腎疾患の犬と猫において腎臓の脂質代謝異常が尿中脂質プロファイルに与える影響
腎疾患の犬と猫において腎臓の脂質代謝異常が尿中脂質プロファイルに与える影響
批准号:
20K15679
负责人:
高島 諭
金额:
$2.66万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
点击翻译按钮获取中文摘要
英文摘要
慢性腎臓病に罹患した猫(CKD猫)と罹患していない猫(非CKD猫)の腎臓組織における脂肪滴の局在について、組織のホルマリン固定時に溶出した脂肪滴の痕跡である空胞を観察することで比較した。空胞は、糸球体領域にほとんど存在しなかったが、尿細管領域に多く存在し、その割合はCKD猫において非CKD猫よりも高い傾向を示した。次に、CKD猫と非CKD猫のそれぞれの腎臓組織について、含有する脂肪酸の種類と量を超高速液体クロマトグラフィー質量分析(UPLC-MS/MS)により網羅的に解析するとともに、脂肪酸代謝に関わる転写因子(PPARγ、PPARαおよびSREBP1)の発現量をリアルタイムRT-PCRにより定量した。猫の腎臓に含まれる脂肪酸種はC16:0、C16:1およびC18:0が多く、これらの含有量は総じてCKD猫のほうが非CKD猫より多い傾向を示した。CKD猫の腎臓におけるPPARαとPPARγの発現量は非CKD猫の腎臓と同等であったが、SREBP1の発現量は非CKDより多い傾向を示した。これらの結果から、CKD猫の腎臓ではSREBP1の発現が増加し、尿細管領域へのC16:0、C16:1およびC18:0などをはじめとする脂肪酸の蓄積が増える可能性が考えられた。また、腎臓病または健常の猫と犬それぞれにおいて、尿中に存在する脂肪酸種をUPLC-MS/MSにより網羅的に定量して比較した。腎臓病の猫や犬では、尿中の脂肪酸含量が健常な猫や犬に比べて多く、その傾向はC16:0、C16:1、C18:0およびC18:1といった脂肪酸種において顕著であった。以上のことから、腎臓病の猫では脂肪酸が腎臓の尿細管領域に蓄積し、尿への排泄も増加すると考えられ、腎臓病の犬でも同様である可能性が考えられた。
期刊论文(1)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
イヌの腎障害における尿中コレステロール濃度測定の有用性
测量尿胆固醇浓度在犬肾病中的效用
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[廣瀬弘太郎, 高島 諭, 小畠 結, 西飯直仁]
通讯作者:
西飯直仁