森林動態を考慮した植生帯移動の地形依存性の解明

考虑森林动态的植被带运动地形依赖性的阐明

• 批准号: 21K01016
• 负责人: 吉田 圭一郎
• 金额: $ 2.66万
• 依托单位: Tokyo Metropolitan University (2022)Yokohama National University (2021)
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• 财政年份: 2021
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2021-04-01 至 2024-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-21K01016/
• 关键词: 森林の長期変化; 森林動態; 森林限界; 地形; 植生帯境界; 点過程; 植生の長期変化; モミ－イヌブナ林; 無人小型飛行機（ドローン）; 植生帯移動; 小型無人航空機（UAV）

本研究では，植生帯移動の地形依存性についての検討するために，1）植生帯境界における植生の長期変化を明らかにするとともに，2）地形により異なる森林の動態プロセスを解析して，それらを関連づけることで，3）地形に依存した植生帯移動を実証的に解明することを目的としている．令和4年度は，以下の調査・研究を実施した．利尻島では，点過程を用いた空間解析から標高に沿って常緑針葉樹の立木密度が低下し，林冠木の空間分布パターンが変化することを明らかにした．また，こうした空間分布パターンの標高変化は沓形溶岩流上のみでみられ，気候変化に応じた植生帯移動を把握するためには，立地条件の影響を受けた植生分布の成立過程を明らかにする必要があると考えられた．仙台・鈎取山国有林では，モミ－イヌブナ林を対象として60年前に設置した調査区（0.3ha）において点過程を用いたモミ分布の空間解析を行なった．モミの新規加入はモミ大径木の密度が低い場所に偏っており，モミ個体群の維持更新においても小規模な撹乱が関わっている可能性が示唆された．また，調査区（0.3ha）における林床植生の調査を実施した．2014年と比較して先駆性落葉広葉樹の増加や外来植物の出現が見られ，2021年に実施された歩道整備にともなう樹木伐採による影響と推察された．函南原生林では，常緑－落葉硬葉樹林が混交する植生帯移行部（標高700m）に設置した大面積調査区（1.1ha）において，DBH≧2cmの樹木を対象に毎木調査を実施した．その結果，2005年と比較して常緑広葉樹林が増加しており，植生帯境界が近年上昇しつつあることが示唆された．また，点過程を用いた空間解析の結果，落葉広葉樹の稚樹は常緑広葉樹の林冠木と排他的に分布しており，常緑広葉樹と落葉広葉樹との競合関係が植生変化に関与している可能性を示した．

在这项研究中，为了检查植被区域迁移的地形依赖性，我们的目的是1）阐明植被区边界处的植被的长期变化，2）分析森林动态过程，这些过程取决于地形，而3）经验阐明了地图上依赖地形植被区域的迁移。在2022财年，进行了以下调查和研究。在Rishiri岛上，使用点过程的空间分析表明，常绿针叶树的站立树密度沿着高度降低，森林树冠树的空间分布模式发生了变化。此外，这些变化在空间分布模式的高度上只能在熔岩流上看到，并且为了掌握植被区域对气候变化的运动，人们认为有必要阐明受位置条件影响的植被分布的过程。在仙台的Hatoriyama国家森林中，在60年前成立的调查区域（0.3公顷）中对FIR分布进行了空间分析，以Fir-Cane Beech森林为目标。新的FIR订阅偏向于大型FIR树密度较低的地方，这表明小规模的干扰也可能参与FIR种群的维护和更新。此外，还对调查区域（0.3公顷）进行了森林地板植被的调查。与2014年相比，开创性的落叶阔叶树和侵入性植物的出现有所增加，据估计，这是砍伐的影响以及2021年在Hakonam First Forest中进行的。常绿和落叶的硬叶森林混合在一起。结果表明，与2005年相比，常绿的阔叶森林有所增加，这表明近年来植被区的边界一直在上升。此外，使用点过程的空间分析表明，年轻的落叶阔叶树专门与常绿的阔叶树分布，并且常绿阔叶树与落叶阔叶树之间的竞争可能与植被变化有关。

项目成果

利尻岳西向き斜面における40年間の森林限界の変化

利尻山西坡森林线40年来的变化

• 发表时间: 2022
• 作者: 近藤玲介;木澤 遼・濱 侃・吉田圭一郎
• 通讯作者: 木澤 遼・濱 侃・吉田圭一郎

受け継ぐ研究 60年目の再調査

传承研究：60年后重新审视

• 发表时间: 2022
• 期刊: 自然科学のとびら（神奈川県立生命の星・地球博物館ニュースレター）
• 作者: 藤木雅;小金渕佳江;渡部裕介;澤藤りかい;石田貴文;熊谷真彦;太田博樹;黒住耐二・大作晃一;石田祐子
• 通讯作者: 石田祐子

Treeline Shift During the Last 40 Years on the West-Facing Slope of Mt. Rishiri

过去 40 年利尻山西坡的林线变化

• DOI: 10.4157/ejgeo.17.12
• 发表时间: 2022
• 期刊: E-journal GEO
• 作者: 片岡新;谷野彰勇;小金渕佳江;渡部裕介;鰺本眞由美;熊谷真彦;勝村啓史;小川元之;太田博樹;原田 浩・原 光二郎・木下 薫・坂田 歩美;木澤 遼・濱 侃・吉田圭一郎
• 通讯作者: 木澤 遼・濱 侃・吉田圭一郎

Tree species composition and richness in a mature, warm-temperate riparian forest in Shikoku, Japan

日本四国成熟暖温带河岸森林的树种组成和丰富度

• DOI: 10.1007/s11355-022-00497-8
• 发表时间: 2022
• 期刊: Landscape and Ecological Engineering
• 影响因子: 2
• 作者: Akiyama Kotone;Higa Motoki;Ishikawa Shingo
• 通讯作者: Ishikawa Shingo

希少個体群保護林内の歩道整備に伴う林床植生の変化

稀有种群保护林修建步道导致林地植被变化

• 发表时间: 2023
• 作者: Masahiko Kumagai;石田祐子・深町篤子・若松伸彦・瀨戸美文・比嘉基紀・吉田圭一郎
• 通讯作者: 石田祐子・深町篤子・若松伸彦・瀨戸美文・比嘉基紀・吉田圭一郎