神経可塑性を用いた神経変性疾患の臨床的指標の確立

利用神经可塑性建立神经退行性疾病的临床指标

基本信息

批准号：
20K07866
负责人：
花島律子
金额：
$ 2.75万
依托单位：
Tottori University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2020
资助国家：
日本
起止时间：
2020-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

ヒトの非侵襲脳刺激による可塑性誘導の変化が、神経変性疾患における症状とどのように関係するか解明を行い、症状の客観的指標や予後の予測因子となるように今後臨床的に役立てることがきるか解明することを目的に、引き続き研究を行った。令和4年度は、可塑性誘導の変化と臨床症状の関係について、まずこれまでのパーキンソン病での研究を引き続き行い結果をまとめた。可塑性誘導は4連発磁気刺激法を用いた長期増強効果とした。その結果、パーキンソン病では、年齢を合致させた健常ボランティアと比較して、長期増強効果が減弱していることが明らかになった。この長期増強効果の障害は、レボドパ内服で回復するが、レボドパ内服のあるなしよりもパーキンソン症状の重症度に関与する部分が強いことが分かった。運動野における長期増強効果の程度は、パーキンソン病の運動症状、特に動作緩慢と強い関連があり、非運動症状とは関連が少なかった。また従来知られている、皮質内抑制など他の運動野興奮性の指標とも関連はなかった。この結果は、長期可塑性誘導の程度が客観的な症状の評価スケールとなり得ることを示すと共に、動作緩慢の発症機序を考察する上でも重要な結果であった。これらの結果を、論文にまとめ採択された。更に、進行性核上性麻痺においても同様に運動野の長期増強効果の誘導の変化を調べた。その結果、進行性核上性麻痺ではパーキンソン病と同様に、長期増強効果の誘導は障害されていることが分かった。長期増強効果誘導の程度は、進行性核上性麻痺においても動作緩慢と強い関連を示した。他の運動野興奮性指標との関連はみられなかった。これらの結果は、運動野の長期増強効果の誘導の神経変性疾患での意義を考察する上で、重要な結果であった。論文にまとめて投稿中である。

该研究继续研究人类非侵入性脑刺激引起的可塑性诱导的变化与神经退行性疾病的症状有关，并阐明将来它在临床上是否在临床上有用，以便成为症状和预后预测指标。在2022年，我们继续对帕金森氏病的研究截至迄今为止，有关可塑性诱导变化和临床症状之间的关系，并总结了结果。可塑性诱导是使用四序磁刺激方法的长期增强作用。结果表明，与具有适当年龄的健康志愿者相比，帕金森氏病的长期增强作用会减弱。这种长期增强的疾病通过口服左旋多巴解决了，但发现帕金森症症状严重程度的区域比口服左旋多巴更强。运动场中长期增强作用的程度与运动症状，尤其是慢动作，与非运动症状相关的程度密切相关。它也与常规已知的运动皮层兴奋性（例如心脏内抑制）无关。这些结果表明，长期可塑性诱导的程度可能是客观的症状评估量表，并且在考虑发展慢运动机制方面也很重要。这些结果被编译成纸张并被接受。此外，我们研究了进行性核上麻痹的运动皮层长期增强作用的诱导变化。结果，发现在进行性核上麻痹的诱导中，与帕金森氏病相似。长期增强效应的诱导程度与进行性上麻痹的慢运动密切相关。与其他运动皮层兴奋性指标没有关联。这些结果对于研究神经退行性疾病中运动皮层的长期增强作用的重要性很重要。目前正在论文中提交。

项目成果

期刊论文数量（37）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

Plasticity induction in the pre-supplementary motor area (pre-SMA) and SMA-proper differentially affects visuomotor sequence learning

前辅助运动区 (pre-SMA) 和 SMA 固有区域的可塑性感应对视觉运动序列学习有不同影响

DOI：
10.1016/j.brs.2019.08.001
发表时间：
2020
期刊：
Brain Stimulation
影响因子：
7.7
作者：
Shimizu Takahiro;Hanajima Ritsuko;Shirota Yuichiro;Tsutsumi Ryosuke;Tanaka Nobuyuki;Terao Yasuo;Hamada Masashi;Ugawa Yoshikazu
通讯作者：
Ugawa Yoshikazu

TMS-PET-MRIによるアルツハイマー病の病態解明

使用 TMS-PET-MRI 阐明阿尔茨海默病的病理学

DOI：
发表时间：
2022
期刊：
影响因子：
0
作者：
村上丈伸;石田学;花島律子;宇川義一
通讯作者：
宇川義一

反復経頭蓋磁気刺激を用いた進行性核上性麻痺における神経可塑性の検討

使用重复经颅磁刺激检查进行性核上性麻痹的神经可塑性

DOI：
发表时间：
2021
期刊：
影响因子：
0
作者：
大和田ゆい;太田健史;金子綾美;Islam Md Jahirul;竹内啓晃;本田誠，清水崇宏，守安正太郎，瀧川洋史，宇川義一，花島律子
通讯作者：
本田誠，清水崇宏，守安正太郎，瀧川洋史，宇川義一，花島律子

本態性振戦の臨床

临床特发性震颤

DOI：
发表时间：
2021
期刊：
影响因子：
0
作者：
山元麻里奈;胡　柳芳;永井隆之;清原寛章;花島律子
通讯作者：
花島律子

ミオクローヌスの病態生理

肌阵挛的病理生理学

DOI：
发表时间：
2021
期刊：
影响因子：
0
作者：
Takekiyo Takahiro;Yamada Natsuki;Amo Taku;Nakazawa Chikako T.;Asano Atushi;Ichimura Tohru;Kato Minoru;Yoshimura Yukihiro;花島律子
通讯作者：
花島律子