野生型マウス顎下腺上皮細胞株を用いた唾液腺組織再構成と分泌機能評価システムの構築
野生型マウス顎下腺上皮細胞株を用いた唾液腺組織再構成と分泌機能評価システムの構築
批准号:
20K18569
负责人:
池浦 一裕
金额:
$2.75万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
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英文摘要
加齢や放射線治療による唾液腺機能低下に伴う口腔乾燥症は患者の生活の質を著しく低下させる。そのため失われた唾液腺組織再生を試みる研究は多数報告されており、これらの研究ではヒト・ラットなどから樹立した唾液腺細胞株を用いているが、それらは腫瘍細胞由来・遺伝子改変動物由来であり、マウスにおける自然発生的な細胞株の報告はない。また唾液腺細胞を初代培養の表現型を保ちながら長期間培養することは困難とされ、現在までごく短期間の培養報告があるのみである。そこで本研究では唾液腺組織再生に有用な細胞源の確保と特性解析、さらに腺組織分泌機能評価が可能なシステム構築を行うことを目的とする。接着培養系では導管上皮基底細胞と同様の表現型を呈する細胞が得られたが、これらは低カルシウム、無血清、コレラトキシン、0.1%ゼラチンコートを用いた培養を行い分化を抑制した結果得られた細胞群である。そのためカルシウムや血清を用いた刺激を加えることで分化型細胞の特性を知ることが可能であると予想された。また三次元培養法を用いることで腺組織の再構築が可能ではないかと考えられた。そこで以下の2項目の検討を行った。(1)血清、カルシウム濃度勾配による刺激を加えることで筋上皮細胞誘導の可能性を検討した。その結果、1mMカルシウムおよび5%血清、さらに5ng/mlのTGF-β1添加による刺激を加えることで筋上皮細胞マーカーであるα-SMA陽性細胞が得られることが確認できたが、安定供給が可能な培地の検討が引き続きの検証課題である。(2)コラーゲンゲルを用いた三次元培養法により腺房構造の誘導を検討した。その結果、三次元培養を用いた細胞塊(Salivary Sphere)および管腔構造細胞塊(Cyst)の作製に成功した。腺組織分泌機能評価のアッセイ系確立に向けた細胞塊の作成と評価方法の検証が引き続きの課題である。
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