陳旧性顔面神経麻痺に対する咬筋を用いた多方向収縮ベクトルを持つ筋移行術の開発
陳旧性顔面神経麻痺に対する咬筋を用いた多方向収縮ベクトルを持つ筋移行術の開発
批准号:
20K18428
负责人:
原 茂
金额:
$2.41万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
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英文摘要
陳旧性顔面神経麻痺の動的再建において、側頭筋移行術は汎用されており、一定の成果が報告されている。口唇周囲への咬筋移行術は術野と同じ部位に咬筋が 存在するため、手術侵襲が少なく有用な方法であるが「笑いの再建」には筋の収縮ベクトルを意識した効果的な咬筋移動が必要であり、術式に工夫の余地がある。本研究では、咬筋の栄養血管および運動神経支配を三次元形態解析することで、咬筋を用いて安定した血行を持ち、かつ筋の多方向収縮ベクトルを持つ有効な移行術式を確立するための知見を提供することを目的とし、自然な「笑いの再建」に貢献することを目指している。 2020年度は、ヒト外眼筋を用いて、透明化標本と神経染色 (Sihler 染色)のプロトコールを作成した。手順通りに透明化及びシラー染色を行い、筋体内を走行する神経が染色されることを確認した。この後、組織の透明化を行うことで末梢まで神経の走行を確認した。また、筋体の一部は電子顕微鏡試料に供し、神経筋接合部を走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて観察することを試みたが、試料の観察表面に神経筋接合部を確認することができなかった。電子顕微鏡試料については、試料採取法に改善の余地があった。 2021-2022年度には、ヒトの咬筋(頬骨付き)を用いて咬筋全体の透明化を試みた。しかし、試料のボリュームが非常に大きかったため、試料の透明化が不十分で神経の走行が十分に描出できなかった。試料への浸透性の良い薬剤の組み合わせを検討した結果、別の手法を採用して再度咬筋全体の透明化を行った。本年度は、神経の描出手法を改良し、咬筋1側をn=1として、n=10まで試料の解析を進める予定である。
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