グルタチオン合成経路に着目した薬剤耐性卵巣癌に対する新規治療戦略の確立
グルタチオン合成経路に着目した薬剤耐性卵巣癌に対する新規治療戦略の確立
批准号:
21K09440
负责人:
清野 学
金额:
$2.66万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
【研究方法】明細胞癌細胞株 (TOV21G, RMG-1, HAC-2, ES-2)を用い、それぞれの細胞株にpaclitaxelとスルファサラジン(SAS)の単剤またはpaclitaxelとSASを併用投与し、1) 細胞増殖能についてMTSアッセイで検討、2)ROS産生をフローサイトメトリーで検討、3)apoptosis誘導をウェスタンブロットで検討した。4)ferroptosis阻害剤(ferrostatin-1)を用いて細胞増殖能に対する影響をMTSアッセイで検討した。5)GSH代謝経路関連蛋白の発現をウェスタンブロットで検討した。6)paclitaxelとSAS併用による抗腫瘍効果をRMG-1の異種移植モデルで検討した。【結果】HAC-2を除いたすべての明細胞癌細胞株でpaclitaxelとSASの併用投与はそれぞれの単剤投与と比較して1)細胞増殖能を抑制し、2)ROSの産生が増加し、3)apoptosis誘導を増強した。4)ES-2のみpaclitaxelとSASの併用投与による細胞増殖抑制効果がferrostatin-1で解除された。5)HAC-2では他の細胞株に比較してシスタチオニンガンマリアーゼ(CGL)発現が上昇しており、ES-2では他の細胞株に比較してグルタチオンペルオキシダーゼ(GPx4)の発現が低下していた。6)paclitaxelとSASの併用投与によってそれぞれの単剤投与と比較して抗腫瘍効果の増強を認めた。【結論】明細胞癌細胞株ではCGLが高発現であるとSASの細胞死誘導効果が低下する。SASとpaclitaxelの併用投与で誘導される細胞死の主たる機序はapoptosisであるが、GPx4が低下しているとferroptosisも誘導されることが明らかとなった。
英文摘要
【研究方法】明細胞癌細胞株 (TOV21G, RMG-1, HAC-2, ES-2)を用い、それぞれの細胞株にpaclitaxelとスルファサラジン(SAS)の単剤またはpaclitaxelとSASを併用投与し、1) 細胞増殖能についてMTSアッセイで検討、2)ROS産生をフローサイトメトリーで検討、3)apoptosis誘導をウェスタンブロットで検討した。4)ferroptosis阻害剤(ferrostatin-1)を用いて細胞増殖能に対する影響をMTSアッセイで検討した。5)GSH代謝経路関連蛋白の発現をウェスタンブロットで検討した。6)paclitaxelとSAS併用による抗腫瘍効果をRMG-1の異種移植モデルで検討した。【結果】HAC-2を除いたすべての明細胞癌細胞株でpaclitaxelとSASの併用投与はそれぞれの単剤投与と比較して1)細胞増殖能を抑制し、2)ROSの産生が増加し、3)apoptosis誘導を増強した。4)ES-2のみpaclitaxelとSASの併用投与による細胞増殖抑制効果がferrostatin-1で解除された。5)HAC-2では他の細胞株に比較してシスタチオニンガンマリアーゼ(CGL)発現が上昇しており、ES-2では他の細胞株に比較してグルタチオンペルオキシダーゼ(GPx4)の発現が低下していた。6)paclitaxelとSASの併用投与によってそれぞれの単剤投与と比較して抗腫瘍効果の増強を認めた。【結論】明細胞癌細胞株ではCGLが高発現であるとSASの細胞死誘導効果が低下する。SASとpaclitaxelの併用投与で誘導される細胞死の主たる機序はapoptosisであるが、GPx4が低下しているとferroptosisも誘導されることが明らかとなった。
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会议论文
グルタチオン代謝経路阻害剤とpaclitaxelの併用による 細胞死誘導機構に関する検討
谷胱甘肽代谢途径抑制剂与紫杉醇联合诱导细胞死亡机制研究
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[出井麗, 太田剛, 伊藤泰史, 堀川翔太 榊宏諭, 清野学, 永瀬智]
通讯作者:
永瀬智
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