ケトン体はうつ病、PTSDの新たな治療となりうるか
ケトン体はうつ病、PTSDの新たな治療となりうるか
批准号:
19K17089
负责人:
山梨 豪彦
金额:
$2.75万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-11-01 至 2024-03-31
中文摘要
βヒドロキシ酪酸(BHB)は体内で生成されるケトン体の一つで、抗炎症作用、抗酸化作用を有することが報告されている。研究代表者らはこれまでにうつ病モデルラットに対するBHBの投与が抗うつ作用、抗不安作用を有することを報告した。そこで、初年度終了までに、PTSDモデルラットにおけるBHBの症状緩和効果を検証した。Single Prolonged Stress(SPS)の暴露によりPTSDモデルラットを作成し、SPS暴露の2週後に不安行動を評価した。PTSDモデルラットにおいて、高架式十字迷路試験(EPM)でのopen arms での滞在時間及び侵入回数は減少した。一方、βヒドロキシ酪酸(BHB)を反復皮下投与されたPTSDモデルラットにおいては、open arms での滞在時間及び侵入回数は増加した。オープンフィールド試験を用いて評価したラットの自発的運動活性は、SPSによってもBHB投与によっても有意に変化しなかった。またPTSDモデルラットにおいては、非PTSDモデルラットと比べて血中のTNF-α、IL-1β濃度は有意に上昇していたが、2週間のBHBの反復投与によりTNF-αの上昇は抑制された。BHBの投与がPTSDモデル動物に対して抗不安を有し、それは全身性の抗炎症作用を介している可能性が示唆された。さらにこの成果を元に、BHBを用いた治療を臨床応用に近づけるため、中鎖脂肪酸油(MCT)の経消化管投与がPTSDモデルに対する抗不安効果を有するか検証する予定である。現在、ラットに対するMCTの経管投与によりBHBの血中濃度が上昇することを確認した。さらにMCTの経消化管投与により、うつ病モデル動物における抗うつ効果を検証している。こちらは慢性予測不能ストレスや社会的敗北ストレスを用いてうつ病モデル動物を作っているが、行動実験の結果が安定しないため試験を繰り返している。
英文摘要
βヒドロキシ酪酸(BHB)は体内で生成されるケトン体の一つで、抗炎症作用、抗酸化作用を有することが報告されている。研究代表者らはこれまでにうつ病モデルラットに対するBHBの投与が抗うつ作用、抗不安作用を有することを報告した。そこで、初年度終了までに、PTSDモデルラットにおけるBHBの症状緩和効果を検証した。Single Prolonged Stress(SPS)の暴露によりPTSDモデルラットを作成し、SPS暴露の2週後に不安行動を評価した。PTSDモデルラットにおいて、高架式十字迷路試験(EPM)でのopen arms での滞在時間及び侵入回数は減少した。一方、βヒドロキシ酪酸(BHB)を反復皮下投与されたPTSDモデルラットにおいては、open arms での滞在時間及び侵入回数は増加した。オープンフィールド試験を用いて評価したラットの自発的運動活性は、SPSによってもBHB投与によっても有意に変化しなかった。またPTSDモデルラットにおいては、非PTSDモデルラットと比べて血中のTNF-α、IL-1β濃度は有意に上昇していたが、2週間のBHBの反復投与によりTNF-αの上昇は抑制された。BHBの投与がPTSDモデル動物に対して抗不安を有し、それは全身性の抗炎症作用を介している可能性が示唆された。さらにこの成果を元に、BHBを用いた治療を臨床応用に近づけるため、中鎖脂肪酸油(MCT)の経消化管投与がPTSDモデルに対する抗不安効果を有するか検証する予定である。現在、ラットに対するMCTの経管投与によりBHBの血中濃度が上昇することを確認した。さらにMCTの経消化管投与により、うつ病モデル動物における抗うつ効果を検証している。こちらは慢性予測不能ストレスや社会的敗北ストレスを用いてうつ病モデル動物を作っているが、行動実験の結果が安定しないため試験を繰り返している。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
BSEEGスコアを用いてせん妄モデル動物の評価系を確立する
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批准号:24K18739
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$3.0万
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财政年份:2024
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负责人:山梨 豪彦
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依托单位:
海外基金