機械刺激受容によるマクロファージ機能制御とプリン作動性シグナルの役割の検討
機械刺激受容によるマクロファージ機能制御とプリン作動性シグナルの役割の検討
批准号:
20K16010
负责人:
伊藤 政明
金额:
$2.75万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
これまでに、マウス由来培養マクロファージ細胞(RAW264.7細胞)をシリコンチャンバーに播種して進展装置を用いて機械的刺激を負荷すると、細胞外ATP濃度が一過性にかつ進展強度に依存的に上昇し、IL-1β, IL-6, COX-2 およびmonocyte chemoattractant protein-1 (MCP-1)といった炎症性サイトカイン・ケモカインの遺伝子発現レベルを増加させた。さらに、ヌクレオチド分解酵素のApyrase処理により細胞外ヌクレオチドを消去しても、MCP-1の遺伝子の発現上昇は維持されることを明らかにしてきた。本年度は、マクロファージ細胞の進展刺激による炎症性サイトカイン・ケモカインの遺伝子発現の変化が、増加した細胞外ヌクレオチドに由来する応答であるかを検証した。着目したMCP-1の遺伝子発現は、ATPやADP刺激ではほとんど変化せず、UDP刺激で有意に増加した。マクロファージにはUDPをリガンドとするP2Y6受容体が高発現しており、この受容体は心筋ではリガンド非依存性に機械的刺激を受容する可能性が示唆されている。UDP直接刺激あるいは進展刺激によるMCP-1遺伝子発現およびタンパク質産生の上昇は、P2Y6受容体阻害剤の処理あるいはP2Y6受容体遺伝子をノックダウンすることにより有意に抑制された。また、マクロファージに発現している機械的刺激受容体PIEZO1の遺伝子をノックダウンした場合も進展刺激によるMCP-1遺伝子の発現上昇は抑制された。さらに細胞内のシグナル分子の変化について解析したところ、UDP直接刺激あるいは進展刺激によりERK(extracellular signal-regulated kinase)のリン酸化の亢進が認められ、ERK上流のMEKに対する阻害剤の処理によりこれらの刺激によるMCP-1発現上昇は抑制された。以上のことからマクロファージ細胞の進展刺激により、P2Y6受容体が活性化され、細胞内ではERKの活性化を介してMCP-1の発現が亢進する可能性が示唆された。
英文摘要
これまでに、マウス由来培養マクロファージ細胞(RAW264.7細胞)をシリコンチャンバーに播種して進展装置を用いて機械的刺激を負荷すると、細胞外ATP濃度が一過性にかつ進展強度に依存的に上昇し、IL-1β, IL-6, COX-2 およびmonocyte chemoattractant protein-1 (MCP-1)といった炎症性サイトカイン・ケモカインの遺伝子発現レベルを増加させた。さらに、ヌクレオチド分解酵素のApyrase処理により細胞外ヌクレオチドを消去しても、MCP-1の遺伝子の発現上昇は維持されることを明らかにしてきた。本年度は、マクロファージ細胞の進展刺激による炎症性サイトカイン・ケモカインの遺伝子発現の変化が、増加した細胞外ヌクレオチドに由来する応答であるかを検証した。着目したMCP-1の遺伝子発現は、ATPやADP刺激ではほとんど変化せず、UDP刺激で有意に増加した。マクロファージにはUDPをリガンドとするP2Y6受容体が高発現しており、この受容体は心筋ではリガンド非依存性に機械的刺激を受容する可能性が示唆されている。UDP直接刺激あるいは進展刺激によるMCP-1遺伝子発現およびタンパク質産生の上昇は、P2Y6受容体阻害剤の処理あるいはP2Y6受容体遺伝子をノックダウンすることにより有意に抑制された。また、マクロファージに発現している機械的刺激受容体PIEZO1の遺伝子をノックダウンした場合も進展刺激によるMCP-1遺伝子の発現上昇は抑制された。さらに細胞内のシグナル分子の変化について解析したところ、UDP直接刺激あるいは進展刺激によりERK(extracellular signal-regulated kinase)のリン酸化の亢進が認められ、ERK上流のMEKに対する阻害剤の処理によりこれらの刺激によるMCP-1発現上昇は抑制された。以上のことからマクロファージ細胞の進展刺激により、P2Y6受容体が活性化され、細胞内ではERKの活性化を介してMCP-1の発現が亢進する可能性が示唆された。
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炎症病態モデルマウスにおける腸間膜動脈の血管機能解
小鼠炎症病理模型肠系膜动脉血管功能分析
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[尾高椋介, 濵口正悟, 行方衣由紀, 田中光, 秋吉玲未乃,伊藤政明,吉田一貴,松岡功]
通讯作者:
秋吉玲未乃,伊藤政明,吉田一貴,松岡功
ヒト神経膠芽腫A172細胞におけるATPによるインターロイキン6産生亢進作用の解析
人胶质母细胞瘤 A172 细胞中 ATP 诱导白细胞介素 6 产生增强的分析
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[青木楓佳, 伊藤政明, 吉田一貴, 松岡功]
通讯作者:
松岡功
P2X4 receptor signaling potentiate Mas-relate G protein-coupled receptor B2-induced mast cell degranulation
P2X4 受体信号传导增强 Mas 相关 G 蛋白偶联受体 B2 诱导的肥大细胞脱颗粒
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[粕谷香, 竹澤唯, 中川左理, 西本哲郎, 石井良平, 江頭佐都美, 橋野陽子, 岡本禎晃, 大場憲一,島田紘明,橋本凌汰,川瀬篤史,岩城正宏, Kazuki Yoshida,Kousuke Obayashi,Syouta Tanihara,Yuuki Miyashita,Masa-aki Ito,Isao Matsuoka,]
通讯作者:
Kazuki Yoshida,Kousuke Obayashi,Syouta Tanihara,Yuuki Miyashita,Masa-aki Ito,Isao Matsuoka,
DOI:
10.4049/jimmunol.1900954
发表时间:
2020-06-15
期刊:
JOURNAL OF IMMUNOLOGY
影响因子:
4.4
作者:
[Yoshida, Kazuki, Ito, Masa-aki, Matsuoka, Isao]
通讯作者:
Matsuoka, Isao
Regulation by purinergic signal of glucose-induced insulin secretion from iGL insulinoma cells.
嘌呤能信号对 iGL 胰岛素瘤细胞葡萄糖诱导的胰岛素分泌的调节。
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[道永 昌太郎, 粟根 宙生, 稲月 直樹, 江嵜 愛永, 大西 一也, 清水かほり, 水口 博之, 小山 豊, 菱沼 滋, Masa-aki Ito,Chinatsu Machida,Kazuki Yoshida,Isao Matsuoka]
通讯作者:
Masa-aki Ito,Chinatsu Machida,Kazuki Yoshida,Isao Matsuoka
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