大腸癌に対するエストロゲン作用の多様性についての包括的研究

雌激素对结直肠癌影响多样性的综合研究

基本信息

批准号：
21K06932
负责人：
本間尚子
金额：
$ 2.66万
依托单位：
Toho University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2021
资助国家：
日本
起止时间：
2021-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

大腸癌の病態におけるエストロゲンの役割は、抑制的とする説が優勢だが逆の説も根強く存在する。我々は、「エストロゲンの大腸癌における役割は、患者背景・腫瘍背景により異なる」との仮説のもと、閉経後女性結腸癌手術で得られた病理組織検体につき、患者年齢、腫瘍占拠部位、組織型、ミスマッチ修復タンパク質(MMR)発現状況などを考慮し、エストロゲン関連諸因子の状況を癌部・非癌部で比較する研究を行っている。これまでの研究で、高齢女性（70歳以上）右側癌、髄様/粘液癌、MMR欠損癌では、癌部でのエストロゲン濃度は非癌部より高く、エストロゲン受容体β発現も非癌部より減弱せず、その他の群とは、エストロゲン状況的に大きく異なることを示した。本年度はそのような特殊性を生む背景を明らかにする目的で、エストロゲン受容体βの代表的遺伝子多型かつマイクロサテライトである、ESR2 CA repeat 多型に着目した。その結果、高齢女性右側癌では、癌部・非癌部ともESR2 CA repeat鎖が短く、癌部・非癌部とも鎖が長いその他の群とは異なることを示した。また、ESR2 CA repeat鎖は、非癌部でのエストロゲン受容体β発現を規定する可能性があることも示した。高齢女性右側癌の発生には、母地としての非癌部における、ESR2 CA repeat 多型（短鎖）が関係していることが示唆された。上記の研究と並行して、患者由来大腸癌組織片（patient derived xenograft, PDX)の作製および実験を行っている。さらに、公共データベースを用いた解析も行っている。

雌激素在结肠癌病理学中的作用主要是抑制性的，但相反的作用也牢固地确定。 Based on the hypothesis that "the role of estrogen in colon cancer varies depending on the patient's background and tumor background," we are conducting research comparing the status of estrogen-related factors in cancer and non-cancerous areas, taking into account the patient's age, tumor occupancy site, histology type, and mismatch repair protein (MMR) expression status, based on the hypothesis that "estrogen's role in colon cancer differs depending on the patient's背景和肿瘤背景。”先前的研究表明，在老年妇女（70岁以上），右侧癌症，髓质/粘液癌和MMR缺陷癌症中，癌区域中的雌激素水平高于非癌性区域，雌激素受体β在非企业的地区和雌激素方面的表达并未减弱，与其他不同的群体不同。今年，为了阐明这种特殊性的背景，我们专注于ESR2 CA重复多态性，雌激素受体β的代表性基因多态性和微卫星。结果表明，在老年女性的右侧，ESR2 CA重复链在癌症和非癌症地区以及在癌症和非癌症地区长链的其他群体中都短。还已经表明，ESR2 CA重复链可以定义非癌性区域中的雌激素受体β表达。有人提出，来自老年妇女的右侧癌症的发展与非癌性地区的ESR2 CA重复多态性（短链）有关。与上述研究并行，制造并实验了患者衍生的异种移植（PDX）。此外，分析是使用公共数据库进行的。