痙縮の軽減を目的としたIa線維受容器の抑制とその効果に関する研究
痙縮の軽減を目的としたIa線維受容器の抑制とその効果に関する研究
批准号:
21K11260
负责人:
李 佐知子
金额:
$2.66万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
本研究はの目的は、脊髄損傷後の難治性後遺症の一つである「痙縮」の新しい治療コンセプトを検証することである。これまでの痙縮治療では脊髄運動神経細胞を活動抑制することで骨格筋の収縮自体を弱めていたが、これでは随意運動も抑制してしまい運動麻痺の改善も見込めない。新しい治療コンセプトは、脊髄反射の亢進を呈する痙縮を、Ia線維の活動を抑制することで軽減することである。Ia線維細胞受容器終末部に存在する受容体アンタゴニストであるDHPGを痙縮筋に投与することで痙縮が軽減するか、また運動機能が改善するかを検討した。頸髄半切モデルマウスを作成後、痙縮発症を確認したマウスをDHPG群とvehicle群に分け痙縮の有無を確認した。結果、vehicle群と比較してDHPG群は有意に5Hzにおける刺激頻度依存的H反射の弱化(Rate dependent depression: RDD)が確認され、痙縮症状の正常化が確認された。特にDHPG群において投薬前と後で比較すると1~5Hzの刺激頻度全てにおいて有意にRDDが確認された。これにより、脊髄損傷後痙縮発症マウスにおいてDHPG投与により電気生理学的評価において痙縮の軽減が確認された。脊髄伸張反射の亢進は、脊髄alpha運動神経細胞にIa線維が過剰に接続することから生じること一つの原因と考えられていたことから、本研究でも同様に現象が生じているかを確認することとした。その結果、脊髄損傷によって脊髄alpha運動神経細胞に接続するIa線維軸索終末がshamと比較して有意に増加し、DHPGによってその増加した接続が正常化することが確認された。一方、DHPGの投与による運動機能の改善について、現在三次元動作解析などの複数の運動機能評価指標を用いて解析しているところである。現状ではばらつきが大きく、DHPG群及びVehicle群の間で差は確認できていない。
英文摘要
本研究はの目的は、脊髄損傷後の難治性後遺症の一つである「痙縮」の新しい治療コンセプトを検証することである。これまでの痙縮治療では脊髄運動神経細胞を活動抑制することで骨格筋の収縮自体を弱めていたが、これでは随意運動も抑制してしまい運動麻痺の改善も見込めない。新しい治療コンセプトは、脊髄反射の亢進を呈する痙縮を、Ia線維の活動を抑制することで軽減することである。Ia線維細胞受容器終末部に存在する受容体アンタゴニストであるDHPGを痙縮筋に投与することで痙縮が軽減するか、また運動機能が改善するかを検討した。頸髄半切モデルマウスを作成後、痙縮発症を確認したマウスをDHPG群とvehicle群に分け痙縮の有無を確認した。結果、vehicle群と比較してDHPG群は有意に5Hzにおける刺激頻度依存的H反射の弱化(Rate dependent depression: RDD)が確認され、痙縮症状の正常化が確認された。特にDHPG群において投薬前と後で比較すると1~5Hzの刺激頻度全てにおいて有意にRDDが確認された。これにより、脊髄損傷後痙縮発症マウスにおいてDHPG投与により電気生理学的評価において痙縮の軽減が確認された。脊髄伸張反射の亢進は、脊髄alpha運動神経細胞にIa線維が過剰に接続することから生じること一つの原因と考えられていたことから、本研究でも同様に現象が生じているかを確認することとした。その結果、脊髄損傷によって脊髄alpha運動神経細胞に接続するIa線維軸索終末がshamと比較して有意に増加し、DHPGによってその増加した接続が正常化することが確認された。一方、DHPGの投与による運動機能の改善について、現在三次元動作解析などの複数の運動機能評価指標を用いて解析しているところである。現状ではばらつきが大きく、DHPG群及びVehicle群の間で差は確認できていない。
期刊论文(3)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
脊髄損傷により生じる痙縮を軽減する目的で行うIa線維活動抑制は、運動機能回復を促すか。
抑制 Ia 纤维活动(用于缓解脊髓损伤引起的痉挛)是否会促进运动功能的恢复?
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[花木奎太, 李佐知子]
通讯作者:
李佐知子
Effects of Ia fiber activity inhibition on reduction of spasticity measured by Rate Dependent Depression of Hoffman's reflex
Ia 纤维活动抑制对通过霍夫曼反射的速率依赖性抑制测量的痉挛减少的影响
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Takuto Hanasaki, Sachiko Lee-Hotta]
通讯作者:
Sachiko Lee-Hotta
第6頸髄半切マウスにおける、Ia線維の神経活動抑制による痙縮軽減および脊髄神経回路の可塑的変化について
通过抑制第六颈脊髓半切小鼠 Ia 纤维的神经活动来减少脊髓神经回路的痉挛和塑性变化
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[花﨑拓人, 李佐知子]
通讯作者:
李佐知子