難治性リンパ浮腫の発症におけるTRPチャネルの関与とその分子機構
難治性リンパ浮腫の発症におけるTRPチャネルの関与とその分子機構
批准号:
20K18415
负责人:
上野 一樹
金额:
$2.66万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
TRPV1は、皮膚に発現が認められており、痛みや化学物質のセンサーとしてだけでなく、炎症誘導と抗炎症作用の双方に影響を有すると推察されている。リンパ浮腫のメカニズムとして慢性炎症が着目されており、予備実験として、TRPV1と皮膚創傷治癒過程における炎症の関連性について検討した。実験には、Trpv1遺伝子欠損(KO)マウスと野生型(WT)マウスを用いた。それぞれの背部皮膚に直径5.0mmの円形の全層皮膚欠損創を作製した。皮膚欠損創作成後(POD: post-operative days; 0、2、4、7、10、14)、肉眼的観察、組織学的解析から治癒過程を評価した。POD7と10の時点では、KOマウスは皮膚欠損の範囲が広域であった。POD7におけるKOマウスの再上皮化は、WTマウスに比べ遅延していることがHE染色で観察された。炎症期に動員され一般的に漸減するとされる好中球数は、WTマウスにおいてはPOD4からPOD7にかけて減少を認めたものの、Trpv1 KOマウスでは減少が観察されなかった。マクロファージ数は明らかな差を認めなかった。H3Citで標識されたNETs(Neutrophil Extracellular Traps)形成は、POD4およびPOD7の両方で、WTマウスと比較してTrpv1 KOマウスで増加した。以上の結果より、TRPV1チャネルは、好中球性の炎症反応を制御する、マウス皮膚創傷治癒に重要なTRPチャネルである可能性が示唆された。また、治療効果などの判定を可能とする優れた慢性リンパ浮腫モデルが求められていることから、慢性的な浮腫形成モデルを樹立し,術部に対する可視的な解析を経時的に可能とする実験系を開発することとした。マウスの尾に対して皮膚欠損を作成し、欠損部に透明なシリコンシートを挿入することで、慢性的な浮腫形成を再現する事が初めて可能となった。
英文摘要
TRPV1は、皮膚に発現が認められており、痛みや化学物質のセンサーとしてだけでなく、炎症誘導と抗炎症作用の双方に影響を有すると推察されている。リンパ浮腫のメカニズムとして慢性炎症が着目されており、予備実験として、TRPV1と皮膚創傷治癒過程における炎症の関連性について検討した。実験には、Trpv1遺伝子欠損(KO)マウスと野生型(WT)マウスを用いた。それぞれの背部皮膚に直径5.0mmの円形の全層皮膚欠損創を作製した。皮膚欠損創作成後(POD: post-operative days; 0、2、4、7、10、14)、肉眼的観察、組織学的解析から治癒過程を評価した。POD7と10の時点では、KOマウスは皮膚欠損の範囲が広域であった。POD7におけるKOマウスの再上皮化は、WTマウスに比べ遅延していることがHE染色で観察された。炎症期に動員され一般的に漸減するとされる好中球数は、WTマウスにおいてはPOD4からPOD7にかけて減少を認めたものの、Trpv1 KOマウスでは減少が観察されなかった。マクロファージ数は明らかな差を認めなかった。H3Citで標識されたNETs(Neutrophil Extracellular Traps)形成は、POD4およびPOD7の両方で、WTマウスと比較してTrpv1 KOマウスで増加した。以上の結果より、TRPV1チャネルは、好中球性の炎症反応を制御する、マウス皮膚創傷治癒に重要なTRPチャネルである可能性が示唆された。また、治療効果などの判定を可能とする優れた慢性リンパ浮腫モデルが求められていることから、慢性的な浮腫形成モデルを樹立し,術部に対する可視的な解析を経時的に可能とする実験系を開発することとした。マウスの尾に対して皮膚欠損を作成し、欠損部に透明なシリコンシートを挿入することで、慢性的な浮腫形成を再現する事が初めて可能となった。
期刊论文(4)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Trpv1欠損マウスにおける皮膚の創傷治癒遅延
Trpv1 缺陷小鼠皮肤伤口愈合延迟
DOI:
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发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[上野一樹, 山田源, 久米川真治, 朝村真一]
通讯作者:
朝村真一
TRPV-1欠損マウスにおける創傷治癒遅延とその役割
TRPV-1 缺陷小鼠的伤口愈合延迟及其作用
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[上野一樹, 山田源, 久米川真治, 朝村真一]
通讯作者:
朝村真一
大振幅な分子振動の高精度実空間イメージング
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批准号:18J21311
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.79万
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财政年份:2018
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负责人:上野 一樹
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依托单位:
全天探査広視野MeVガンマ線カメラの開発及び気球実験による天体観測
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批准号:07J01178
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.79万
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财政年份:2007
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负责人:上野 一樹
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依托单位: