再発転移頭頸部癌に対する免疫チェックポイント阻害療法が腫瘍関連B細胞に与える影響

免疫检查点抑制疗法对复发性转移性头颈癌肿瘤相关 B 细胞的影响

基本信息

批准号：
21K09595
负责人：
小松誠和
金额：
$ 2.58万
依托单位：
Kurume University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2021
资助国家：
日本
起止时间：
2021-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

プラチナ抵抗性再発転移頭頸部癌に対するニボルマブの投与が、腫瘍関連B細胞にどのような影響を与えるのか明らかにするために、本年度はニボルマブ投与前後の末梢血中サイトカインの変動について解析を行った。ニボルマブが著効する患者は炎症性サイトカインが減少し、増悪する患者は抑制性サイトカインが増加する傾向を認めた。プラチナ抵抗性再発転移頭頸部癌に対するニボルマブ（免疫チェックポイント分子PD-1を阻害する抗体製剤）の治療効果は、これまでの治療と比して劇的であるにもかかわらず、その奏功率は20ー30％程度に留まる。これらの現象にB細胞が関与しているのかは未だ多くの点が不明である。これまでの研究において、腫瘍抗原に対する抗体の産生はニボルマブによるPFSの延長に関して負の相関がある可能性が示唆されている。本年度は、昨年度に引き続き、被験者の登録並びに経時的採血を継続し、併せて臨床経過の評価も行ってきた。さらに末梢血において抗体以外の変動因子を確認するためニボルマブ投与前後の末梢血サイトカインの変動について解析を行った。調べたサイトカインのうち抑制性サイトカインの一種であるインターロイキン-10（IL-10）は増悪症例（PD）において投与前よりも投与後に増加する傾向を示した。一方、炎症性サイトカインの一種である腫瘍壊死因子（TNF-α）は部分著効症例（PR）において投与前よりも投与後に減少する傾向を示した。また、多機能リン酸化糖タンパク質の一種であるオステオポンチン（OPN）もまた、部分著効症例（PR）において投与前よりも投与後に減少する傾向を示した。

为了阐明nivolumab给药对肿瘤相关的B细胞的影响，对铂抗性，复发性转移性头颈癌的影响，我们分析了今年Nivolumab之前和之后的外周血细胞因子的变化。对Nivolumab具有显着影响的患者显示出炎症细胞因子降低的趋势，而恶化的患者倾向于增加抑制性细胞因子。尽管Nivolumab（一种抑制免疫检查点PD-1的抗体制剂的治疗作用）对铂抗性，复发性转移性头颈癌的治疗作用与以前的治疗相比是巨大的，但反应率仅约为20-30％。 B细胞是否参与这些现象仍然未知。先前的研究表明，针对肿瘤抗原的抗体的产生可能与Nivolumab的PF延长呈负相关。今年，与上一个财政年度一样，对受试者进行了注册，并且随着时间的推移持续收集血液，还评估了临床进度。此外，为了确认外周血中的抗体以外的其他因子，我们分析了nivolumab给药前后外周血细胞因子的波动。在所检查的细胞因子中，白介素-10（IL-10）是一种抑制性细胞因子，在加重病例（PD）的给药后显示出增加的趋势。另一方面，肿瘤坏死因子（TNF-α）是一种炎症性细胞因子，显示出在部分有效病例（PR）（PR）治疗后的趋势。此外，骨桥蛋白（OPN）是一种多功能磷酸化的糖蛋白，也显示出在部分有效病例（PRS）中给药后减少的趋势。

项目成果

期刊论文数量（4）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

The change of some cytokine levels during immune-checkpoint inhibitor treatment in R/M head and neck cancer patients

R/M头颈癌患者免疫检查点抑制剂治疗过程中部分细胞因子水平的变化

DOI：
发表时间：
2022
期刊：
影响因子：
0
作者：
Nobukazu Komatsu;Takeharu Ono;Kanako Yokomizo;Akira Yamada;Hirohito Umeno
通讯作者：
Hirohito Umeno

NY-ESO-1 に対する抗体は再発転移頭頸部がんの抗 PD-1 抗体療法後の PFS を予測する

NY-ESO-1 抗体可预测复发性和转移性头颈癌抗 PD-1 抗体治疗后的 PFS。

DOI：
发表时间：
2021
期刊：
影响因子：
0
作者：
小松誠和;小野剛治;梅野博仁;山田亮
通讯作者：
山田亮

Comparative Treatment Outcome in T3N0 Glottic Cancer With and Without Vocal Fold Fixation Receiving Radiation Therapy and Concurrent Low-Dose Intra-Arterial Cisplatin Infusion

T3N0 声门癌接受放射治疗和同时低剂量动脉内顺铂输注与不接受声带固定的治疗结果比较

DOI：
10.1177/00034894211047789
发表时间：
2021
期刊：
Annals of Otology, Rhinology & Laryngology
影响因子：
0
作者：
Ono Takeharu;Tanaka Norimitsu;Chitose Shun-ichi;Tanoue Syuichi;Kurita Takashi;Sueyoshi Shintarou;Fukahori Mioko;Miyata Yusaku;Muraki Koichiro;Tsuji Chiyoko;Ogo Etsuyo;Hattori Chikayuki;Sato Kiminobu;Abe Toshi;Umeno Hirohito
通讯作者：
Umeno Hirohito

久留米大学医学部免疫学講座

久留米大学医学院免疫学系