日独の学校における教育機会と教育結果の保障を目指した習熟度別指導の比較研究
日独の学校における教育機会と教育結果の保障を目指した習熟度別指導の比較研究
批准号:
20K13915
负责人:
栗原 麗羅
金额:
$1.0万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2024-03-31
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英文摘要
当該年度の研究では、ケネス・ハウによる教育の平等や分配に関する議論に着目し、ドイツの分岐型学校制度において教育機会の「平等」の概念がどのように捉えられるのかを明らかにした。ハウは教育機会の平等に関する解釈を、形式論的、補償論的、参加論的解釈の三つに区分した。トラッキングを行う際には、人種やジェンダーのような道徳的に不適切な基準を用いないという「形式論的解釈」の前提を満たすことが求められている。しかし実際は、ドイツの分岐型学校制度において、生徒の能力ではなく社会的出自や移民背景を基準にした進路選別を行っている事例が存在する点に注意が必要である。教育制度でその人を不利な状況に置いている個々人の特性を補償することによって、望ましい教育歴の形成を助けることを目的としたのが「補償論的解釈」である。ただし、現体制の基準や慣行を適切なものとして受け入れるため、教育的な価値に関する議論を避ける傾向があり不適切な場合が多い。そこで、補償論的解釈の欠点を回避するものとして、ハウは「参加論的解釈」を提示する。どのような教育機会が実際に求めるに値するのかを決める際に、すべての集団の要求や関心、見解を含めるという要件を、教育機会の平等の原理に組み入れようとするのである。ドイツでは前期中等教育の進路決定権を学校側から保護者側に移譲する進路勧告制度改革が行われている。社会的出自が不利な立場にあるためギムナジウム進学が認められなかった生徒が、この改革によってギムナジウムに進学できるようになれば、ハウが提示した補償論的平等の実現に結びつくであろう。さらに、分岐型学校制度の学校種を統合した総合制学校の導入がドイツの一部の州で進められている。一人ひとりのアイデンティティを受け入れ、すべての生徒が自身にふさわしい教育機会を得ることが可能となれば、ハウが提示した参加論的平等が実現すると考えられる。
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Die Reform des Abiturs und der Matura - Aktuelle Entwicklungen in Deutschland und Österreich
毕业和成熟的改革 - 德国和奥地利的入学活动
DOI:
10.57301/deutschstudien.56.0_39
发表时间:
2022
期刊:
Deutschstudien
影响因子:
--
作者:
[木戸裕, 栗原麗羅, 伊藤実歩子]
通讯作者:
伊藤実歩子
ドイツとオーストリアにおける高大接続改革 ─アビトゥーアとマトゥーラをめぐる近年の動向
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DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
ドイツ研究
影响因子:
--
作者:
[木戸裕, 伊藤実歩子, 栗原麗羅]
通讯作者:
栗原麗羅
ドイツの学校制度とその課題ー教育機会・結果の平等・公平性に着目してー
德国学校制度及其挑战 - 关注教育机会和成果的平等和公平 -
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[木戸裕, 栗原麗羅, 伊藤実歩子, 酒井佑輔, 中野元太・矢守克也, Yangson Kim, 海老澤元宏監修, 栗原 麗羅]
通讯作者:
栗原 麗羅
ドイツの分岐型学校制度における教育機会の「平等」の概念分析
德国分权制学校教育机会“平等”的概念分析
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Yangson Kim, Inyoung Song, & Noboru Miyoshi, 中野元太, 栗原 麗羅]
通讯作者:
栗原 麗羅