冠動脈疾患患者における高比重リポ蛋白のコレステロール取り込み能測定の臨床的意義
冠動脈疾患患者における高比重リポ蛋白のコレステロール取り込み能測定の臨床的意義
批准号:
21K07403
负责人:
石井 潤一
金额:
$2.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
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英文摘要
従来の高比重リポ蛋白(HDL)機能の測定は煩雑かつ特殊な設備を要するため、その臨床的意義は十分に検討されていない。近年、HDL機能の簡便な評価指標としてHDLのコレステロール取り込み能(HDL-CUC)の測定法が開発された。2021年度は小型高密度低比重リポ蛋白コレステロール(sdLDL-C)と心血管イベントとの関係を明らかにした。本年度は、冠動脈疾患患者に対するピタバスタチンによる積極的脂質低下療法または通常脂質低下療法のランダム化比較試験(REAL-CAD)の保存検体と既存のデータベースを用いて、高用量もしくは低用量スタチン治療例におけるHDL-CUCと心血管イベントとの関係を検討した。ケース・コホート研究の手法により安定冠動脈疾1911例(高用量ピタバスタチン[4mg/日]治療群955例、低用量ピタバスタチン[1mg/日]治療群856例)を抽出し、ベースライン(登録時)と6ヶ月後のHDL-CUCを測定した。その結果、ベースラインHDL-CUCの第一4分位群と第二4分位群では、HDL-CUCは高用量スタチン群の方が低用量群に比べて有意に増加していた。一方、第三4分位群では僅かに増加し、第四4分位群では減少していたため、全集団においては高用量群と低用量群の間に有意な違いは認められなかった。HDL-CUCと心血管イベントとのCox単変量解析の結果では、低用量スタチン群におけるベースラインのHDL-CUCが高いほど心血管イベント発生が少ない傾向が認められたが、統計的有意な関連ではなかった。一方、高用量スタチン群ではベースラインのHDL-CUCと心血管イベントとの有意な関連性は認められなかった。今後は、HDLコレステロールやLDLコレステロールの高値と低値、糖尿病の有無、慢性腎臓蚋の有無によるサブグループにおけるHDL-CUC測定の臨床的意義を検討する必要がある。
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