頭頸部扁平上皮癌におけるSOCS1新規遺伝子治療確立のための基礎研究
頭頸部扁平上皮癌におけるSOCS1新規遺伝子治療確立のための基礎研究
批准号:
20K09694
负责人:
小森 正博
金额:
$2.75万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
頭頸部扁平上皮癌では、STAT3の活性型(pSTAT3)強陽性例で予後が不良になる。また、放射線療法や化学療法にてpSTAT3の発現が増強されることも報告される。近年、STAT3の活性化を選択的に抑制できるSOCS1アデノウィルスベクター(AdSOCS1)が開発された。本研究では頭頸部癌に対するAdSOCS1の効果を検討している。頭頸部癌細胞株からAdSOCS1の増殖抑制作用があり、アデノウイルスベクター受容体が発現が確認できた中咽頭癌細胞株(Detroit562)と舌癌細胞株(SCC-9)を用いている。AdSOCS1がpSTAT3の発現を抑制し、G2/M期を抑制してアポトーシスを促進することを明らかにしていた。この1年間には、Detroit562とSCC-9をヌードマウスの背中皮下に注入して癌腫を作成した。腫瘍体積が100mm3になったところからAdSOCS1とAdLacZを腫瘍周囲に注入した。いずれの細胞株においても腫瘍の増大が抑制され、in vivoの実験系におけるAdSOCS1の有用性を示した。次に、AdSOCS1の細胞増殖抑制がアポトーシスと細胞周期の停止によることを明らかにしていたので、さらにそれらの細胞内シグナル伝達機序について検討した。AdSOCS1が両細胞株共にG2/M期を抑制したが、JAK inhibitor IはDetroit562株におけるG0/G1期を、SCC-9株におけるG2/M期を抑制した。また、AdSOCS1はpSTAT3とp-p44/42 MAPKの発現を抑制し、さらに抗アポトーシス蛋白のBcl-xLの発現を抑制した。一方、JAK inhibitor Iでは、Bcl-xLの発現を抑制されず、MEKinhibitorにてBcl-xLの発現が抑制されたのはSCC-9株のみであった。ここまでの結果を英文雑誌に掲載した。
英文摘要
頭頸部扁平上皮癌では、STAT3の活性型(pSTAT3)強陽性例で予後が不良になる。また、放射線療法や化学療法にてpSTAT3の発現が増強されることも報告される。近年、STAT3の活性化を選択的に抑制できるSOCS1アデノウィルスベクター(AdSOCS1)が開発された。本研究では頭頸部癌に対するAdSOCS1の効果を検討している。頭頸部癌細胞株からAdSOCS1の増殖抑制作用があり、アデノウイルスベクター受容体が発現が確認できた中咽頭癌細胞株(Detroit562)と舌癌細胞株(SCC-9)を用いている。AdSOCS1がpSTAT3の発現を抑制し、G2/M期を抑制してアポトーシスを促進することを明らかにしていた。この1年間には、Detroit562とSCC-9をヌードマウスの背中皮下に注入して癌腫を作成した。腫瘍体積が100mm3になったところからAdSOCS1とAdLacZを腫瘍周囲に注入した。いずれの細胞株においても腫瘍の増大が抑制され、in vivoの実験系におけるAdSOCS1の有用性を示した。次に、AdSOCS1の細胞増殖抑制がアポトーシスと細胞周期の停止によることを明らかにしていたので、さらにそれらの細胞内シグナル伝達機序について検討した。AdSOCS1が両細胞株共にG2/M期を抑制したが、JAK inhibitor IはDetroit562株におけるG0/G1期を、SCC-9株におけるG2/M期を抑制した。また、AdSOCS1はpSTAT3とp-p44/42 MAPKの発現を抑制し、さらに抗アポトーシス蛋白のBcl-xLの発現を抑制した。一方、JAK inhibitor Iでは、Bcl-xLの発現を抑制されず、MEKinhibitorにてBcl-xLの発現が抑制されたのはSCC-9株のみであった。ここまでの結果を英文雑誌に掲載した。
期刊论文(1)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
SOCS1 Gene Therapy for Head and Neck Cancers: An Experimental Study.
SOCS1 头颈癌基因治疗:一项实验研究。
DOI:
10.21873/anticanres.15823
发表时间:
2022
期刊:
Anticancer Res
影响因子:
2
作者:
[Kajiyama T, Serada S, Fujimoto M, Ohkawara T, Komori M, Hyodo M, Naka T.]
通讯作者:
Naka T.
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