中皮間葉転換を起点とする播種微小環境形成メカニズムの臓器横断的解明
中皮間葉転換を起点とする播種微小環境形成メカニズムの臓器横断的解明
批准号:
20K07380
负责人:
菊地 良直
金额:
$2.75万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
本年度は、播種巣の免疫抑制微小環境に焦点を当てて解析を進めた。大腸癌と胃癌のシングルセルシークエンス(SCS) 公開データを用いた解析では、いずれにもMMT誘導細胞を確認したが、播種巣の病理組織標本を用いた免疫組織化学的検討では大腸癌の67.6%、胃癌の20.5% にMMT 誘導を認めた。播種の部位別評価においても大腸癌で頻度が高い傾向がみられた。胃癌のSCS公開データには播種巣のデータが含まれており、このデータより播種巣の線維芽細胞を抽出した。播種巣の線維芽細胞にはcalretinin陽性細胞が多く、MMTにより動員されたCAFと推測された。播種巣のcalretinin陽性CAFと陰性CAFの遺伝子発現の違いを検討すると、calretinin陽性CAFはapCAFマーカーであるSLPI, CD74, HLA-DRAの発現が高く、myofibrobastの形質を示すmyCAFのマーカーであるPDGFRB, COL12A1,TAGLNなどの発現は低かった。続いて大腸癌播種巣の病理組織標本を用いて、MMT誘導播種巣でapCAFが多く存在し、これによって腫瘍免疫抑制的に作用する制御性T細胞(Treg)が誘導されているかを検討した。αSMAとapCAFのマーカーであるCD74を用いて免疫二重染色を行ったところ、MMTスコアが高い播種巣ほどαSMA/CD74が二重陽性となるapCAFが多く分布する傾向を認めた。これらの播種巣では、TregのマーカーであるFoxP3とCD4が二重陽性となるT細胞が分布していることを確認し、FoxP3陽性細胞を計測すると、MMTスコアが高いほどTregが多く分布していることが明らかとなった。また、apCAFの数とTregの数には正の相関を認めた。以上より播種巣のMMTにより免疫抑制微小環境が形成されている可能性が示唆された。
英文摘要
本年度は、播種巣の免疫抑制微小環境に焦点を当てて解析を進めた。大腸癌と胃癌のシングルセルシークエンス(SCS) 公開データを用いた解析では、いずれにもMMT誘導細胞を確認したが、播種巣の病理組織標本を用いた免疫組織化学的検討では大腸癌の67.6%、胃癌の20.5% にMMT 誘導を認めた。播種の部位別評価においても大腸癌で頻度が高い傾向がみられた。胃癌のSCS公開データには播種巣のデータが含まれており、このデータより播種巣の線維芽細胞を抽出した。播種巣の線維芽細胞にはcalretinin陽性細胞が多く、MMTにより動員されたCAFと推測された。播種巣のcalretinin陽性CAFと陰性CAFの遺伝子発現の違いを検討すると、calretinin陽性CAFはapCAFマーカーであるSLPI, CD74, HLA-DRAの発現が高く、myofibrobastの形質を示すmyCAFのマーカーであるPDGFRB, COL12A1,TAGLNなどの発現は低かった。続いて大腸癌播種巣の病理組織標本を用いて、MMT誘導播種巣でapCAFが多く存在し、これによって腫瘍免疫抑制的に作用する制御性T細胞(Treg)が誘導されているかを検討した。αSMAとapCAFのマーカーであるCD74を用いて免疫二重染色を行ったところ、MMTスコアが高い播種巣ほどαSMA/CD74が二重陽性となるapCAFが多く分布する傾向を認めた。これらの播種巣では、TregのマーカーであるFoxP3とCD4が二重陽性となるT細胞が分布していることを確認し、FoxP3陽性細胞を計測すると、MMTスコアが高いほどTregが多く分布していることが明らかとなった。また、apCAFの数とTregの数には正の相関を認めた。以上より播種巣のMMTにより免疫抑制微小環境が形成されている可能性が示唆された。
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胃癌におけるペリオスチン発現はリンパ管内皮細胞の増殖を誘導しリンパ節転移を促進する
胃癌中Periostin表达诱导淋巴管内皮细胞增殖并促进淋巴结转移
DOI:
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发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[中島 誠, 宇都宮與, 渡邉俊樹, 堀江 良一, 内丸 薫, 藤倉睦夫,菊地良直,河村大輔,渡部朱織,沼倉里枝,安井万里子,他]
通讯作者:
藤倉睦夫,菊地良直,河村大輔,渡部朱織,沼倉里枝,安井万里子,他
大腸癌と胃癌の播種巣および原発巣における中皮間葉転換の誘導
结直肠癌和胃癌播散性和原发性病变中间皮-间质转化的诱导
DOI:
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发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[渡部朱織, 菊地良直, 河村大輔]
通讯作者:
河村大輔
胃癌と大腸癌の原発巣および播種巣における中皮間葉転換の誘導
胃癌和结直肠癌原发性和播散性病变中间皮-间质转化的诱导
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[堀江 良一, 中島 誠, 渡邊 真理子, 中野 和民, 内丸 薫, 渡部朱織,菊地良直,藤倉睦夫,渡邉雅人,加藤雅弘,宇於崎宏]
通讯作者:
渡部朱織,菊地良直,藤倉睦夫,渡邉雅人,加藤雅弘,宇於崎宏
エピジェネティクスと病理 microRNAと腫瘍微小環境
表观遗传学和病理学 microRNA 和肿瘤微环境
DOI:
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发表时间:
2022
期刊:
病理と臨床
影响因子:
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作者:
[1.Yokoyama Y, Iioka H, Horii A and Kondo E., 内田 克典, 菊地良直,宇於崎宏]
通讯作者:
菊地良直,宇於崎宏
【エピジェネティクスと病理】microRNAと腫瘍微小環境
[表观遗传学与病理学] microRNA与肿瘤微环境
DOI:
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发表时间:
2022
期刊:
病理と臨床
影响因子:
--
作者:
[Wada N, Uojima H, Satoh T, Okina S, Iwasaki S, Shao X, Takiguchi H, Arase Y, Itokawa N, Atsukawa M, Miyazaki K, Hidaka H, Kako M, Kagawa T, Iwakiri K, Horie R, Suzuki T, Koizumi W., 菊地良直,宇於崎宏]
通讯作者:
菊地良直,宇於崎宏
胃癌での癌幹細胞ニッチ形成に関与するNotchシグナルネットワークの解析
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批准号:20890048
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)
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资助金额:$2.11万
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财政年份:2008
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负责人:菊地 良直
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依托单位:
海外基金