がん抑制因子p53の機能低下が惹起する異常な核小体ストレス応答の分子機構解明
がん抑制因子p53の機能低下が惹起する異常な核小体ストレス応答の分子機構解明
批准号:
21K06158
负责人:
川内 敬子
金额:
$2.66万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
これまで多くの有望な抗がん剤が開発されてきたが、進行がんにおける再発率は依然高く、抗がん剤の効果を増強できる新たながん治療法が求められている。がんの進行とがん抑制因子p53の不活性化が相関していることはよく知られている。したがって、再発を阻止するためには、p53の機能が欠損したがん細胞における抗がん剤の効果を増強する方法を開発する必要がある。近年の研究で、多くの抗がん剤は核小体のストレスとなり、核小体の構造を大きく変化させ、がん抑制因子p53依存的な細胞死を誘導することが明らかとなっている。しかしながら、p53の機能低下が核小体ストレス応答に与える影響については、未だに解析が進んでいない。核小体は、rDNAからタンパク質合成に必要なリボソームの構成分子であるrRNAの転写を行う場であり、細胞の増殖に不可欠である。そのため、p53の機能欠損が及ぼす核小体ストレス応答を明らかにすることは、新たな治療法の開発につながると考えた。これまでの研究で我々は、p53の有無に関わらず抗がん剤刺激でrRNAの転写が阻害されると、核小体は分離してキャップ様構造(核小体キャップ)を形成するが、p53が欠損した細胞では核小体キャップの崩壊が早く引きおこることを明らかにしてきた。本年度は、核小体キャップの役割を明らかにするために、核小体キャップを抑制できる方法を探索した。核小体は膜のない構造体であり、核小体キャップはrDNAとその結合タンパク質が分子集合体を形成して相分離した液滴(ドロップレット)である。rDNA由来のオリゴヌクレオチドとヒストンH1とのドロップレットを崩壊する新規化合物を同定し、これが細胞内でも核小体キャップの形成を崩壊させることを明らかにした。現在、抗がん剤によるrDNAの損傷に対する同定した化合物の影響を調べている。
英文摘要
これまで多くの有望な抗がん剤が開発されてきたが、進行がんにおける再発率は依然高く、抗がん剤の効果を増強できる新たながん治療法が求められている。がんの進行とがん抑制因子p53の不活性化が相関していることはよく知られている。したがって、再発を阻止するためには、p53の機能が欠損したがん細胞における抗がん剤の効果を増強する方法を開発する必要がある。近年の研究で、多くの抗がん剤は核小体のストレスとなり、核小体の構造を大きく変化させ、がん抑制因子p53依存的な細胞死を誘導することが明らかとなっている。しかしながら、p53の機能低下が核小体ストレス応答に与える影響については、未だに解析が進んでいない。核小体は、rDNAからタンパク質合成に必要なリボソームの構成分子であるrRNAの転写を行う場であり、細胞の増殖に不可欠である。そのため、p53の機能欠損が及ぼす核小体ストレス応答を明らかにすることは、新たな治療法の開発につながると考えた。これまでの研究で我々は、p53の有無に関わらず抗がん剤刺激でrRNAの転写が阻害されると、核小体は分離してキャップ様構造(核小体キャップ)を形成するが、p53が欠損した細胞では核小体キャップの崩壊が早く引きおこることを明らかにしてきた。本年度は、核小体キャップの役割を明らかにするために、核小体キャップを抑制できる方法を探索した。核小体は膜のない構造体であり、核小体キャップはrDNAとその結合タンパク質が分子集合体を形成して相分離した液滴(ドロップレット)である。rDNA由来のオリゴヌクレオチドとヒストンH1とのドロップレットを崩壊する新規化合物を同定し、これが細胞内でも核小体キャップの形成を崩壊させることを明らかにした。現在、抗がん剤によるrDNAの損傷に対する同定した化合物の影響を調べている。
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Structural alterations in ribosomal DNA under nucleolar stress
核仁应激下核糖体 DNA 的结构变化
DOI:
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发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Keiko Kawauchi, Takeru Torii, Hisae Karimata Tateishi, Naoki Sugimoto, Takahito Nishikata, Daisuke Miyoshi]
通讯作者:
Daisuke Miyoshi
G-quadruplex on ribosomal DNA form the aggregation in nucleolus
核糖体 DNA 上的 G-四链体在核仁中形成聚集
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[取井猛流, 杉本渉, 建石寿枝, 鶴田充生, 月生雅也, 村嶋貴之, 西方敬人, 杉本直己, 三好大輔, 川内敬子]
通讯作者:
川内敬子
核酸の四重らせん構造を狙った治療薬の展望
针对核酸四螺旋结构的治疗药物前景
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
Bio Clinica
影响因子:
--
作者:
[木下菜月, 取井猛流, 川内敬子, 三好大輔]
通讯作者:
三好大輔
Analysis of liquid-liquid phase separation phenomenon by interaction between rDNA-derived DNA G4 and RGG peptide
rDNA来源的DNA G4与RGG肽相互作用分析液-液相分离现象
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[月生雅也, 取井猛流, 建石寿枝, 西方敬人, 杉本直己, 三好大輔, 川内敬子]
通讯作者:
川内敬子
Novel strategy of cancer treatment targeting RAS mRNA
针对RAS mRNA的癌症治疗新策略
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Tuong Vi DT, Fujii S, Valderrama AL, Ito A, Matsuura E, Nishihata A, Irie K, Suda Y, Mizuno T, Irie K., Keiko Kawauchi]
通讯作者:
Keiko Kawauchi
共 7 条
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基于影像组学与代谢组学特征图谱的机器学习模型在P53突变型子宫内膜癌中的临床应用研究
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批准号:2026JJ82384
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项目类别:省市级项目
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批准年份:2026
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负责人:颜志鹏
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依托单位:
Circ_0001313/miR-338-3p经P53调控铁死亡降低结直肠癌放化疗敏感性的机制
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批准号:2026JJ81586
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项目类别:省市级项目
