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内田百閒文学の幻想性の萌芽に関する研究―写生文から幻想小説への転向をめぐって

内田百閒文学の幻想性の萌芽に関する研究―写生文から幻想小説への転向をめぐって
内田百近文学中奇幻的出现研究——论从写生到奇幻小说的转变
批准号:
20K21963
负责人:
吉川 望
金额:
$0.92万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-09-11 至 2024-03-31

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项目成果

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本研究では、内田百閒の習作期における写生文から幻想小説への展開について、その要因・経緯を象徴主義文学、特にメーテルリンクの受容という観点から明らかにし、百閒文学の幻想性の萌芽のありようを把握することを目指している。当該年度は、百閒が明治42年12月に『六高校友会会誌』に発表したメーテルリンク作品の翻訳「夜気」についての研究に着手した。百閒の最初の幻想小説とみることができるのは明治43年3月に『六高校友会会誌』に掲載された「烏」という短篇である。それ以前には、写生文小説「老猫」(明治41年)、「昼顔物語」(明治42年)を同誌に発表している。つまり百閒は、その写生文小説から幻想小説への移行期に、メーテルリンク作品の翻訳を行っており、この翻訳が幻想小説執筆に何らかの影響を与えたことが推測される。よってまずは、どのような経緯でメーテルリンク作品に触れたのか、その翻訳にはどのような特徴がみられるのかについて確認することにした。その上で、翻訳「夜気」と幻想小説「烏」の比較分析を行うことを目指した。はじめに百閒が翻訳に用いた作品の原典と底本の特定を進めた。その過程で、同時代の和訳との比較を行った。そしてその報告を日本キリスト教文学会中部支部にて「内田百閒におけるメーテルリンク文学の摂取」として行った。百閒の翻訳は、“L’Intruse”(1890)のドイツ語訳“Der Eindringling ”からの重訳であること、当時の日本におけるメーテルリンク受容に照らすと初期の象徴的色彩の濃い作品を選んでいる点が注目できること、さらにその翻訳においてはいくつか目立った意訳があることなどが明らかになった。
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会议论文
内田百閒におけるメーテルリンク文学の摂取
内田百观对梅特林克文学的吸收
DOI: --
发表时间: 2022
期刊:
影响因子: --
作者: [小関正博, Frederick Raal, Daniel Gaudet, 藤井直彦, 川尻剛照, 大坪義彦, 柳光司, Shazia Ali, Poulabi Banerjee, Kuo-Chen Chan, Nagwa Khilla, Robert Pordy, Yi Zhang, 斯波真理子, 吉川望]
通讯作者: 吉川望
習作期における内田百閒の文学意識――「俳諧派文学研究」検討(一)
内田百子求学期间的文学意识:“俳海文学研究”研究(上)
DOI: --
发表时间: 2022
期刊: 日本文藝研究
影响因子: --
作者: [岡田健志, 小関正博, 西田誠, 尾松卓, 田中克尚, 乾洋勉, 冠野昂太郎, 嵯峨礼美, 大濱透, 山下静也, 坂田泰史, Kaori Yunoki-Oie, IGARASHI Mai, 重松恵梨, 吉川望]
通讯作者: 吉川望
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