接触性皮膚炎の原因となるサリチル酸が化粧品中へ混入する経路の解明
接触性皮膚炎の原因となるサリチル酸が化粧品中へ混入する経路の解明
批准号:
20K13816
负责人:
中村 暁彦
金额:
$2.41万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
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英文摘要
防腐剤として化粧品に配合されるサリチル酸は、非配合にもかかわらず化粧品から検出される場合がある。この原因は表示ミスを除いて、化粧品原料からのサリチル酸混入か、化粧品中におけるサリチル酸前駆体からの生成と考えられる。本研究では既に複数の化粧品原料からサリチル酸を検出しており、化粧品におけるサリチル酸検出の一因が原料からの混入であることを明らかにした。2022年度からは、サリチル酸の関連成分であるサリシンを検出した化粧品原料を用いて、化粧品中におけるサリチル酸の生成を検証している。サリシンはサリチル酸の前駆体であり、酸もしくはβ-グルコシダーゼによる加水分解で中間体のサリゲニンとなり、その後酸化され、サリチルアルデヒドを経てサリチル酸となることが知られている。本研究では、はじめに市販の化粧品についてβ-グルコシダーゼ活性の有無を調査した。その結果、化粧品に酵素活性は認められなかったため、当該化粧品中においてサリチル酸が生成されるのであれば、別の経路による可能性が高いことがわかった。次に、サリシンを含有する化粧品原料を市販の化粧品へ加えて添加試料とし、明所(1000ルクス・25℃)、暗所(遮光・25℃)及び冷暗所(遮光・4℃)で一定期間保存後、サリチル酸関連成分(サリシン、サリゲニン、サリチルアルデヒド、サリチル酸)の含量変化について調査した。また、サリシンは酸によりサリゲニン等へ変化する可能性があるため、リン酸で酸性とした添加試料も調製し同様に調査を行った。その結果、添加試料においてサリシンの顕著な減少や、サリゲニンやサリチルアルデヒド、サリチル酸の生成は現在のところ確認されていない。
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