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资助金额:--
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批准年份:2026
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负责人:陈燕华
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依托单位:
中性粒细胞弹性蛋白酶抑制剂Sivelestat通过CCN2/P53/BNIP3通路改善阿霉素心脏毒性线粒体自噬的分子机制研究
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批准号:2026JJ30190
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项目类别:省市级项目
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资助金额:--
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批准年份:2026
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负责人:李小平
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依托单位:
白藜芦醇通过SIRT1/p53乙酰化调控铁死亡及其在口腔鳞状细胞癌顺铂增敏中的作用研究
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批准号:2026JJ80394
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项目类别:省市级项目
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资助金额:--
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批准年份:2026
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负责人:毛琛
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依托单位:
APR-246靶向突变p53通路逆转DLBCL耐药的分子功能及机制研究
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批准号:JCZRQNB202600696
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项目类别:省市级项目
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资助金额:--
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批准年份:2026
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负责人:
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依托单位:
黄芩素通过p53信号通路逆转胃黏膜肠上皮化生的机制研究
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批准号:JCZRLH202601033
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项目类别:省市级项目
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资助金额:--
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批准年份:2026
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负责人:
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依托单位:
基于“心理应激”从P53/AMPK通路介导线粒体能量代谢研究疏肝健脾解毒方对肝郁型三阴乳腺癌铁死亡作用机制
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批准号:2026JJ50614
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项目类别:省市级项目
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资助金额:--
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批准年份:2026
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负责人:李琳霈
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依托单位:
基于miR-218-5p/NDRG4/p53通路研究“阴中隐阳”手法针刺风池 穴治疗青光眼性视神经损伤的作用机制
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批准号:JCZRLH202600426
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项目类别:省市级项目
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资助金额:--
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批准年份:2026
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负责人:
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依托单位:
GINS1通过调控肿瘤干性及PTP4A1/p53信号轴促进非小细胞肺癌发生发展及靶向干预研究
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批准号:JCZRLH202600663
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项目类别:省市级项目
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批准年份:2026
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负责人:
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依托单位:
软饮食下Igfbp5调控p53/p21通路诱导颞下颌关节退行性变的机制研究
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批准号:2026JJ60602
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项目类别:省市级项目
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资助金额:--
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批准年份:2026
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负责人:周典
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依托单位: