骨軟部腫瘍の肺転移における治療抵抗性メカニズムの解析
骨軟部腫瘍の肺転移における治療抵抗性メカニズムの解析
批准号:
21K09338
负责人:
笹川 覚
金额:
$2.66万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
本研究ではHDAC阻害剤romidepsinを中心に、滑膜肉腫(SS)細胞に対する薬効、薬剤抵抗性、抵抗性の解除について研究を進めている。SS細胞に対してromidepsinを投与したところ、高感受性のものと低感受性のものに分類された。高感受性細胞ではromidepsinにより直接的に細胞死が誘導された一方、低感受性細胞では直接的な細胞死は誘導されないものの細胞周期阻害因子が誘導された。また、NK細胞によって認識される細胞表面抗原分子であるMICA/Bが低感受性細胞では強く誘導されていた。これらの多様なHDAC応答性はいずれの細胞においても同様に誘導されるものの、高感受性細胞ではMICA/Bの発現が上昇する前に細胞死が誘導されるために、一見して誘導が弱いものと推測される。本研究では低感受性細胞(Aska、Yamato)についてスフェロイド培養し、romidepsinを投与した。その結果、YamatoスフェロイドではromidepsinによるMICA/Bの誘導効果がほぼ見られず、HDAC阻害の指標としてみたヒストンH3のアセチル化の蓄積も観察されなかったことから、romidepsinが薬剤耐性に遭っていると推測された。薬剤耐性の要因としてTwist1に着目し、shRNAによりTwist1をノックダウンした細胞でスフェロイドを作出し、romidepsinを投与した。その結果、薬剤抵抗性は解除され、YamatoスフェロイドにおいてもromidepsinによりMICA/Bの発現誘導が認められた。筆者はSN38がTwist1の発現を抑制することをSS細胞で確認している。Yamatoスフェロイドに対してromidepsinをSN38と併用投与した結果、MICA/Bの発現誘導が回復した。現在、ここまでのデータで論文投稿中である。
英文摘要
本研究ではHDAC阻害剤romidepsinを中心に、滑膜肉腫(SS)細胞に対する薬効、薬剤抵抗性、抵抗性の解除について研究を進めている。SS細胞に対してromidepsinを投与したところ、高感受性のものと低感受性のものに分類された。高感受性細胞ではromidepsinにより直接的に細胞死が誘導された一方、低感受性細胞では直接的な細胞死は誘導されないものの細胞周期阻害因子が誘導された。また、NK細胞によって認識される細胞表面抗原分子であるMICA/Bが低感受性細胞では強く誘導されていた。これらの多様なHDAC応答性はいずれの細胞においても同様に誘導されるものの、高感受性細胞ではMICA/Bの発現が上昇する前に細胞死が誘導されるために、一見して誘導が弱いものと推測される。本研究では低感受性細胞(Aska、Yamato)についてスフェロイド培養し、romidepsinを投与した。その結果、YamatoスフェロイドではromidepsinによるMICA/Bの誘導効果がほぼ見られず、HDAC阻害の指標としてみたヒストンH3のアセチル化の蓄積も観察されなかったことから、romidepsinが薬剤耐性に遭っていると推測された。薬剤耐性の要因としてTwist1に着目し、shRNAによりTwist1をノックダウンした細胞でスフェロイドを作出し、romidepsinを投与した。その結果、薬剤抵抗性は解除され、YamatoスフェロイドにおいてもromidepsinによりMICA/Bの発現誘導が認められた。筆者はSN38がTwist1の発現を抑制することをSS細胞で確認している。Yamatoスフェロイドに対してromidepsinをSN38と併用投与した結果、MICA/Bの発現誘導が回復した。現在、ここまでのデータで論文投稿中である。
期刊论文(4)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
DOI:
10.3389/fonc.2022.893592
发表时间:
2022
期刊:
FRONTIERS IN ONCOLOGY
影响因子:
4.7
作者:
[Wakamatsu, Toru, Ogawa, Hisataka, Yoshida, Keiichi, Matsuoka, Yukiko, Shizuma, Kazuko, Imura, Yoshinori, Tamiya, Hironari, Nakai, Sho, Yagi, Toshinari, Nagata, Shigenori, Yui, Yoshihiro, Sasagawa, Satoru, Takenaka, Satoshi]
通讯作者:
Takenaka, Satoshi
滑膜肉腫細胞に対するHDAC阻害剤とSN38の併用効果
HDAC抑制剂与SN38对滑膜肉瘤细胞的联合作用
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[小俣康徳, 岡敬之, 小泉泰彦, 門野夕峰, 大橋暁, 安井哲郎, 大野久美子, 廣瀬旬, 松本卓巳, 田中栄, 笹川覚]
通讯作者:
笹川覚
DOI:
10.1002/ijc.34008
发表时间:
2022-04-07
期刊:
INTERNATIONAL JOURNAL OF CANCER
影响因子:
6.4
作者:
[Yui, Yoshihiro, Kumai, Jun, Sasagawa, Satoru]
通讯作者:
Sasagawa, Satoru
滑膜肉腫の細胞特性とそれに基づいたフェロトーシス誘導による治療モデル研究
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批准号:24K12409
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.91万
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财政年份:2024
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负责人:笹川 覚
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依托单位:
造血幹細胞・白血病関連因子のシステム解析による新規な生物作用の解明
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批准号:21890222
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)
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资助金额:$0.89万
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财政年份:2009
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负责人:笹川 覚
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依托单位:
海外基金