水野大二郎, 南出和余, 村上由鶴, 劉芳洲, 蓑島栄紀, 小幡圭祐, 野原泰子, 小幡圭祐]
通讯作者:
小幡圭祐
デジタル時代のアーカイブの諸系譜をたどるために
追溯数字时代档案的谱系
DOI:
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发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[安井眞奈美, ローレンス・マルソー編, 野原泰子, 川岡勉, 加藤諭, 鈴木建治, 福家崇洋, 森本頼子, 高橋修, 鈴木 則子, 谷本晃久・小川正人編, 志賀節子,高木純一,永松圭子,辰田芳雄,永山愛,松井直人,長崎健吾,三枝暁子,石川美咲,馬部隆弘,伊藤大貴,吉永隆記,川岡勉, 福家崇洋, 森本頼子, 加藤諭・宮本隆史]
通讯作者:
加藤諭・宮本隆史
書評:木越隆三著『加賀藩改作法の地域的展開』
书评:木越龙三,《加贺域适应方法的区域发展》
DOI:
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发表时间:
2022
期刊:
『北陸史学』
影响因子:
--
作者:
[編著:大野 光明, 小杉 亮子, 松井 隆志, 執筆者:李 美淑 他, 籠橋俊光]
通讯作者:
籠橋俊光
共 21 条
近世近代・公私文書を通貫した東北地方における献金・寄附と地域変容に関する研究
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批准号:24K04200
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.75万
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财政年份:2024
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负责人:籠橋 俊光
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依托单位:
国内基金
海外基金
中国古代墓葬中所见仿木构建筑史料研究
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批准号:51478005
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项目类别:面上项目
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资助金额:79.0万元
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批准年份:2014
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负责人:徐怡涛
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依托单位: